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陽だまりのセプテット  作者: ÷90
第1章 邂逅

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第13話 ポップコーンキング


 これから行く綾姉こと佐々木(ささき)綾香(あやか)の家は前住んでた俺の実家の隣りだった。


 久し振りに見る元我が家は表札がカラフルなものに変わり玄関や庭も綺麗な花で彩られていた。

 住む人が変われば家の雰囲気もこんなに変わるもんなんだな。


「何ボーとしてんのよ、入らないの? ハハーン、やっぱり緊張してるのね? フフ」


 ガチャ。

「あのうウチに何か御用ですか?」

庭の世話をするのであろうジョウロを持った住人と出会(でくわ)してしまった。


「あ、すいません、お花綺麗だったんで見惚れてました。隣りの家に用事あったんで失礼します」


 焦った、まさか出てくるとは。元の自分の家から他人が出てくるのは複雑な気持ちで、ここでの家族で過ごした時間が終わったんだと改めて感じた。

やっぱ寂しいもんだな。


〈もう、俺達の家じゃないんだな〉

「何か言った?」

「いや、何も」

「お花に見惚れてたって言ったわよね、アンタが? フフフ、ただ家を間違っただけでしょ」

「言ってろ、さあ皆の者準備はいいか? 突撃じゃ!」

「突撃するの?」

「き、緊張しますう!」


 ピンポーン、ピンポーン

「出ないわね、留守かしら?」

「いや、この感じ居るな、アイツも陰キャだから出たがらないんだよ」

「え? 大丈夫なの? その人……」

俺は庭に回り2階の綾姉の部屋の下に来た。


「おーい! ポップコーン鼻水女! 鼻の穴にポップコーン詰められたくなければ顔出さんかい!」

「な、何言ってんの響介!?」

「お、お兄ちゃん、叫んじゃダメですよー!」


 ガラ!

「なんじゃとコラ! おととい来やがれ!」


「危ない!」


 俺は危険を察知し咄嗟に2人の前に身を(てい)した。

バシャ!

「キャー! 響介?」

綾姉は窓からバケツの水をぶち撒けやがった。

絵の具で染まった水をだ。


「お、お前ら濡れなかったか」

「う、うん、響介が庇ってくれたから」

「ココも大丈夫だよ、ありがとう、お兄ちゃん」

「お前ら不法侵入で逮捕だ! 警察に通報してやる!」


「あれで陰キャ? ヤバい事になってない?」

「ああ、アクティブな陰キャだ、攻撃力高いから気をつけろ」

「陰キャとは……」


「綾姉! 久しぶり、相変わらず引き篭もってんな!」

「お前なんぞ知らん!! ん、綾姉だと? 貴様、名を名乗れ!」

「我こそはポップコーンキング! 無礼なヤツめ、我をもてなせい!」

バシャ! ピシャン!

またぶっ掛けやがった、窓も閉められたか。


「手強いな……」

「てか、普通に挨拶出来なかったの?」

「……」


 ガチャ。

玄関のドアが開いた。

「お前の中身は響介か?」

「そうだよ」

「本体は? まさかポップコーンキングの体を乗っ取ったのか?」


 綾姉は周りをキョロキョロ見回し手招きした。

〈早く入れ!〉

「なぜ小声なの?」

「さっきの話し信じたんだろ」

「ウソでしょ?」

「お兄ちゃん、あの人大丈夫なのですか?」

「た、多分……」


 俺達は綾姉の部屋に案内された、どうやら他の家族は留守らしい。

 綾姉は相変わらず見た目を気にしないらしい、黒く短い髪はボサボサで跳ねまくり、絵の具まみれのスウェットのまま、平気で俺達を家に入れる所なんてあの頃のままだ。

「わー、素敵な絵がいっぱい!」

殆ど風景画だがその出来栄えは素人でもわかる程卓越していた。


《ヘッタクソだなー、綾姉センスないなー!》

《黙れクソボンズ! 好きで描いてんだからいいんだよ!》

《他の事すりゃいいじゃん、綾姉でも多少センスのある物見つかるかもよ、シシ》

《好きだから下手でも足掻(あが)いてんだよ。好きだから足掻(あが)ける力が湧くんだよ!》


 そんな綾姉が今やプロか、夢叶ったな。

「で、お前は本当に響介か? ならば私の体のホクロ、全部わかるだろ、言ってみろ!」

何言ってんのコイツ!? 俺の回想シーンが台無しじゃんか!

ギュー!

「どうゆう事?」

「イタタタタタ、花音、(つね)るなよ!」

綾姉、冗談が過ぎるぞ!


