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〜第5.5章・翌日(メール)〜

今回は息抜きがてら短いものを書きました。閑話休題ってことで(笑)

 教室についてすぐ加奈はメールをしてくれたらしい。朝の一連の騒ぎのせいで気づかなかったのだが、授業中に携帯を開いたら新着メールがあったので先生の目を盗んで確認する。

<――えっとぉ…なにをメールしたらいいのかわかんないや(笑)とりあえず今朝は一緒に登校できて嬉しかった♪でもいきなり相合い傘は恥ずかしいよ(^^ヾ――>

 やっぱり俺が相合い傘をしたがったことになっているのか…まぁ俺も嬉しかったからいいけどさ

<――教室着いてから宿題の存在を思い出したからメール気づかんかったや、ゴメンね。俺もバスん中で加奈に声をかけられた時は「今日バスにしてよかったな」って思った。不覚にも幸せってやつを感じてしまった(照)――>

 送信する前に確認してみた。…なんか恥ずいので打ち直すことにする。

<――教室着いてから宿題の存在を思い出したからメール気づかんかったや、ゴメンね。俺もバスん中で加奈に声をかけられた時はビックリしちゃったよ(笑)――>

 まぁこんなもんか。今送っても授業中だし、加奈は返さないかな…?でもま、とりあえず送っとくか

 そう思い改訂版のメールを送って授業に戻る。板書を始めて数分もしないうちに携帯が震えだす。

<――授業中にメールするなんて、佐々木って不良だぁ(笑)先生に言っちゃうぞぉo(^^)o――>

 って自分も速攻で返してんじゃんか。思わず笑ってしまう…ツッコんでほしいオーラがビンビン伝わってくる。とりあえずご要望通りの反応をしてやる。

<――って自分はどうなんだよこの不良娘(笑)俺は数学だから板書さえやれば問題ないからいいさ――>

<――ん?なんのことかなぁσ(^-^;)??――>

 なんて他愛もないメールを続けた。俺も加奈もメールを打つのが早いらしくかなりテンポよく話が進む。部活が終わったら一緒に帰ることを約束したとこで先生に問題を当てられた。問題をどうにか解き終わり席に戻るとM氏が俺に話しかけてきた。

「ねぇ、さっき何で携帯を見ながらニヤニヤしてたの?」

 …ニタニタしてたのか、気をつけなければ。

「何でもねぇよ、面白いwebサイトみつけたさ」

「ふぅん」納得したようなしてないような表情を浮かべる

 今朝浮かれすぎはよくないと悟った俺の決意は留守だったらしい。


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