表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/72

勇者達の旅路 一

二話、四話、八話の幕間です。

「うわ……やばいな本当に……。凄い経歴ばっかりだ」


「ばいーん!ばいーん!」


「これのリーダーが僕ってマジ?魔王討伐以前の問題だな……」


「あ、眠い」


「ちょっとヴィネ。寝るなら自分の部屋で寝なよ。部屋二つ借りてるんだから」


「えー部屋取る時も思ったけど別に二人で寝ればよくなーい?」


「そうやって何回僕をベッドから蹴っ飛ばしたと思ってるんだ!気がついたら床に居るのって怖いんだぞ!」


「だいじょーぶだいじょーぶ。壁側に寝れば……」


「何度も蹴られ続けるじゃないかそれ。ほら、お金の無駄だから……」


「……」


「寝てるし……僕があっちに行くか。はあ、あの二人大丈夫かなあ。殺人鬼が勇者ってどういう事だよ……」





「うっ……」


「どうかしました?アラストリアさん」


「いや、これが……」


「ああ、ニンジン。苦手なんですか?」


「そのようです。久しぶりに食べましたが、ちょっと……」


「じゃ、私が残り貰うねー」


「ヴィネは好き嫌いが無くて羨ましいよ。ある意味一番欲しい才能かも」


「あなたも、何か嫌いな物が?」


「あー僕は牛乳がどうしても。何で皆はアレをゴクゴク飲めるか分かんないです」


「……成程」


「だからちっさいんだよね」


「ああん!?」





「あ、あの。あの人も勇者なのであっちに行ってみてはどうでしょう」


「えー、あのお兄ちゃんみたいなの見せてもらえないのー?」


「私のはちょっと見せにくいんです。だからあっちに……」


「分かったー、じゃーねーキレイな勇者様!」


「……ふう。こういう時はどう対処すれば……」


「ねーおねーさんもモンスターを退治した勇者なんでしょ?何か見せてー」


「ん?あー、私は基本後ろで見てただけなんだけど……まーいいや。もっと美味しいもん持ってきたら見せてあげてもいいよ」


「分かった!持ってくる!」


「おー行けージャリ共ー。貢げ貢げ」


「……ヴィネよりアラストリアさんの方がまともに見えるんだけど」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