「知らんわ、そんなもん!」

「正解だ!」

「はあー?」(一堂の声)

「これを良い事に私の豊満なボディを(もてあそ)んでいたのならばお前は死んでいただろう」


〈何なのよこの人! 響介、帰ろうよ!〉

ココも震えてる。

「大丈夫だよ花音、ココちゃん、あの人あれで通常運転だから‥‥‥」

「これで!?」(2人の叫び声)


「久しいなポップコーンキングもとい響介、引っ越すなら一言あっても良かったのではないか? 隣りの家に知らんヤツがいて驚ろいたぞ、不審者かと思って警察呼んだら、お前達が引越していた事が判明したんだ、ちと悲しかったぞ?」


〈えっ、あの家アナタの前住んでた家だったの? だから立ち止まってたんだ〉

〈ああ、ちょっと懐かしくてね〉

「ところで貴様の変わり様は何事だ? まるで別人だな」


 俺は家族と離れ栞さんと出会ってからの事を全て話した。

〈そこまで話して大丈夫なの? この人〉

〈ああ、なんだかんだで不安定な俺を支えてくれた人だよ〉

「響介、そんな事があったとは」

泣いてる、この人は変だけど情が深いんだよな。

「それでポップコーンキングに? グスン」

はい?


〈響介、やっぱりダメじゃんこの人! そもそもポップコーンキングって何よ!?〉

「いやあ、昔、綾姉と遊んでた時に、どっちが鼻の穴に沢山ポップコーン入れられるか勝負してさ」

「ロクな事しないわね」

「勝ったらキングの称号を得られるんだよ」

「ハァ、くだらない」


「始まってすぐ綾姉が耐え切れずくしゃみしたら、鼻の穴から出たポップコーンが鼻水にぶら下がってさ」

「そんな事あったな、よく覚えてたな響介、アハハハ!」

「あんなの忘れらんないよ、ポップコーンデカいから結局1個しか入んないのにさ、アハハハ!」


〈この人が響介をアホにした張本人ね、ココ〉

〈お兄ちゃんがアホだとは思わないけど、たまにする悪ふざけは確かにこの方の影響かと思われます〉


「ところで今日は何用だ? 女子(おなご)を2人も従えて挨拶だけだとは言うまい」

「ああ、この子、ココちゃんって言うんだけど絵を描いててさ、綾姉にご教授願えないかと思って」

「ほほう、絵描きじゃと」


 ギラリ!

「ヒ、ヒィ!」

〈ちょっとアンタ大丈夫なの? ココ怯えてるじゃない〉

〈大丈夫、絵に対しては何よりも真剣だから〉

「ココちゃん、持ってきた絵見てもらったら?」

「は、はい、わ、わ、わかりました! よ、よろよろしくお願いしましゅ!」


「フン! どれどれ」

何だ謎の緊張感が……。

「ココ、貴様はなぜ絵を描いている!」

「ヒィ!」

「綾姉、そんな言い方ないだろ!」

「響介、素人は黙っていろ!」

「なぜだココ」

「す、好きだからです!!」

ゴクリ、大丈夫か?

「そうか、好きか」


 まさかのアンサーミス!?

「うん、貴様は絵描きに最も必要な才能を持っているようだ、好きという気持ちがよく伝わる絵だな」

「わあ、わあ! ありがとうございます!」

「ただな……」

「えっ?」

「ちと臆病になり過ぎだな、それが貴様の個性を抑えつけてしまっている」

「あ、ああ」

「わかっているようだな自分でも。だが案ずるな儂が鍛えてやろう」

「え? ほ、ほんとですか! ありがとうございます!!」


「ふう、一安心だな、どうなるかと思ったよ、流石に絵に関しては真面目だな」

「貴様にも教えたが結局真面目にやらなんだ」

「俺には絵の才能がないんだよ」

「音楽は別だがな」

「はは、ギターの事かい? 母さんにバレてからやってないからもう弾けないな、それにあの時処分したんだろ? 確か綾姉に渡したはず」


「貴様の母親は過保護だったからな、あの事件の後からは特に酷くなったな。それからだろ、ちょくちょく儂のとこにおまえが逃げてきては何故か儂が怒られてたのう」


「事件?」

「綾姉!」

「おおう、失敬、失言だったわ。お詫びの品だ受け取れい」


 綾姉はおもむろにクローゼットを開けるとギターケースを取り出した。


「ほら、持って行きな」

「なんで、捨てたんじゃ……」

「儂もアーティストの端くれ、魂の籠った道具を捨てられる訳がなかろう」


 ケースを開けるとワインレッドのSGが入っていた。あのフォルムに惹かれて買ったんだよな。綾姉がギターのボディに書いた俺のサインも残ってるや、サインっていうかほぼ普通に読める漢字だけどな。ピックにも全部書かれたんだよな。


