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心の奥の扉の先の可能性  作者: 天衣無縫
第一章 幼すぎた時間
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第十四話 宣戦布告と。 ー渚視点ー

「それじゃいってきまーす!」

「いってらっしゃい」


お母さんが手を振って見送ってくれる。


家の外では尋音が待っていてくれている。


そんないつもの日常の朝の風景も今年になって一つ変わることがあった。


それは…


「おはよっヒロ兄!」

「よっ美咲に渚」

「おはよ~」


美咲が加わったことだ。


まだ自分の体につりあってないピカピカの大きなランドセルをしょって一生懸命に歩いている。


私も五年前はこうだったんだなぁと思うと時間が立つのは早いなぁと思う。




ちなみに今の季節は冬。なんか早いような気がするけど気のせい。たぶん。


尋音の最後の大会があった日の次の日。


星香ちゃんと話をした。








___________________



「あー!渚ちゃーん!振られちゃったよー!」

「そっか…残念だったね」


そのことは私にとってショックじゃなかった、むしろ嬉しい、喜び。だって私も尋音が好きだから。


「でもまだ諦めない!いつか必ず振り向かせる!中学でも、高校でも、大人になっても!」

「ははは…」


すごいな星香ちゃんは。本当にこんな子に勝てるのかな………なんて、弱気じゃダメだよね!頑張れ!私!


「ん?どうかした?」

「え、いや、」


そうだ、ここで宣戦布告しちゃえばもう逃げられなくなる。そうすればいいんだよ!


でもこんなにかわいい星香ちゃんに宣戦布告だなんてあまりにも自分がナルシストみたいで……。


「もしかして、渚ちゃん尋音くんのこと好きなの?」

「!!」


見事に図星。


「やっぱりそうなんだ…。でも前に好きじゃないっていってたのに…。嘘、だったんだ」


「ち、違うよ!いや、違うってのは、その、嘘はついてない…よ。私もあの時はまだ好きじゃなかったもん。でもあの後すぐ、気づいたんだ。尋音が好きで、尋音が星香ちゃんと楽しそうにしてるのを見てると胸が苦しくなって…」


この成長しない胸が苦しくなって…って今はそれは関係ないけど!


林間学校のあの夜。月海に打ち明けたあの夜。私は決意したんだ。それは一年近くたった今もまだ変わらない。


「…あははは!なんか辛気臭くなっちゃったね!でも気付いてたよ。たぶんそうなんじゃないかなぁって」


ばれてた!?やっぱ私ってわかりやすいの!?



「でも、私ひくつもりはないから。尋音くんを諦められないから。」

「わ、私だって、尋音が、好きだから!」


「でも、渚ちゃんとはライバルってことにはなっちゃうかもしれないけど、それでも仲良くしたいから、ううん、してください!」

「あ、うん、もちろん!こちらこそだよ!」


もっとツンケンしたこわい感じになるかと思ったけどやっぱそこは星香ちゃんらしいかな。でも、星香ちゃんも大事な友達だからよかった!








___________________




と、いう感じ。


まぁ結局それから進展はないんだけど。




「キャッ」

「あ、危ない!」


美咲が転びそうになって、思わず目を閉じる。


「よっと。」


でも転ぶ音はしなかった。


「大丈夫か?美咲」

「あ、うん!ありがとう」


すごい。瞬時に尋音が反応して受け止めたんだ。いつのまにかたくましくなっちゃって。


「気をつけなきゃ!」

「えへへーゴメンなさい」


「まぁ無事でよかったよ。あ!誠司!……と月海」

「なんであたしはおまけなのよ!」

「おはよう。尋音に渚ちゃんに美咲ちゃん」

「おはよー」


もう誠司くんにとって美咲もお馴染みになったみたい。


それは嬉しいんだけどあと三ヶ月ちょっとで卒業なんだよね…。


けっこう長かった、六年間の小学校生活もあと三ヶ月でおわるんだ…。


ちょっと寂しいなぁ…………。

今回ちょっと短いですが、次回も連続で渚視点なんでそこのところはご了承ください

(^^;;



次回は小学校編最後となります。


まぁ予定上小学編は一番短くなるつもりだったので、次の中学編はもうすこし(すこしじゃないかもですが)長くなると思いますので今後ともよろしくお願いします!m(_ _)m

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