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心の奥の扉の先の可能性  作者: 天衣無縫
第一章 幼すぎた時間
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第四話 好きな人? ー渚視点ー

更新がかなり遅れました!!

せっかく評価してくださった方申し訳ありません!



尋音のクラブの入団日。


言われた通りに私も見に行った。


海斗お兄ちゃんが事故にあってから尋音は少し元気がない…なんてことは無くて、見てて心配するくらい怒ってた。


でも、今日は大丈夫そうだ。

テニスをしてる尋音すっごい楽しそう!


私も運動できればなあ。


「ねえ渚?」

「どうしたの?」


「誠司ってかっこよくない?」

「へ!?」


一緒にきていた月海がいかにも恋する乙女~

って感じの目で誠司くんのことを見ていた。


「なんかさ、うん。ちょっとおとなしめなところとかクールでさ」

「月海ちゃんもしかして…」

「あは、ばれちゃった?」

「ええええぇー!」


普段あんなにいじめてる、いやいじめてるっていっちゃダメだよね。


…あんなにいたずらしてるのに……あ!これが好きな相手には意地悪したくなっちゃうってことなのか!


…乙女心は複雑だなあ。


「まあいいとは思うけど、私はあんまり得意じゃないかなあ…。」

「ええ!渚分かってなーい!もー完璧じゃん!」

「恋は盲目…」

「ん!?」


「あはは…でもさ、それだったら尋音のほうがいいような気しない?ほら、あんなに楽しそうでさ、見てて元気になるっていうか…」

「へえ…渚へぇ…。」


月海がニヤニヤした目で見てくる…。


「な、何?」

「まあいんじゃない?お幸せにー」


「ちょ!そ、そそそそんな意味じゃ!」


も、もう!いきなり!そりゃさっきはああ言ったけど尋音にだってダメなとこがけっこうあるから!

あーもう恥ずかしい!自分でも顔が赤いのがわかるよ…。


「あはは渚って純情♪」

「ちょっと月海~」



尋音ががんばって素振りしてる。

まあ、うん。フツーにかっこいいと思う。尋音だけじゃなくもちろん誠司くんだって。


でも正直ウチのクラスでも尋音を好きな人が何人かいる…。

なんかその人たちいわく、明るいとこ、元気なとこ、そして笑顔がいい!ってとこらしい…。


うーん。よくわかんない。

だって尋音とはほんっとに昔からずっと一緒で…。それこそ小さい頃はなぜか一緒にお風呂入ったり…。

もーなんでこんなこと思い出しちゃったんだろ!ダメダメ!


首をブンブンと振って忘れようとする。


「なーにさっきからひとりで遊んでんの?」


そんなことを考えてたときに声をかけられてさっきよりも顔が赤くなっちゃってる気がする。


私ってやっぱ純粋すぎるのかな…。





__________________



~♪

お風呂って気持ちいいなあ。

なんてちょっとお年寄りみたいかな。


今日の帰り、尋音と初めて恋ばなをした。

月海とあーいう話をしたあとで、尋音から好きな人いる?みたいなこと聞かれて正直焦っちゃった…。


うん、まだ好きな人はいない。…はず。


「あー」


思わず声をあげてお風呂に顔を沈める。


「…ぷはあ!」


…そろそろでよう。


お風呂から出て体を拭いているとお母さんが声をかけてきた。


「渚ー?」

「なーにー?」


「尋音くん来てるわよー!」

「えぇ!?」


いきなり!?さっき一緒に帰ってきたばっかなのに!?

というか来てるならもう少し早く声かけてくれてもよかったのに…。


急いで部屋着を着てリビングに向かう。


「よっ渚」

「もー来るなら来るって言ってよー」


「ははっ迷惑だった?」

「いや別にそーいうことはないけどさ…」


「…今日母さんが兄貴のとこ行ってるから、夕飯は渚ん家でお世話になれって」

「あーそっか…ならしょうがないね」


「それより、髪くらい乾かしてくればよかったのに。風邪引くぞ?」

「!」


わ、わ、忘れてたー!!

だって急いでたからーーー。


それに言うにしてもなんでそんなにニヤニヤしてるのー!


「か、乾かしてくる!」

「ぷっ忙しいやつw」


まったくーこういうとこで素直に優しくしてくれれば尋音だってもっとモテるだろうに…




「ご飯もう少し時間かかるから上で遊んでいらっしゃい」

「「はーい」」


そう言って自分の部屋に向かう。

そしてドアを開ければ…


「あっヒロ兄!」

「よっ美咲」

「なんで美咲はいっつも私の部屋にいるの…」


「あーナギ姉もー」

「はいはい、ただいま」


美咲はほんとに尋音が好きみたいだ。

まぁ私も海斗お兄ちゃんのこと好きだから、自然なんだろうけど。

早く治ればいいなあ。


「あ、そうだ。尋音。今日はどうだった?」

「ん?ああ。やっぱこれからって感じかな」

「そっか…早く試合に出れるようにがんばっってね♪」

「もち!」


「で、でさぁ月海の話しな

「ヒロ兄絵本読んで!」

「おっいいよ」

「えへへ、ありがとー」


美咲め~。いい感じにさえぎられちゃった。


「ご飯できたわよー!」

「「はーい」」

「行こっヒロ兄!」

「おう!」


結局話し出来ず…か。

まぁ明日学校で月海も含めて話せいっか。

とりあえず…ご飯ご飯♪


これからも更新が遅れてしまうことが多くなってしまうと思います。


詳しくは活動報告のほうに載せます。

ほんっとにすみません!

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