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第六週 恐怖のコロナ再び?

三十六日目

 いたって健康、何か治ったという証明ができれば良いのだが……そんなことより寝方のせいで右ひじを痛めたのが問題だ。

 やることがないので新しく執筆する小説を考えプロットを書いた。今回は紙芝居師の青年と家出少女の二人旅の話だ。早速夜に執筆を始めた。




三十七日目

 突然の部屋移動があり、四人部屋から別の四人部屋へ移った。それでなんとあのM氏と同室だったのだ。これを機に親交を深めてみたいと思うのだが……。




三十八日目

 本来入浴日だったがまたなかった。いい加減お風呂に入りたい。人としての尊厳にかかわる。

 執筆の方は順調すぎて早くも終わりが見えてきてそれはそれで困った。また(ひま)になってしまう。




三十九日目

 朝体温を測ったら平熱じゃなかった。まさか再感染かと思うと不安で仕方ない。喉が痛い。もう駄目だ……昼も37.7℃あった。

 今日は昼にM氏に自分の書いた小説を見せ会話した。人とじっくり話す機会がなかったので少し疲れたが興味深かった。

 夜に小説を書き終えてしまった。これからどうしよう。




四十日目

 体は熱っぽかったが朝の体温計では平熱となっていた。コロナ再感染の疑いが晴れず悶々(もんもん)とする。

 昼に首のところが暑くなりすぎて苦しかったが熱を測ってもらったらやはり平熱だった。不思議……それは夜まで続いた。こんな厄介なことはコロナ再感染しているに違いないと確信するのであった。




四十一日目

 昨日から引き続き、マシになったとはいえ首元から背中にかけて暑かった。コロナ再感染しているのはわかったからこれからもっとひどくなると思うと気が重い。

 昼からアイス枕をもらってきたがそれはそれで冷たすぎた。明日以降もこの状態が続くかと思うと恐怖しかない。




四十二日目

 今日も背中が暑い。ぬるくなったアイス枕を使っていた。

 昼に臨時でお風呂がシャワーだけ解禁された。本当はコロナなら入っちゃいけないんだろうが入っちゃいけないとは言われなかったので入った。次いつ入れるかわからないので入れて良かった。

 それ以外はテレビで野球とか見て時間を(つぶ)した。午後から職員が完全防護服を着用しなくなったが大丈夫なのだろうか。まだコロナ疑惑がここに一人いるのに。

次回 第七週 コロナ明け、オセロと将棋

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