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変質

残虐な姿で機械に無惨に殺されたフィンを目の当たりにし、二人の少年兵はそれぞれ異なる形で喪失感を露わにした。

「あはははは……はは……」

少年の笑いは、喜びの笑いではなかった。この状況を受け入れがたいあまり、防衛反応として表出された歪んだ笑いだった。彼の瞳は涙と怒りで冷たく凍りついている反面、口角だけが吊り上がっていた。

「……」

対して、その隣の少女は茫然自失として座り込み、頭を両手でむしり取るかのように抱え込んでいた。向こうから聞こえていた足音はもう聞こえない。フィンとオアンの、ある時はおどけ、ある時は優しかったあの声だけが脳裏をよぎった。

「ああああ……」

彼女は泣き叫び、眉間に深く皺を寄せて目を閉じた。その体は、まるで震える葉のようにガタガタと震えていた。彼女は現実を否定するかのように、首を左右に振った。

「ああ…… ……え……?」

その時だった。突然震えが止まると、リーベは頭を抱えていた手を下ろした。彼女からは、微かな動きすら感じられなくなった。

「フォーゲル。」

「ひひひひ……あはは……っ、うっ……くっ……はぁ、はぁ……」

彼女が冷徹な声で自分の名を呼ぶのを聞いて、ようやくフォーゲルは笑い声を止めて息を整えた。彼の首は折れそうなほど下に垂れ下がり、乱れた金髪がその青い瞳を覆い隠していた。

「……行くわよ。」

「……」

やがてリーベは、突如として冷淡になった口調で地面を蹴って立ち上がると、先ほど手放したオアンの銃のグリップを再び握った。そして、横に転がっていた黒ずんだ血まみれのフィンの銃も左手で軽く拾い上げた。フィンの銃を白い軍服の袖で拭うと、その血は次第に薄くなっていった。

薄くなった銃の血が袖に滲み、その血はフィンの最後の温もりのようにリーベへと移っていくようだった。その後、彼女は腕に力が入らず、ただ体にぶら下がっているように見えるフォーゲルに、その銃を握らせた。

「マガジンを確認して。」

「……」

彼は依然として無言だった。瞳には怒りが燃え盛っていたが、体は倒れた天幕のように力なくうなだれていた。その反面、リーベは先ほどまで涙を流していたのとは正反対に、冷酷なまでに冷めきった顔でオアンの銃のマガジンに残弾が何発あるかを確認した。

「私の弾は十分。そんな風に突っ立ってるつもりなら、あなたは来なくていいわ。」

「……え……?」

リーベが自分を置いて行こうとすると、フォーゲルはそこでようやく正気に戻った。彼はついさっきまでの出来事が夢であるかのような混乱した顔で彼女を見つめ、言葉に従ってマガジンを確認すると、素早くその後を追った。

「ドシン……ドシン……」

「あそこにいるみたいね。行くわよ。」

リーベは躊躇なく前へ進み、フォーゲルのほうを振り返りもしなかった。フォーゲルは先ほどの狂気に満ちた自分の姿を思い返し、恐怖と疑念を抱きながらリーベの後を追った。背中に感じるチクチクとした痛みだけが、生きていることを実感させる唯一の媒体だった。

「ま……待てよ……リーベ……急にどうしたんだ……? 無謀すぎる……」

「だったらあなたは逃げて、勝手に生き延びればいい。私は、生きるにしてもここで生きるわ。」

「な……何を言ってるんだ……」

フォーゲルは、異常なほど冷静なリーベの口調と後ろ姿を見て、信じられないといった当惑した様子で彼女を追い続けた。重低音の響きに近づくにつれ、心臓の鼓動はどんどん速くなった。

「ドシン……ドシン……」

「リーベ……お前、急に……」

「静かに。この近くだわ。」

やがて、すぐ目の前で聞こえるほど大きくなったその音に、フォーゲルは顔を紅潮させながら前進した。彼は、あの巨大で殺伐とした物体と、不可解な頭痛、そして自分の笑い声など、いくつもの記憶の断片を再構成しながら手を震わせた。その震えが恐怖によるものか、怒りによるものかは分からなかった。

