表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第一章

私は遥か20数年前、バブル期の前走時代に、夜の世界に浸かっていました。そこは男の知らない女の世界です..........

「いらっしゃいませ..」

「只今のお時間5000円でハウスボトル飲み放題となっております」

「ご指名御座いますか?」

「いない......あ、1番指名少ない子指名するよ」

「はい…かしこまりました」

「あとさVIPルール空いてる?」

「1時間8000円ですが、、」

「じゃあそれ....」

「はいかしこまりました」


店内は薄暗いがなかなかデザインチックで落ち着く雰囲気だ。

VIPルームに座ると同時に指名した女が席に来て

「いらっしゃいませ..」沙耶です,よろしくお願いしますと横に座った。

何?これが一番指名されない女か?

かなりレベル高いな‥?

でも当たり前の普通の女すぎる・・・・・

「君この店で一番指名少ないの?」

「エェ...そう見えますか?」

「そうは見えないなだから聞いてみたんだよ」

「あたしはナンバーワンよ‥だってVIPなお客様に、いくらなんでも失礼でしょ〜」

「やっぱり.....ふざけるな‥責任者呼べよ」

少し大きな声で女に怒鳴ってやると

「女はびびった様子で、はい今呼んできます.....」と部屋を駆け足で出て行った。


すると1人の黒服が現れた

「何かございましたか」

「あなたが責任者?」

「はい店長の益子です」

「あのね店長ね‥入口でさっき一番指名されない子を指名すると言ったんだけど、一番指名されている子が来たんだよ」

「それは申し訳有りませんすぐにご指名通りさせて頂きます」


そして地味で笑顔が薄い女が席についた

「すみませんでした,かおりです何を飲まれますか?」

「水割りで.....」

この女か......さすがにいいな.....ダイヤモンドだ,少し手を加えれば最高に輝く素材だ。「頂いてもいいですか?」

「ああどうぞ、ついでにフルーツ盛り合わせも.....」

「はい‥」

「お仕事なにをされているんですか?」

そんなのどうでもいいじゃん,ここ何時まで?

「12時です、でもお客さんがいれば1時位まで平気です」

あと3時間か.....終わったらめし食べにどう?

何か好きなもの食べに行こう?

「本当ですか?初めて指名して貰ったのに、嬉しいです」

よし....あと3時間呑むぞ。

メニュー見せてもらえる。

「はい」かおりはインターホンで

「メニュー下さい」と言う。

さっきの店長がメニューを持って入って来た。

「ドンペリ1本入れて,グラス2つ」

かしこまりました。

かおりは少し戸惑っている。

ドンペリ1本30万だからまぁ無理もない。

「乾杯.....」

「ウマイ」

「オイシいですね」

「けっこう飲めるの?」

「ハイお酒大好きです」

「あ,もうないよもう1本」

店長が心配になったのか、途中経過をかおりに渡した。

「今これぐらいですけど......」

「あぁいいよ‥」でもさかおりちゃんは3時間指名するからな。

他のお客さんは断ってくれ。


『ありがとうございます、そうさせて頂きますね』

それから二人でドンペリを5本空けた。


ラストオ−ダ−になりますが・・・・

『どうしますか?』

『御あいそして・・・・』

『領収書はどうされますか?』

『いらない・・・・』

『はい、チェツクして』


店長が伝票を、かおりにそっと渡した。

かおりはそれを見て、目を大きく開き男の前に置いた。


1,945,000円・・・・・・

男は財布からブラックカ−ドを取り出し、淡々と支払った。


『じゃあ車で待っているから・・・・』

『車・・・・?』


『運転手がちゃんといるから安心してよ、さすがに飲酒運転はしなよ』


かおりは入店1ヶ月で、一夜にしてNO1の座に躍り出た。



この男はいったい何者なのか? 誰がかおりを知り男に教えたたのか?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