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いきなり人間が化け物になり始めたので、生き延びるためにあれこれ奮闘しようと思います  作者: よぎそーと
1章1節 選ばれても導かれてもいない、ただ逃げて集まっただけの者達

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6回目 化け物との本格的な初戦闘

 勝手に拝借した自動車での移動中。

 途中で何匹かの化け物と遭遇する。

 生身の時は可能な限り避けていたのだが。

 自動車に乗った今はそうではない。



 相手がどれくらいの脅威なのか。

 それを確かめるのもあって、車で遠慮無く突進していく。

 これで倒れるなら良し。

 強さの上限が見えてくる。

 もしそうでないならば。

 今後、あらゆる形で遭遇を避けていく事にする。



 それをはかる為の衝突である。

 遠慮なんかしなかった。

 家から出てきた化け物に向かって突進していく。

(動かなくなったらどうしよう)

 我が身の事も含めて、それが心配だった。



 化け物もそんなタクマに向かってくる。

 動くものに向かってくる本能でもあるのだろうか。

 それとも、競り勝つ自信があるのか。

 何を考えてるのか分からないが、そこに恐れや怯えはない。

 そんな化け物にタクマは、アクセルを踏み込みながら突進していく。



 速度計は時速70キロを示そうとしていた。

 間違っても住宅地で出して良い速度ではない。

 そんな速度でぶつかるのだ。

 何百キロという重さの金属の塊が。

 人間であればひとたまりもないだろう。



 それは化け物も同じだった。

(大丈夫かな)

 もしかしたら、車の突進を止めるかもしれない。

 それだけの力があるかもしれない。

 そう思っていたのだが。

 さすがにそこまでの力は無かったようだ。



 ぶつかった瞬間に化け物は凄まじい衝撃を受けて飛ばされる。

 勢い余ってボンネットにのりあげ、天井を転がって後方に滑り落ちていく。

 そのまま倒れ伏して悶絶している。

 それで分かる。

 化け物は人間よりは強い。

 だが、さすがに自動車よりは弱いようだと。



 バックミラーにうつる倒れた化け物。

 それを見て安心した。

 強力ではあるが、倒せないほどではないと。

 襲われても、抵抗は出来そうだと。

(接近戦は勘弁してほしいけど)

 面と向かって戦うのは避けたいが。



 車を出て、そんな化け物に向かっていく。

 倒れた化け物は、タクマに気を向ける事も出来ない。

 痛みが酷いのだろう。

 そんな化け物に接近し、タクマは手にした手斧で頭を砕いた。



 なんとか倒しはした。

 しかし、まだ生きている。

 時間をかければ回復するかもしれない。

 そうなったら面倒だ。

 何せ、問答無用で人を襲う連中である。

 放置するわけにはいかなかった。



(少しでも減らしておくか)

 世界でどれくらいの人間が化け物になってるか分からない。

 だが、生かしておいたら脅威になるのは間違いない。

 ほんの少しでも減らしておかねば、後々面倒になる。



 そのつもりで手斧を打ち込んでいった。

 もう片方の手に持った鉈も。

 二刀流で繰り出す分厚い刃を化け物に叩き込む。

 分厚い刃が頭にめり込んでいく。。

 薪を切る時よりは抵抗が大きい。

 だが、人間の力でどうにかならない程では無い。



(これなら)

 最悪、戦闘になってもどうにかなりそうだった。

 素手ならともかく、得物があれば渡り合える可能性がある。

 ただ、力は人間よりも強そうではある

 掴まれないように気をつけておく必要はあるだろう。



 ついでに、胴体や手足にも打ち込んでいく。

 そのあたりにも攻撃が通じるのか確かめるために。

 そちらも問題が無いのを確かめる。

 そうしてるうちに化け物が事切れていく。

 それはありがたいが、だからこそ怖さも感じた。



(人なら……とっくに死んでるだろ)

 頭が砕かれてるのだ。

 長く保つわけがない。

 しかし、そんな状態で化け物はまだ息が合った。

 まともに動くことは出来ないようだったが。

 その生命力の高さは脅威である。



 その生命力の高さが既に尋常では無い。

 こんなのがいきなりあらわれた事に脅威を感じる。

 更にこれが普通の生き物で無い証明がその次に起こる。

 完全に息が絶えたその瞬間。

 体が霧状になって消えていったのだ。



「…………嘘だろ」

 さすがにこれは想像もしてなかった。

 倒したと思った瞬間に消えていくなんて。

 元は人間だったはずである。

 それがなんで消えていくのか?



 疑問を残しつつも、化け物が消えていくのを見る。

 ついでに、撮影もしていく。

 ネットにあげる為に。

 こんな事も何かの役に立つかもしれないと考えて。



 そうして化け物が消えていく。

 後に何も残さず…………というわけでもない。

 完全に消えたところで撮影を終える。

 そのままネットにあげ、ひとまずその場を去ろうとした。

 が、その時にそれが目についた。

 化け物が消えたあとに、小さな玉が残っていた。



「なんだこれ?」

 そう思いながら手にとる。

 その瞬間、頭の中に様々な情報が浮かびあがってきた。

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おまえら、教えやがれ
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  ↓
http://rnowhj2anwpq4wa.seesaa.net/article/479725667.html

『ピクシブのブースを使ってるので、その事を伝えておかねば』
http://rnowhj2anwpq4wa.seesaa.net/article/477601321.html

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