表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: 春月桜
PR
7/7

第7話

ついにきました最終話!!!

みなさん、気に入っていただけるとすごくうれしいです。


 最終話



 私はまひしてうあごかない足をなでた。


「何で、動いてくれないの?」


 私はまひして動かない、情けない足に聞いてみた。


 当然足は何も言わない。


 あたりまえ。


 足がしゃべるなんて聞いたこともない。


 あるわけがない。


 けど、私はそのときだけしゃべってほしいと心から願った。


 あるわけないのに。


「私は救われないのよね。結局は何も、生きてる価値なんて私にはないのよ。」


 私は自分勝手にずっと言った。


 言い聞かせるようにずっとこの言葉を繰り返した。


 なにも、ない病室。


 真っ黒なテレビ。


 涙でいっぱいの目。


 苦しくなる心。


 この言葉を繰り返すたび胸が締め付けられて苦しくなる。


 私は悪いことなんかしてないよ?何で私をこんなにしたの?神様って、意地悪だね。


 私をこんなにするなんて。


 不公平だよ。


 私は心の中でも、こんなことを考えていた。


 結局、神様なんていないんだ。


 私は運が悪いんだ。


 だれも、助けられないこの病気、奇跡でもおきないかぎり私は助からないんだ。


「誰か、助けて…」


 私は再び泣き始めてしまった。


 私は一時間ぐらい泣いていた。


 ガラッ


 十分ぐらいして、病室のドアが開いた。


 看護士さんが入ってきた。


「注射をしにきました。」


 看護士さんはいつもの看護士さんだった。


「はい。腕まくろうね。」


 看護士さんはいつもやさしい。


 顔が美人で、スタイルよくて、いかにも看護士さんで、いつも、私の注射を担当している。


 男は一気にホレちゃいそうな性格って感じ。


 でも、それは表の顔で、裏は絶対違う。


「はい、終わりました。」


 看護士さんは顔を笑顔に変えて綺麗にみがかれた白い歯を見せる。


「ありがとうございました。」


 私はまくったパジャマのそでを直しながら言った。


「いいえ。」


 ガラガラガラ…


 ピシャッ。


 看護士さんは人事のように病室を出て行った。


 あの笑顔だって、人事。


 結局自分の担当だから。


 私は全部考えることがマイナスになっていった。


 そのたびそのたび胸が苦しくなった。


 考えることが全部マイナスなんてなったことがなかったから。


 辛くなった。


 私はもう足が動かなくなったことで見るもの全部が絶望に変わった。


 また私は泣き出した。


 私は三時ぐらいまで泣いていた。


 こんなに泣いたのは初めて。


 昔は私は泣き虫なんかじゃなかったのにな。


 私は一瞬そう思い出した。


 ガラッ


「もう、いいよ。そんなに辛いことなんて考えないでよ。」


 由梨矢がいきなり泣きながら病室に入ってきた。


「由梨矢。何で?学校は?」


 私は涙でいっぱいの目で由梨矢を見た。


「学校は休んだ。てゆうかサボり。」


 由梨矢は泣きながら笑った。


「え?なんで?」


 私は由梨矢に尋ねた。


「ずっと外から見てた。厚樹と霙がキスしてるところから。」


 由梨矢は泣きながら落ち込んだ。


「ずっと霙が苦しんでるところをずっと見てた。涙が止まらなかった。」


 由梨矢は涙をこぼしながら私の手に手をのせてきた。


「私はずっとみてきたよ。霙が傷ついてるのを、ずっと見てきたよ。泣いてるのを見てきたよ。ごめんね、昨日はごめんね。」


 由梨矢は泣きながら言った。


「大丈夫だよ、昨日のことはなしにしてあげるから。心配してくれてありがとう。」


 私は泣きながら由梨矢に優しく言った。


「ごめんね、ごめんね、ごめんねー」


 由梨矢は泣いて私にあやまった。


「いいんだよ。」


 私も泣きながら、由梨矢のことを許した。


「ありがとう。」


 由梨矢はその言葉を残して私の病室のベットに顔をつけて泣いた。


 私も一緒に泣いた。


 声がかれるまで。


 目が痛くなるまで。


 息が苦しくなるまで。


 ずっと、泣いた、由梨矢と一緒に。


 泣いて…泣いて…泣いた…。


 私と由梨矢はもう、涙が出なかった。


 ぼーっとしていた。


 何も考えずに。


 ガラッ


 いきなりドアが開いた。


 入ってきたのは、厚樹とクラスメートの男子と見たことのない男子達だった。


「よっ、こいつらがどうしてもっていうから連れてきちまったよ。」


 厚樹は顔をニヤニヤさせながら言ってきた。


「ん?目、赤くなってね?霙。」


 厚樹は泣いてて赤くなった目を見つめてくる。


「大丈夫。」


 私は厚樹の目線をそらしながら言った。


「皐月もじゃねえか。大丈夫か?」


 厚樹は由梨矢の目を少しだけ見つめて言った。


「大丈夫だよ。心配しないで、厚樹は霙の彼氏なんだけら、私にそう言ってると霙が怒るよ?」


 由梨矢は髪をすこしかきわけて言った。


「そうか?それならいいんだけど。」


 厚樹はちょっと考えているように言った。


「おおーこの子が厚樹の彼女?可愛いー超可愛いじゃん!俺持ち帰りてー!」


 知らない男子が私に抱きついてきた。


「ちょっ、霙に触るなよ!」


 厚樹はいそいでその知らない男子を引き離した。


「霙ちゃんっていうんだ。可愛いね。」


 もう一人の知らない男子が私に声かけてきた。


「ありがとうございます。大げさすぎですよ。」


 私は少し、落ち着いて知らない男子達に言った。


「いいなー。こんな可愛い子ー。うばいてー。」


 知らない男子の私に抱きついてきた男子のほうが言ってきた。


(まだ言うか…。)


