表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冷蔵庫を開けた  作者: hs
3/3

博打はしばらくしたら始まる。


「大丈夫、追いついた」


サキの涙がようやく手につく。


「あはは、私、何回目かな」


「さぁ?」


最後の博打はどうやら盛大に行われるらしい。大きな台が回っている。


「泣いて泣いて泣いて、ずっとだよ、博打のせいで……ずっと」


うるむ目から涙が落ちる。


俺は袖でサキの涙を拭き取る。


「博打も終わる、チャイムはもうそろそろさ」


涙、涙。


「やぁい、博打野郎ども、チャイムがなるぞ!」


悲鳴が鳴る。


「かけ離れた時間か……」


「さぁな、案外、短いかもしれない」


扉の前に立って、ガタガタながらした。


「お前ら!さっさと座れ、チャイムがなるぞ」


先生が何気なしにやってきて、そう言った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