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いきなり人間が化け物になり始めたので、生き延びるためにあれこれ奮闘しようと思います  作者: よぎそーと
1章2節

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42/47

42回目 不気味な見た目が弱点でもあった

 タクマは一人、巨人へと向かっていく。

 他の者達逃げろと言いながら。

 それを見て、他の者達も足を止める。

「おい!」

「何やってんだ?!」

 驚き慌てる声がそこかしこから上がる。



 耳にそんな声が入ってくるが、気にしてる場合ではない。

 目の前にいる巨人に向かって、タクマは走っていく。

 能力は強化しながら。

 今もってる玉のほとんどを使って。



 拾い集めた玉はかなりの物になってる。

 それらを使って、自身の能力を高めていく。

 化け物相手の鉄則だ。

 勝てる条件を揃えておかねば、自分が死ぬ。





<< 御津来タクマ >>



基本霊力 35


体力 35 +1100

健康 35 +1100

反射 35 +1100

作成 35 +600


直観 35 +1600

思慮 35 +1000

共感 35 +1000

意思 35 +1000



<< 御津来タクマ >>





 化け物を確実に倒すために必要な能力を確保していく。

 今までにないほど玉を消耗するが、気にしてられない。

 対抗できるだけの力がなければ自分が負ける。

 負ければ死ぬしかない。



 タクマにそんなつもりはない。

 やるからには勝つ。

 勝たねばならない。

 命がかかっていればなおさら。

 負けて花実が咲くなんてこれっぽっちも思ってない。

「生きてて────なんぼだろ!」



 叫びながら巨人に突進する。

 図体だけでなく、反射神経の良い巨人ですらも避けられないほどの速さで。

 巨人は接近するタクマに合わせて足を振る。

 蹴り飛ばそうとしたのだろう。

 だが、その足にタクマは飛び移る。



 着地の瞬間に、両手の鉈と手斧で浮かんでる顔を二つたたき切った。

 効果があるとは思わなかったが、行きがけの駄賃である。

 少しでも苦しんでくれればそれで良かった。

「ぎゃあああああああああ!」

「ひぎゃああああああああ!」

 悲鳴が今は心地よい。

 一矢報いてやった気になる。



 それが本当に効果があると分かったのは次の瞬間。

 発動し続けてる気力による探知で分かった。

 化け物の力が減少していた。





<< 顔面だらけの巨人 >>



基本霊力 1000 → 995


体力 1500 → 1492

健康 1000 →  995

反射 1000 →  995

作成  500 →  497


直観 1500 → 1492

思慮  500 →  497

共感  500 →  497

意思 1500 → 1492



<< 顔面だらけの巨人 >>





 減ってると言っても小さなものだ。

 だが、確実に巨人は弱体化した。

「なるほど……」

 つまり、表面に浮かんでる顔面。

 これが弱点なのだろう。

 そうと分かれば話は早い。



 飛び乗った巨人の足。

 それを駆け上がりながら手当たり次第に顔面を叩き潰していく。

 一撃で破壊されていく顔面。

 それと同時に巨人の能力も低下していく。



 一つを潰すと、他のものも苦悶を浮かべる。

 泣き叫んでいく。

 それが鬱陶しいが、それではっきりした。

 やはり浮かんだ顔が弱点なのだろうと。

 だったら、ためらう事もない。



 ほぼ垂直の巨人の胴体を駆け上がる。

 駆け上がりながら手当たり次第に顔面を潰す。

 巨人の巨体をたたき切る事は難しい。

 だが、表面に浮かんでるものなら話は違う。

 強化したタクマの能力をもってすれば造作も無くやっていける。



 右足から駆け上がり、腹から胸へ。

 その間にあったいくつかの顔面を破壊した。

 顔面だけではなく、巨人も苦悶に体をよじっていく。

 駆け上がるタクマをはたき落とそうと手を伸ばしてくる。

 その手にタクマは飛び移り、今度は腕を伝って進んでいく。

 これも、途中にある顔面をたたき切りながら。

 足で踏み潰しながら。



 そのまま頭まで一気に駆けていく。

 高さは20メートル。

 近くにある校舎の屋上を見下ろす高さだ。

 その高さでタクマは化け物と対峙する。



 顔面だらけの巨人。

 その頭も顔面だらけだった。

 目や耳、鼻に口といったものはない。

 丸い頭部の表面にたくさんの顔が張り付いている。

 その顔が怒りと恐怖にゆがみながらタクマをにらむ。

 それを無視して、タクマは手当たり次第に顔面を破壊していった。





<< 顔面だらけの巨人 >>



基本霊力  995 → 846


体力 1492 → 1272

健康  995 →  846

反射  995 →  846

作成  497 →  423


直観 1492 → 1272

思慮  497 →  423

共感  497 →  423

意思 1492 → 1272



<< 顔面だらけの巨人 >>





 大幅に巨人が弱っていく。

 だが、まだまだ生きている。

 確実に仕留めるまで、動きを止めるわけにはいかなかった。

今日はここまで

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おまえら、教えやがれ
  ↓
  ↓
http://rnowhj2anwpq4wa.seesaa.net/article/479725667.html

『ピクシブのブースを使ってるので、その事を伝えておかねば』
http://rnowhj2anwpq4wa.seesaa.net/article/477601321.html

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