 私は心の中でそう思った。


「ありがとうございます。」


 私はいやいや声を出した。


「それにしても、お前らが付き合うとわ思わなかったよ。」


 クラスメートの男子が言ってきた。


「そう?」


 私は疲れげみに言った。


「うん。メール見たときはびっくりした。」


 クラスメートの人がまた言ってきた。


「ああ、今朝のメールか。女子達には言ってないよね?」


 私は厚樹に聞いてみた。


「ああ、女達には送ってないけど。」


 厚樹は言った。


「そう。」


 私は元気なさげに言った。


「で、その隣の子は?」


 知らない男子達由梨矢のことを指でさした。


「ああ、皐月由梨矢って言って、俺の元カノで、霙の親友。」


 厚樹は軽々しく説明した。


「へー、お前、どっちも可愛い子とりやがってー。うぜー。」


 知らない男子達が厚樹をせめる。


 由梨矢はちょっと浮かない顔をしている。


「大丈夫?由梨矢。いやでしょ。言われるの。」


 私は小声で由梨矢に言った。


 コクンッ


 由梨矢は小さくうなずいた。


 一回だけ、柔らかく。


 私は由梨矢の頭をポンッと軽く叩いた。


「ありがとう。」


 由梨矢は小声で私にお礼を言った。


 私達はしばらく厚樹達の楽しそうなところを見ていた。


 遠い目で。


 遠くを見るように。


 だって、何故か、遠くに見える。


 あんなふうに私は楽しむことができないから。


 ポタッ、ポタッ、ポタッ…


 私はまた泣き出してしまった。


「霙。」


 由梨矢は私の心の声がわかっているみたいに私の手を握ってきた。


「何でかな?何で?私がこんなめにあわなきゃなんないのよ。」


 私は厚樹達に聞こえないよう小声で由梨矢だけにこの気持ちを伝えた。


「大丈夫だよ。私がいる。」


 由梨矢は私が泣いてるのを隠してくれた。


 そして、優しく言ってくれた。


 神様なんていない。


 この世にいないんだ。



 手術当日…


 私は朝早くから起きてしまった。


 私はテレビをつけた。


 天気予報を見た。


「今日は雪などはふらないでしょう。」


 私は心にグサッと傷ができた。


 頭の中をかけめぐった。


「うそ…でしょ?うそでしょ?そんな!!」


 私はテレビに近づいた。


 涙が出てきた。


 今日の手術は……失敗…?。


 ガラッ


 由梨矢が入ってきた。


「こんな朝早くにどうしたの?」


 私は涙をふきながら言った。


「どうしたのじゃないわよ。どうするの?」


 由梨矢も心配して朝早く起きちゃったみたい。


「どうするも、こうするも、厚樹のお父さんにまかせる。」


 私は泣きながら言った。


「そう…そうしかできないもんね。私は雪が降るように願ってみる。」


 由梨矢はそう言って、イスに腰をおろして。


 私の手をギュッと握り締めた。


「ありがとう。」


 私は笑顔で由梨矢に優しく言った。


 私と由梨矢はずっと手を握り締めていた。


「死んでも、親友でいてね。」


 私は由梨矢に泣きながら言った。


「うん。ずっと、親友だよ。」


 由梨矢は私に優しく言ってくれた。


「ありがとう。」


 私は由梨矢に言った。


 ガラッ


「そろそろ移動するわよ。」


 お母さんが病室に入ってきた。


 真剣な目。


 きりっとした背筋。


 すごくお母さんとは思えないほどシャキッとしていた。


「うん。」


 私もまけないようにシャキッとした。


 ガラッ・ピシャッ


 病室のドアは閉まった。


 私は病院を出た。


 タクシーに乗り込んで由梨矢にバイバイをした。


「後で、行くからね。」


 由梨矢は笑顔で言った。


「うん。待ってる。」


 私は手をふりながら言った。


「じゃーねー。」


 由梨矢も手を振ってくれた。


「じゃねー。」


 私も手を振ってからタクシーが動き始めた。


 これから私は運命の分かれ道にたどりつく。


 どっちなんだろう?私の運命は。


 生きれるのか、死ぬのか、どっちなんだろう?



