⑴『FIREのBLACK狂い』・・・終わらない朝の缶コーヒーを飲む習慣狂い
⑴『FIREのBLACK狂い』
・・・終わらない朝の缶コーヒーを飲む習慣狂い
㈠
毎朝、缶コーヒーを飲んでいる。人々は、目覚めのための、或いは覚醒のための、朝のコーヒーと言う現象に、狂っている。そう言った狂いを持たない人も居るが、自分は、毎朝の缶コーヒーに狂っている。その缶コーヒーのメーカーと名称は、FIREのBLACKである。焙煎香り立つ、クリアな味わい、と、缶には記されている。
㈡
初めの頃、と言っても、もうかなり以前のことになるが、何か自分に合ってるな、と思いながら、朝の缶コーヒーを飲む習慣は始まった。明確な意思など、無かった狂いなのである。しかし、今は、朝、缶コーヒーを飲まなかったら、恐らく空を飛ぶくらい、とは言い過ぎにしても、軽く歩道をジャンプするくらい、狂いだすだろう。
㈢
これは、どう言う作用だろう。缶コーヒーに狂っているのに、飲まないともっと狂うと言う異常事態を避けるためには、やはり、缶コーヒーを、しかも、FIREのBLACKを飲み続けなければならないという事だ。この習慣は、自分の運命を決定付けた。そのくらい、狂いに狂って、はい、狂ってますね、的なことを言われたら、一言も言い返せないくらいの、狂いである。後戻りの出来ない、狂いなのである。