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それでも、私は生きたいと思った

作者: 宿木ミル

不安、不安、怖い夜

私が消えてしまいそうな夜

目蓋を閉じてもすぐに夢は見られなくて


不安、不安、始まる朝

私がなくなりそうな朝

目を開いても夢見た世界は見られなくて


お揃いの制服を着て

整った挨拶をして

繰り返し、繰り返す毎日


いつか、消えてしまいそうな私の世界

不安でつぶれてしまいそうな私の物語

怖くて、怖くて、崩れそう


それでも私は生きていたい

私らしく生きていたい


怖い夜に怯える私も

夢見たお話に届かない私も

全部、大切な私だから


お揃いの制服もいつか私の色にして

私らしい挨拶だってしてみたい

繰り返し、繰り返す日常に明るい幸せを届けたい


いつか、私の世界が消えたとしても

物語を紡げなくなるその瞬間まで

怖くても、怖くても、生きていたい


不安を感じる私も

夢見がちな私も

全部、大切なのだから


もし、不安でつぶれそうになったとしても

泣きそうで、立ち止まりそうになったとしても


それでも、私は生きたいと思った

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