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いきなり人間が化け物になり始めたので、生き延びるためにあれこれ奮闘しようと思います  作者: よぎそーと
1章2節

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38回目 化け物は参戦して仲間を倒す、味方は参戦してくれるかどうか分からないし、強く求めるわけにもいかない

「とりあえず」

 迫る化け物を倒し続ける。

 玉を大量消費していく事でそれを成し遂げる。

 それにより化け物は確実に倒していけた。

「上手くいったか?」



 一番最初に飛び出し、化け物の集中を集める。

 それにより化け物の動きをある程度制御する。

 目論見はとりあえず上手くいってるようだった。

 この場に集まった化け物は、タクマに向かってきているのだから。



 それを見てタクマは次の指示を出していく。

「包囲を狭めていってくれ」

 電話越しにそれを聞いた者達が前進を始める。

 化け物に気づかれないように。



 包囲網が狭まり、穴が埋まっていく。

 それでも、化け物を取り囲むには人数が少なすぎるのだが。

 だが、ほんのわずかだが、包囲網は狭まった。

 その分だけ、化け物への圧力になる。



(そうなってくれるといいけど)

 自分で出した指示だが、そう簡単にはいかない。

 そう分かっていても、これで少しは上手くいく可能性が上がった。

 そう信じていたかった。



 今のところは思惑通りに進んではいる。

 化け物はタクマに向かって集まってきている。

 取り逃す可能性は減っている。

 それはそれで処理が大変になっていく。

 だが、化け物を取り逃がす可能性は減った。

 それが今はありがたい。



 ここに集まってる化け物。

 そのままでいるのも困るが、もっと困るのが逃げ出す事だ。

 生き残りがいれば、それが脅威になる。

 たった一匹でも、それがどこから来るかを警戒せねばならない。

 無駄に手間がかかってしまう。



 だから、ここで一気に殲滅したかった。

 一網打尽はさすがに無理であってもだ。

 一匹でも多く倒し、後の脅威を少しでも減らす。

 タクマはそれを求めていた。



 かなり無茶を言ってるとは思う。

 だが、集めた人手を使えば不可能ではないとも考えている。

 全員が最大の能力で化け物を倒し続けていけば。

 あとは、他の者が行動してくれるかどうかだ。



 こうなると求められるのは度胸になる。

 頭では上手くいくと分かっていても。

 気持ちが追いつかない事もある。

 ある意味、根性論とも言える。

 ただ、無意味な精神論ではない。



 成功する、勝てるという算段を付けたうえでの精神論だ。

 人間、どうしても気持ちが行動を左右する場面がある。

 あらゆる条件をととのえても、やる気が無ければどうにもならない事もある。

 気持ちに頼ってはいけないのだろうが、気持ちが無ければどうにもならない。



 その気持ちを動かすためにも、ある程度有利な条件を揃えねばならない。

 それが作戦である。

 武器や弾薬、食料に燃料。

 それらを運用する計画と作戦。

 そういった様々なものを用意して、参加する者達の気持ちを動かす。

 これなら上手くいくだろうと。



 精神論が求められるのはそれからになる。

 それをタクマは出来るだけ集めたつもりだった。

 とはいえ、完璧では無い。

 なにせ、状況にあわせて急造したものだ。

 玉による能力強化を使って考えたが、どうしても抜けや漏れはある。

 なにせ、必要なものが全て足りないのだ。



 これで他の者に動いてくれというのは無理がある。

 何人かは二の足を踏むだろう。

 それもやむを得ないと思ってはいた。

 だから、最悪の状況に陥らなければそれで良いと考えてもいた。



(あんまり頼りたくもないし)

 そもそもとして、タクマは精神論が嫌いだった。

 根性とかいうものに反吐が出る。

 そんなものが必要というのが既に間違ってるとも。



 そんなもので成功や勝利が得られわけがない。

 行き着く先は、心身共に疲弊しての自滅である。

 敗北ですらない。



 敗北とは、戦った結果だ。

 だが、精神論や根性は敗北にすら至らない。

 戦う前に疲弊して自滅するからだ。

 つまりは壮大な無駄という事になる。



 戦う前に、戦う事前の準備段階で人を潰していく。

 限界を超えて人を動かし、そして消耗し消滅していく。

 必要な人員を揃えねばならないのにも関わらず。

 やってるのは、人員の無駄な損耗でしかない。

 それも敵にやられるのではない。

 味方の愚劣さによって殺されるのだ。

 無意味を通り越した愚行だ。

 表現する言葉すら無い。



 その愚行をある程度強いてるのだ。

 他の者が望み通り動く事を期待は出来なかった。

 ただ、勝ち目はある。

 全員が伝えた通りに玉を使えば。

 そうすれば、ここにいる化け物の殲滅も可能だろう。



(そうなってくれるといいけど)

 信用してないわけではない。

 だが、思い通りにいくとも思ってない。

 最終的にどうするかは一人一人の判断だ。

 それをタクマがどうにか出来るわけもない。

(動いてくれるといいけど)

 そう願うのがせいぜいである。

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おまえら、教えやがれ
  ↓
  ↓
http://rnowhj2anwpq4wa.seesaa.net/article/479725667.html

『ピクシブのブースを使ってるので、その事を伝えておかねば』
http://rnowhj2anwpq4wa.seesaa.net/article/477601321.html

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