表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/13

第五週 コロナ闘病生活

二十九日目

 コロナ四日目、喉の痛みはさらに激化した。熱は下がってきたが、激しくせき込む。コロナの薬は粉にしてもらったのだが一粒が大きくてつっかえて吐いてしまった。

 熱が昼頃には38.4℃とぶり返してきた。夕方コロナの薬が粉からまた錠剤に戻っていた。二つに割って飲んだがそれでも飲みにくかった。とにかく咳が酷い一日だった。




三十日目

 コロナも五日経ったのに相変わらず喉の痛みと咳が酷くて峠を越さないことに焦りを抱き始める。コロナの薬が相変わらず飲みにくい。しかも効いてるのか? これ。

 午後から症状が若干やわらいできた気がしてきた。コロナになって一つだけ良かったことは何故か便秘しなくなったことだけだ。夕方コロナの薬を飲むところをかつて因縁(いんねん)を付けてきた人に見られて笑われたのが嫌だった。

 熱はないので小説の執筆を再開したがもうすぐ書き終わりそうだ。




三十一日目

 コロナ六日目にもなって相変わらず喉の痛みと咳が治まらない。一生このままだと思うと絶望的になる。入院してから一ヵ月経って何も解決してないことに焦りを感じる。喉の痛みはマシになってきたが咳は止まらず、そもそもコロナ前から咳をしていたことを思い出す。

 昼にM氏と少し話した。M氏もコロナらしかった。お互い元気になったらまたと約束を交わす。三色ボールペンの黒が死にかけになってきた。これでは執筆できない。困った。




三十二日目

 コロナ七日目、喉の痛みはひいてきたが咳は相変わらずだった。多分ずっとこのままだろう。

 朝方マスクと新しい三色ボールペンを買ったが昼には届いた。これでまた執筆が出来る!

 夕方晩御飯の後コロナの薬を錠剤を割ってと言ったのに勝手に粉にされ大粒に引っかかって全部吐いてしまった。

 夜、ついに小説を書き上げてしまった。長かったようで短かった。これから(ひま)になる。どうしよう。




三十三日目

 コロナ八日目、状態は昨日とあまり変わりなかった。良いのやら悪いのやら……コロナの薬は朝が最後だった。散々飲むのに苦しめられてきたので二度と飲みたくない。昼間体温が上がってくるのを感じて不安になった。今もっとも怖いのは再感染だ。




三十四日目

 コロナ九日目、またまた昨日までと大差ないかと思われたが、午前中咳が止まった。完治に近づいていると思いたい。

 今週も主治医の診察がなかったことで退院が遠のき、焦りを感じずにはいられない。夜にはまた咳が出るようになった。




三十五日目

 コロナ十日目、流石にほぼ治ったと感じられる。咳だけするが、コロナ前から咳をしていたことを考えると元通りと言えなくもない。今日は本来入浴日だが入浴自体なかった。コロナになってからお風呂に入れていないので早く入りたい。やることがなくて暇だ。

次回 第六週 恐怖のコロナ再び?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