0話 ヤバめの契約…?
あげなすです。(1、注意事項 2、ご挨拶)
先に注意事項から…
・今はまだないですが軽いグロ描写がこの先でます。
仲間も亡くなったりします。
・序盤は平和です。段々バトル描写が増えます。
次にご挨拶(*´˘`*)♡
完全趣味で小説を投稿してみました。
小説を書くのも初めてなので、矛盾する箇所があったり、ストーリーがつまらなかったりしますが生暖かい目で見守ってください(*^^*)
「瑚春。勉強しないの?」
世話上手な俺の友達、橋田 梓。今はアズサの家で勉強中。
「ごめん…。なんだか集中できなくって……。」
「もぉ。んー…じゃ!勉強一旦しゅーりょー!少しだけ寝よ!」
ボフンッ!
アズサは俺をベッドへ突き飛ばした。普通の男女であれば茶化されるような光景だが、俺達は幼馴染ということもあり普通なのだ。
アズサの心地よい声を聞いているとなんだか眠く…
はっ。今は16時。ちょうど1時間眠ってしまっていたようだ。
「アズサ…?」
アズサはすよすよと寝息を立てて眠っている。
が、手元を見ると握られた手の中に何かが光っている。
「…?なんだこれ…。」
アズサの手元に触れると光は僕を包んだ。
眩しくて思わず眩んだ目を擦って開けると、
「俺の…家……?」
時計の針は3を指している。その割には妙に暗い。
コツコツコツコツコツ…………………。
足音?
「誰だ!!!!」
「どうも」
「本当に誰だ!」
後ろを振り返ると、不思議な笑みを浮かべた狐顔の、女物の着物を着た青年が立っていた。
「ワタクシ、ツカサと申します。あなたに、能力の提供にまいりました。」
「能力……?」
「はい。今は能力の体験中でございます。
あなたは他人の幻想を操る能力に選ばれました。」
ツカサはにこりと笑いかける。それから、手帳のようなものを取り出してそれに目を落とす。
「幻想。まぁいわゆる人の夢ですね。
あなたは私と契約を結べば人の夢への出入りが可能となります。そこで、夢の中で夢の主…夢を見ている人の願いを叶えることができれば、報酬が貰えます。これは人を幸せにするためのもの。いわば救世主です!契約者様は救世主と呼ばれます。」
俺は、契約したら救世主になれるのか!?
しかも夢…。人の夢に出入りできるなんて……!!!
不安な部分はちらほらあるが、人の夢に出入りできるなんてとても面白そうだ…!!
いや、待てよ…?
「いま契約って言った?」
「?はい。契約を結んであなたから命の欠片を預からせていただきます。そして、あなたは任務を達成して報酬をもらう。簡単でしょう?」
「命の欠片?」
「はい。契約担当のツカサが責任をもってお預かりします。命の欠片を壊すと命を落としてしまいます…。ですが、逆を言えば命の欠片を保存できれば、永遠の命を得ることができます。怪我だって…直ります。」
そういうと、ツカサは懐から淡い紫色の命の欠片たるものと、カッターナイフを取り出した。
「これ、ワタクシのです。」
どんな宝石よりも美しいと感じてしまうぐらいの妙な魅力を感じるその宝石をツカサは優しい手つきで撫でた。
命の欠片を机に置くと、置いた方の腕を僕にみせて、素早い手つきで
手首を切った。血の量が半端ない。ツカサは一瞬顔をしかめたがすぐ冷静な顔に戻り、手からふわりと輝いたオーラを出した。
命の欠片はツカサの手の上でふわりと浮いている。
しかし、さっきまで美しかった命の欠片は少しにごって、傷がついている。
「はっ…」
ツカサが力を込めた矢先、命の欠片は先程の美しさを取り戻した。
ふとツカサの腕に目をやると大きな腕の傷が治っていた。
「…まぁ、こんな感じです。なりますか?あなたも…救世主に。」
…これは、きっと夢なのだろう。夢ならば何をやったっていい。なら、ならば!!!
「はい。契約を……結ばせてください。」
続く。
読んでいただきありがとうございます(*^^*)
ストーリーの方はどうでしたか?
4話あたりを過ぎると一気に登場人物が増え賑やかになると思います!
かなりの長編になりそうなので良ければ最終回までお付き合いお願いします(❀╹◡╹)