「上等兵殿の仇……」

彼の瞳は、やがて冷たく据わった。あの機械を見て感じた頭痛や恐怖よりも、フィンが機械に殺されたという喪失感と怒りのほうが、より強大だった。

「ドォォン……ドシン!」

ついに、土埃の合間から機械の幾何学的な脚が現れた。計4本の脚。それだけが目の前で存在を威風堂々と現していた。

「ぶち殺してやる……」

先ほどまで混乱に震えていたフォーゲルが、目を剥いて機械の脚に銃を向けた。それは先陣を切っていたリーベも同様だった。二人が同時に「ガチャッ」という音を立てて銃を構え、照星に視線を合わせた。

「ウィィィィィィン……!」

しかし、それも束の間だった。二人の気配を察知した機械が、奇怪に胴体の向きをひねり、レンズを光らせた。フォーゲルが弾一発も撃てないうちに、その機械は凄まじい速度でエネルギーを溜めた。

「……!」

「馬鹿、避けて!」

彼が狼狽する中、冷徹になったリーベが彼の襟首を掴んで放り投げると同時に、彼女自身も前方に身を躍らせてジャンプした。直後、背後では鼓膜を引き裂く破壊音が轟き、巨大な爆発が起こった。

「あ……あ……あ……」

殺気がたった一発の攻撃で完全に霧散し、フォーゲルはひどく狼狽した顔でリーベを見上げた。先ほども見たレーザー攻撃だが、実際に自分が標的として向き合うと、怒りを表出することすら困難だった。

「どいて。あなた、邪魔よ。」

リーベは華奢な体に見合わない怪力で、彼の襟首を再び片手で掴み、横へと投げ飛ばした。そして手をパッパとはたき、汚らわしいと言わんばかりの不快な表情で、掌についた血を服に適当になすりつけた。

「来いよ、クソ野郎。」

「な……なんだ……? あいつ……汚い言葉を……?」

彼女は凄まじい殺気を放ちながら銃を握り直し、機械の配線と思われる脚のパーツに向かって、一発一発弾丸を撃ち込んだ。

「タン……タンッ!!」

「ドォォン……!」

機械は中枢と思われる配線に被弾し、一時的によろめきながら、四本の脚でかろうじて体を支えた。

その隙に、リーベは横に転がって寝そべり、機械の胴体下部を撃ち抜いた。

「ジジッ……ジジジッ……!」

「タンッ!!」

リーベは空へ舞い上がるように高く跳び上がり、空中で機械のレンズを狙った。引き金を引くと、機械はなす術もなく被弾し、レンズが砕け散って電気火花を散らしながら、四本の脚の均衡を失って地面にドサリと崩れ落ちた。

「笑わせないで。こんな弱いクソ野郎に、私たちの仲間が殺されるはずがないわ!」

彼女は歯を剥き出しにし、狂気に満ちた眼差しで機械の砕けた赤いレンズを見据えた。そしてさらに数発の弾丸を叩き込み、すでに砕けたレンズを執拗に攻撃し続けた。

「さっきの勢いはどうしたのよ!? 当ててみなさいよ、この屑が!」

「ウィィィィィィン!! ドォォォン!!!」

リーベの言葉に応えるかのように、最後に赤いレンズの下にある小さな砲を使い、巨大なレーザーを発射する機械。しかしその機械は、まるで難易度を上げるかのように照射を続けながら、首をひねってリーベが逃げる方向へとレーザーを回転させた。

「ウィィィィィィィン……」

「……!」

これを予想していなかったリーベは、横へ避けようとしたものの、破片が刺さっていた左腕に再び深い火傷と傷を負い、血を噴き出した。

「くっ……!」

彼女は短く呻き声を漏らし、避ける途中でその場に倒れ込み、腕を押さえた。かなり長く引き裂かれたその傷跡から、血がじわじわと掌を伝って流れ落ちた。

「ドシン……ドシン……」

そして、機械は再び脚で立ち上がって近づいてくると、リーベを上から殺伐とした雰囲気で見下ろした。表情すらない非人間的な外見の機械だったが、その恐怖は人間よりも遥かに甚大だった。

「ウィィィィィィィィン……!!」

リーベの変貌と、絶体絶命の危機……。この緊迫した状況がどう動くのか、続きが気になります。次の場面の翻訳が必要でしたら、いつでもお知らせください。

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