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雪雲

「さっさとこれを持て。」

フィンが二人が来るのを見て、自分の前に隠されていた緑色の鉄板を見せた。その鉄板の上には弾薬箱が積まれており、鉄板には丈夫そうな紐が取り付けられていた。

フィンの頭には巨大なゴーグルが付いた夜間用ヘルメットが被せられていた。かさばるように付いたゴーグルは、これから始まる戦闘の緊張感を煽った。隣にいるオアンも同様にこのヘルメットを着用していた。

「ソリ…ですか?」

「そうだ。ドミナントが雪山用に大量生産している軍用ソリだ。お前たちはこれを引いて、弾薬を無事に運んできさえすればいい。簡単だろ?」

「か…簡単です!」

フォーゲルは間の抜けた声を出しながらソリの紐を結んだ。幼い頃にリーベといつも乗っていたソリに、このような形で再会することになるとは思わなかった。リーベも隣で慣れた手つきで紐を結んだ。遊び用のソリよりも何倍も太い、頑丈な紐だった。

「準備は完了か?」

すぐにフェルカー小隊長が到着した。彼は岩の上に登り、小隊員たちを見下ろしながら威圧的な君主のような風格を見せつけた。彼の肩には銃がかけられており、リュックサックは重みで下に垂れ下がっていた。また、フィンやオアンと同じナイトビジョンヘルメットが頭を飾っていた。

「作戦内容を簡単に再度伝える。ひとまず我が小隊は敵の陣地に秘密裏に近づき、無力化する。敵の陣地近くの滝を利用して音を抑え、潜入する。」

「それでは…前進!!」

各分隊が集まり、前進し始めた。決められたルート通りに行けば、ティエルシが言うには1時間半はかかる予定だとのことだった。ソリを引く4人組は、他の兵士たちより遅れを取りながら、苦労して歩みを進めていた。

「今…出発してから何分だ…?」

「まだ20分だよ…早く行こう。」

「まだ…?はぁ…」

結局、忍耐を重ねて1時間20分で、敵の陣地の前の崖に登ることに成功した。滝が右側でけたたましく流れ落ちており、下に偵察している兵士が数名と、四角い形の小隊が見えた。

「ここからが本格的な開始だ。各分隊、作戦通りに散開!!」

その号令が下されると、フェルカーとアドラー、ジンクスは定位置で敵を双眼鏡で見守る一方、各分隊は散らばった。フォーゲルとリーベは1分隊が来るのを待ちながら、丘へと向かった。敵に気づかれないように、会話一つ交わさず、荒い息遣いだけが彼らを包み込んだ。

……

緊張感だけが周囲の雰囲気を漂わせていた。彼らは寒い天候にもかかわらず汗をかいており、雪は普段とは違い冷たく降り積もった。フィンとオアンはゴーグルを下ろした。

その時、突進するティエルシとアベルの1分隊が見える。彼らは歯を食いしばり、死を覚悟して銃弾を歩哨に浴びせながら歩みを進めた。そしてそれを偵察兵が発見した瞬間、アドラーが崖から引き金を引いた。

「パン!!」

弾丸が鋭く回転しながら空を裂いて飛び去った。そしてその銃弾は、偵察兵の頭までズタズタに引き裂きながら貫通した。

その様子を見た1分隊は突進し、動揺した外郭の敵歩哨を小銃で掃射した。すると、目を離す間もなく歩哨の体が赤い穴で埋められた。

その時、フィンとオアンは素早くガトリングガンの組み立てを完成させていった。機械同士が摩擦するガタゴトという音が、真っ白な雪の上を低く響き渡った。フォーゲルとリーベは後ろで以前の戦闘のように弾帯を整理していた。

「おい!今から撃つぞ!! オアンは無線をしっかり受けろ!暗号は習ったな?」

「はいっ!!」

完成したガトリングを丘の上に配置し、フィンが操作し始めた。彼の手は熟練者らしく、ピアノを弾くようにスムーズにガトリングを手入れしていた。

そうしている間に、06小隊の潜入を確認した敵たちは武装を整え、1分隊の方へ向かって入口から次々と出てきた。そして彼らは、自分たちを見下ろすガトリングの発射口に気づかなかった。

「前回の復讐は…きっちりさせてもらうぞ!!」

フィンが力強く声を上げ、ハンドルを荒々しく掴む。やがて無数の弾丸が休む間もなくガトリングから噴射された。その音は虎の咆哮のように強烈だった。

「な…なんだ…!うわあああ!!」

「早く逃げろ!! は…くあああ!!」

敵たちは矢のように飛んでくる弾丸を見て悲鳴を上げながら逃げ惑う。真っ白な雪はすぐに赤く染まった。

全員が作戦の最初の部分が成功したことに喜んでいる中、リーベはなぜか胸の片隅が重かった。

「これでは…ウンステアと何が違うんだろう…?」

この先、彼らの運命はどうなるのでしょうか

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