「ハハ、ありがとう、綾姉。懐かしいな色々思い出すよ」

「そうだろ? また弾いてみるがいい、音色とともに思い出す事もあろう」

「お姉さん、なんか詩人みたいな表現ね」

「綾姉、弾かなくても思い出す事もあるが?」

「ほう」

「何、何? 聞きたい、聞きたい!」

「度胸付けとか言ってさ、無理矢理路上ライブさせられた事があるんだよ」

「へ?」

「そ、そんな事あったかの?」


「エレキの生音だけでやるヤツなんていねーんだよ! しかも大声で宣伝して人集めるだけ集めていなくなるわ、緊張して声出ねーし、アンプねーから演奏聞こえねーって、罵声浴びせられるわでヒデー目にあった思い出を今真っ先に思い出したわ!」


「そ、それは酷過ぎるわ、流石、アクティブな陰キャね」

「貴様、捏造(ねつぞう)はよろしくないぞ、まさかポップコーンキングに記憶を改ざんされおったか」

「ほざけー!」


 俺は綾姉の後ろに回りヘッドロックをぶちかました。

「な、何をする、貴様ー!」

「花音、ポップコーンをよこせ!」

「は、はい!」

「な、な、何をする気じゃー! クソ、(ほど)けん!」

 貴様は軟弱だったはず、これがポップコーンキングの力か!?」

「黙れ!」


 俺は綾姉の鼻の穴と口に思いっ切りポップコーンを詰めてやった。

「ゴブホブォ! ブェー! こ、殺す気か!」

「ようやくあの時の仕返しが出来たわ!」

「お兄ちゃん、怖いよ……」

「響介、流石にやり過ぎよ」


「フフ、強くなって儂も嬉しいぞ?」

「どの口が言うー!」

「もう、やめなさい! 響介!」

 2人に止められ2度目は未遂に終わった。


「ずびばぜんでじだー!」

ポップコーンの攻撃で涙目になり、鼻水を垂らしながら遂に綾姉は謝罪した。


 勝った! 今正にリベンジを成し遂げたのだ!

「顔洗ってくる……」

うっ、こんな弱々しい綾姉を見ると少し心が痛むな、チョットやり過ぎたか?

ブッ!

「クッサー!!」

「油断したな! イタチの最後っ屁じゃ!」

「こんのクソヤロー!」

「やめなさいってば、響介!」

「離せ、花音! アイツを生かしておくのは世の為にならん!」

「ダメよ!もう、あなた達いい加減して!」

「やーい、怒られたー!」

「お前もだよ、綾香!」


 止める花音達を、無理矢理振り解く訳にもいかず、まんまと逃してしまった。

「もう、この後どう終息させるのよ!」

「ふん、永き戦いが今始まったのだ」

ギュー!

「イタタタタタ、ごめんなさい!」


「綾香さんが戻ったら、ちゃんと謝るのよ」

「何で俺が!? イタタタタタ、わかりました、わかりました! 謝りますとも!」

「今日何しに来たのか忘れないでね」

「はい……」


 コンコン。

はい? なぜ自分の部屋に入るのにノックする?

まだ何か企んでるのか。

「これはこの街で1番のケーキ屋トルデリのケーキである。これを献上するかわりに此度(こたび)はこれで休戦としようじゃないか」

「どうしようか?」

「やめなさい!!」

「は、はい」


 何とか花音のお陰で関係も修復し、しばし俺達の昔話しで盛り上がった。


「それはそうと、そちらのギャルは友達かい?」

「そっか、紹介まだだったか、同じシェアハウスに住んでる……」

「彼女の桐島花音と申します、綾香お姉様、以後お見知り置き下さい」

て、おい、丁寧で行儀いいな!


「違うからな! 花音冗談はやめろ!」

「本気ならいいの?」

「え、あ、や、あの……」

「なーんてね! お姉さんお手洗いお借りしたいんだけど、何処かしら?」

「階段降りたら右にある、すぐわかるぞ」

「じゃ、お借りしまーす」

「ココも行きます!」

 


======


「フゥー、緊張しましたー、まさか乱闘騒ぎになるなんて、花音ちゃんが居てくれて良かったです」

「ホントあの2人お子様なんだから。でも良かったわねココ、教えてもらえる事になって。変な人だけどね」

「フフ、個性豊かな人です」

「あ、ココ先にどうぞ、友達に連絡するの忘れてた」


———


 あちゃあ、携帯部屋に忘れてきちゃった、取りに戻らないと。


「響介、ホントの所はどうなのさ、あの子と」

えっ? 何の話?

