第十週 衝撃のボールペン窃盗事件
六十四日目
新しい眠剤がよく眠れなくて早朝起きて暗い食堂でM氏と将棋をやり、ギリギリ勝った。
将棋のおじいさんとオセロをして最初は窮地に立たされたが見事逆転勝ちした。おじいさんと将棋もやったが一瞬で負けた。
M氏と店を出す話をした後、オセロ盤で将棋ゲームをした。無理があった。
六十五日目
朝おじいさんと将棋したが詰めが甘く負けてしまった。
OTではジャンプと雑誌に載っている富野監督のインタビュー記事を読んだ。
後は執筆に集中したが今回はちょっと長めになりそうだ。
六十六日目
早朝M氏と将棋したが負けた。
この前買ったばかりの三色ボールペンの黒がもう死にかけになった。なので三色ボールペンをすぐ買った。
また四人部屋の同居人が一人退院して新しい人が入ってきた。
今日はOTが休みだった。
入浴日なのでお風呂に入ったが、オムツを汚した老人が汚れたまま入ってきて最悪だった。
執筆のためにとM氏が漢字熟語の本を貸してくれた。おかげで捗った。
六十七日目
今日はOTがあって少年ジャンプを読み、チェンソーマンのアニメが10月から始まることを知った。
昼にM氏とまた店を出す話をした後おじいさんと将棋したが歯が立たず負けた。
その後自分の部屋に戻ったら、机の上に置いていた三色ボールペンが盗まれていた。そんなことをする奴がいるなんて信じられない! たかがボールペン一本とはいえ人の物盗ったら犯罪だぞ。
新しいのが届くまでの間M氏がボールペンを貸してくれた。
その後犯人が新しく来た同居人だとわかりボールペンを返してもらった。非常識すぎる。ここは精神病院、魔窟であることを思い知らされた。その後新しいボールペンが届いたが買い損だ。ちなみにボールペンを盗んだ同居人はその後M氏を襲いどこかに連れていかれたらしい。普通じゃない。
六十八日目
朝起きてM氏と将棋したが全然敵わず負けた。
小説をやっと書き終えた。
OTでは米津玄師の曲を聞いていた。
主治医の診察があり、眠剤を前のに戻してもらったのと、来週後半退院することが決まった。退院までにあと一作書けそうだがどうしようか。
最近M氏とよく話しているN氏という方とオセロしたが逆転負けした。オセロも奥が深い。それがきっかけで小説のネタを思いつき、プロットを書いた。そして小説を書き始めた。オセロ賭博師の青年と少女の話だ。退院までに書ききれるか。
六十九日目
眠剤が変わったせいで朝ウトウトしているとM氏が強引に本を貸してきた。読んでる暇ないので困る。
四人部屋に新しい同居人が入ってきた。今度はおかしい人じゃないといいのだけれど。
昼食後主治医に会って退院は来週ではなく再来週になると言われがっくりきた。
OTは3時からあってファミコンについての雑誌を読んだ。後は執筆した。
七十日目
今日もOTがあってAimerの曲を聞いていた。
入浴日なのでお風呂に入った。
夜にM氏から借りたやくざの本を読んでいた。
次回 第十一週 M氏との突然の別れ?




