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序文(本編まで読み飛ばして結構)

 諸君、世界を呪ったことはあるか。

 あるいは恥の多い一生を送ってきたか。

 私はどちらでもある。31歳無職ドーテーギリ障害者(3級)作業所通い、まさにトラックに()かれ転生待ち人間である。

 そんな私は追い詰められていた。先行きのない未来。なろうでは一向に評価されない0pt常習犯。それに何よりも病苦である。

 最初はうつ病の名で精神科に通っていた。しかしいつしかそこは大量の眠剤をもらう場所になっていた。H病院からI神経科クリニックに転院以来、中途覚醒が悪化するばかりになっていたのだ。

 毎回違う薬で三時間ほどしか連続して寝れないんですけど、と隔週で言い続ける日々。

 ついに効いたかと思えば副作用がしんどく、一瞬で薬を変えてもらったら今度は全然効かなくてすぐに、と隔週だったのが、週二回になるほど薬が合わず苦しんだが、ついに普通に眠れる薬が登場した。

 と言ってもよだれが無限に出る、眼がクリアにならずぼやけて見えるといった困った副作用もあったが、眠れるなら我慢のしようもあった。しかし突然寝た後尻が痛くなったのだ。さらには全身に痛みが及んだ。これでは眠れない。

 痛みの原因を調べようと整形外科に通ったが異常なしで痛み止めだけ出されて、それも効かず、次の日I神経科クリニックでも聞いたがわからんでまた痛み止めだけ出された。しかしこの痛み止めの副作用が厄介であった。

 これを飲んだらフラフラになって倒れ、うっかりテレビ台を壊してしまい、コー〇ンに新しいのを買いに行く途中駐輪場で倒れ耳を怪我し救急車を呼ばれる始末、結局受け入れ先の病院もなく自宅に帰されたが、その後訪問看護師が家に来て当然説教①入院するか②減薬するかを迫られるハメに。

 しかしわがままな私は③のそれまで通りの生活を選び、無理を言って車でコー〇ンまでテレビ台を買ってもらった。しかし翌日悪化する状況……食事をする姿勢もパソコンをする姿勢も維持できないほど上半身に力が入らなくなっていたのだ……再び訪問看護師に電話で泣きつくと、答えはもう①しか残されていなかった……!


「今すぐ119番を押せー!」

新連載です。よろしくお願いします。

次回 第一週 地獄の隔離病棟

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