「あの子って花音の事か?」

 え、ウソ、アタシの事? これは気になる! 盗み聞きしちゃう!?


「付き合ってるのか?」

「いや、花音が俺をからかって遊んでるだけさ」

「ふーん、半分はそうだろうな」

「半分?」

「もう半分はまんざらでも無いと言う事さ」

「ハハ、まさか!」

「あの子は止め時な」

!?


「何言ってんだよ、そんなんじゃないって」

「あの子は色々遊んでる子だよ、それこそ人に言えない事だってやってるかもしれない」


 あーあ、またか……大体アタシは良くは見られない、見た目からして遊んでるって見られるのが大方。まあそんな扱い慣れてるけど、響介の前で言わないでよね、確かに色んな遊びはしたけどクスリやウリとかはしてないんだけどな。それに響介なんてからかってるだけだし、付き合おうなんて思ってないし……。


「だったら何だよ!」

えっ!?

「人に言えないような事してたら皆んな悪い人なのか? 何か理由があるかも知れねーじゃん!」


「響介、落ち着きな、ただ儂はあの子はアンタには合わないって思ったから」

「綾姉はアイツのいいトコわかんのかよ、悪いトコしか見えないのか、俺はアイツのいいトコ10個以上言えんぞ!」

「響介……」

「玄関じゃ、ちゃんと靴揃えるし、家事も手伝うし、

綺麗好きだし、ああ見えてすごい気配りができるんだよ。口悪いとこあるけど誰かに何かあったら真っ先に何かしようとするし、俺が変わったのだってアイツが言い出した事何だよ」


「わかった、わかった儂が悪かった、すまん!」

「わかってないよ! 分かりにくいけどホントは優しくて、いい奴なんだよ……人に言えない事何てやってない」


 何よ、何でアンタがそんなに怒るのよ。

アタシ何かの為に、アタシはアンタが思ってる様な人間何かじゃないのに……。


「花音ちゃん、どうしたの? うずくまっちゃって、具合悪いの?」

「あ、ココ、戻ってきたのね、アタシ、トイレ行って来るね」

(花音ちゃん、泣いてた?)



———



「んじゃ、帰るわ。たまにココ連れてくるから頼むな!」

「綾香さん、今後ともよろしくお願いします」

「ココよ宿題だ、次来るまでに1番好きなものを描いてこい」

「は、はい!」

「さあ、バス停まで歩こう」



———



「ひゃ! 何よ響介!? いきなり女の子のオデコ触る? はい、500円!」

「金取んのかよ、胸ならいくらだ?」

「アンタの命でも足りない位よ……」

「お兄ちゃん、ふざけ過ぎ! 謝って!」

「さーせん、何か元気なかったから熱でもあんのかと思ってさ、あと冗談過ぎました。何か気に触る事でもあった?」

ほんと、よく見てるんだから。


「大丈夫よ、これからアンソレイユでアンタの部屋から下手なギター聞こえてくるのかと思ったら、チョット憂鬱になっただけよ」

「なんだよ聞いた事ないクセに」

「せいぜい頑張ってアタシへのラブソング作ることね、シシ」

「言ってろよ」

盗み聞きだけどあんな事言われた後じゃ、まともに顔見れないじゃない。急にオデコ触ってくるんだもんビックリしたわよ、それに事件って何の事なの?



======



「ただいまー!」

「あら、お帰りなさい、どうだったの?」

「えっとー、コメントに困るわね」

「個性の強い人でお兄ちゃんと喧嘩して大変でした。花音ちゃんがいてくれてホントに良かったです」


「あらあら何やってたのかしら? 響ちゃん」

「ホントよ!」

「め、面目ない」

「でも絵がとっても上手だったよ、これから教えてくれるって!」

「そう、良かったわね。それじゃあ、お夕飯の用意するから、ココ手伝って」



======



「ココ、約束は守れたかしら?」

「うん、大丈夫だよ、ママ。色々気になったけど我慢したよ。でもどうして言っちゃダメだったの?」

「ゴメンね、ココ。今はまだ言えないの」


「あのね、ママ、綾香さんのウチでトルデリのケーキご馳走になったんだよ、久し振りに食べたなー、美味しかった。」

「そう、良かったわね。ココは小さい時から、あのお店のケーキ大好きだったものね」


 少しずつ、また少しずつ近づいていく……


《栞、手を差し伸べる事が、必ずしも助ける事に繋がるわけじゃないんだよ》


  そうよね、慶太郎、だから私は見守るの

  あの子達が答えを見つけるその時まで……


   私はどんな答えでも受けとめるわ


  

 



















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