 厚樹のお父さんの病院についた。


「よう。」


 厚樹が待っていた。


「厚樹。」


 私は抱きついた。


「どうした?今日は一段と女の子らしいじゃんか。抱きついてくるなんて。」


 厚樹は私にむかって言った。


「だって、最後になるかもしれないじゃん、だから。」


 私は笑顔になって厚樹に言った。


「最後なんて言わせねえぞ。俺の父さんに頑張ってたのんだから、父さんは絶対助けてくれ

る。」


 厚樹は私に覚悟を決めたみたいな顔で言ってきた。


「そうかな?」


 私はいやなふうに厚樹に言った。


「ああ。絶対だ。まけそうになってもまけんなよ?」


 厚樹は私のおでこにデコピンをした。


「いて。わかったよ。がんばるよ。」


 私は泣きそうになってる顔を隠しながら言った。


「ちょっと、二人だけの世界になんないでくれる?」


 後に由梨矢とクラスメートの全員がいた。


「みんな。来てくれたんだ。」


 私は明るくみんなに笑顔を見せた。


「がんばって。霙!」


 由梨矢は私にむかってガッツポーズを見せてくれた。


「うん。」


 私はきらきらさせた目を由梨矢にむけた。


 由梨矢が心配しないように。


 自分では辛い気持ちがいっぱいあった。


 自分は怖くなった。


 でも、由梨矢達に心配させたくない。


「がんばっていってくる。」


 私は診察室に入った。


 私は診察室に入って、診察をしてもらい。


 病院のベットにねっころがって麻酔をうってもらい。


 手術室に入った。


 私は眠っている。


 でも、何かしら思いが私の頭に飛んできた。


 頭の中をかけめぐっている。


 その言葉は由梨矢と厚樹という言葉だった。


 由梨矢、厚樹、私は絶対に戻ってくるよ。


 絶対に。


 だって、こんなにいっぱいの人が私のことを応援してくれてるんだから。


 その頃由梨矢達は…


「霙、大丈夫だよね?まさか、死んじゃったりしないよね?」


 クラスメートの女子が一人言ってきた。


「そんなのあるわけないじゃん!絶対に戻ってくる!!霙は絶対に帰ってくる!」


 由梨矢は病院に声を響かせる。


「そうだよ、俺達が応援してやんなくちゃ意味がねえじゃんかよ!!」


 厚樹は真剣に言った。


「そうだね。何のために来たんだかわからなくなっちゃったね。」


 女子一人が言った。


「応援するぞー!!」


 厚樹が大声で言った。


『おおー!!』


 みんなの声がたちまち病院の中に響いた。


 手術室にもこの声は響いた。


「がんばるんだよ、雪道さん。絶対、元気に戻ってくるんだよ!!」


 先生こと厚樹のお父さんは私に投げかけた。


 私に応援の声を。


 聞こえるよ、みんなの応援してる声。


 私はずっとその言葉を繰り返し聞いていた。


 いろんな思い出があったなー。


 もっと、作ろう。


 いろんな思い出を。


 その頃由梨矢達はというと…


 由梨矢は窓を見て何かを願っていた。


(お願い。雪降ってよ!お願い、霙が助かるように。)


「何祈ってるの?」


 厚樹が由梨矢に聞いた。


「雪が降るように。」


 由梨矢は窓の外を見ながら厚樹に答えた。


「何で?」


 厚樹は由梨矢に首をかしげながら聞いた。


「雪が降れば霙は助かるかもしれないの。」


 由梨矢は願いつつ厚樹に答えた。


「どうゆう意味?」


 厚樹はきいてくる。


「しつこいな。しょうがない。あのね、今、霙がかけをしてるの、雪にいっぱい思い出があって、雪がふれば助かる、雪が降んなければ助からない。そう、かけをしてるの、私は助かるように雪が降るように願ってるの。」


 由梨矢は窓の外を見ながら願い続けた。


「わかった。俺も願う。」


 厚樹も窓の外を見て願った。


 雪、降って。


 雪、降って。


 雪、降って。


 雪、降って…


「うそ?!」


 由梨矢は窓の外を見て驚いた。


「マジで?!!」


 厚樹も窓の外を見て驚いた。


 驚くのもあたりまえ、だって、本当に雪が降ってるんだもの。


「今日は晴れって言ってたのに。すごい。助かるかもしれない、霙。」


 由梨矢は目をウルウルさせて言った。


 雪は桜みたいにチラチラと落ちていく、キラキラと光ながら。


 ゆっくり、落ちていく。


 私は聞こえたような気がした。


 何がって?それはね、由梨矢と厚樹の声だよ。


 きっと助かるよ!って、由梨矢と厚樹が私に言ってくれたようなき気がしたの。


 いや。


 絶対に言ってくれた。


 たちまち光が差し込んできた。


「ん?」


 私は目を開いた。


「起きた!起きたよ、みんな!霙が起きたよ。」


 聞こえてきたのは由梨矢の声。


 みんなを起こす声。


「よかった。霙、生きれるよ。」


 由梨矢が泣きながら、私に言ってきた。


「私、助かったの?」


 私は信じられないことを言われて、びっくりしながら聞いた。


「うん。助かったんだよ。生きれるんだよ?!」


 由梨矢は涙をふきながら笑顔になって言った。


「生きれるんだ。生きれる。」


 私は涙があふれ出た、泣いてしまった。


「よかった。」


 みんなまで泣き出してしまった。


 でも、私は生きれるようになった。


 手術は成功。


 厚樹のお父さんは私の難しい手術を成功させて、医者のランクが上がった。


 厚樹のお父さんは有名になった。


 その後中学三年になり、厚樹は医者をめざして、勉強中。


 あんまりデートはできないけど、いつも、勉強は厚樹と一緒にやってるから、あんまりつまらなくはない。


 一生懸命な厚樹を見てるとなんだか楽しくなる。


 私もちょっとだけ高いランクの高校を目指している。


 だから、いつも一生懸命勉強をしている。


 由梨矢は今彼氏と同姓しているでも、ちゃんと勉強はして高校は行くらしい。


 今は彼氏さんと仲よさげだとか。


 メールのやりとりはしている。


 時々あいに行く時はあるけど。


 すごくたのしそう。


 私達は明日へとがんばって生きている。


 みんな人それぞれ生きていく。


 そして、いろんな道に進んでいく。



 バタバタバタバタ…


 私は二回におりていく。


「お母さん、行ってきまーす。」


 ガチャッ


 私はドアを開ける。


 ドアの前には厚樹がいる。




           みんなも、将来の扉を開けていくんだ。





読んだついでに感想も書いてくれるととてもうれしいです。

てゆうか書いて!!

とゆうことで・・・・


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