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モンスターの群れに突撃した俺は刀を振りホブゴブリンの頭を斬りとばす。


そして流れる様に近くに居るコボルト、ハイオーク、ゴブリン達を斬殺していく。


コボルトの頭を斬り落とし、ゴブリンが俺に向かって棍棒を振り上げようとするが、俺はゴブリンの腕を斬り落とし、そして頭を落とす。


俺は基本的にモンスターを攻撃するときは頭を切り落とす様にしている。


その理由は大抵のモンスターは頭を切り離せば死ぬからだ。


これはゲーム時代からやっていた事で、元々弱点に設定されている首を攻撃するという奴だったが、思いのほかこの世界でも役に立っている。


役に立っている理由としてはこの世界でステータスは存在するのは俺や修羅だけという事が関係している。


俺はユグドラシルオンラインの時のステータス、装備を持っているが、この世界に住んでいる人にはステータスという物が反映されていないのだ。


厳密にはモンスターを倒す事で身体能力が向上するらしいからステータス自体はあるのかも知れないが、この世界ではステータスはマスクデータの様な物だろう。


例えば俺にはステータスが反映されている為、足や腕を吹き飛ばされてもHPが無くなるまでは死ぬことが無い。


それに引き換えこの世界の人はステータスが反映されていないから腕が吹っ飛んだ状態で放置すれば出血多量で死んでしまう。


まぁこれは1つの例えだが、これはモンスターにもおんなじ事が言える。


これは俺がモンスターに与えるダメージ量の話だ。


ユグドラシルオンラインでのダメージの計算の仕方は分からないが、大体の条件は分かる。


ユグドラシルオンラインでのダメージは、攻撃を与えた者のSTRと攻撃を食らった者のDFE、そして攻撃の勢いや重力や武器の質量、そして弱点に当たっているかが関係する。


まぁ他にも有るのだろうが、それは一旦置いておく。


この世界でのモンスターの強さをユグドラシルオンラインのレベルで例えると大体数十位。


つまり初心者でも倒す事が出来るレベルだ。


俺のユグドラシルオンラインでのレベルはカンストしているし、転生や転職、様々な方法でステータスを上げてきた。


モンスターにステータスが反映されているなら例え俺が爪楊枝でゴブリンの腹に軽く攻撃してもゴブリンのHPを一瞬で削り、殺す事が出来る筈なのだ。


それ程に俺とモンスターのステータスは離れすぎている。


なのにゴブリンの腕を斬り飛ばしてもゴブリンは死なない。


なのでモンスターにはステータスが反映されていないという訳だ。


まぁそれは悪い事では無い。


逆に良い事であると言っても良い程だ。


この世界のモンスターにステータスは反映されていないという事はどんなに強い相手でも、首を斬り飛ばせば殺せるということなのだから。


逆に、HPの概念が無いなら吸血鬼や異常な再生能力を持つモンスターは首を斬り飛ばしても死ななそうだが、それはそれで対処する事は出来るからな。


俺のステータスはそのままなので一瞬でゴブリン達の頭を斬り飛ばして瞬殺出来る。


俺はほんの少しだけ封印のロザリオによるリミッターを解除してモンスター達の頭を一瞬で斬り落としていく。


「やはり反応できる奴は居ないか…」


ステータスを1%から2%に変えただけだというのにモンスター達は俺の動きに反応する事すら出来なかった。


というより、1%の状態でもモンスター達は反応する事は出来なかっただろう。


1%とはいえ、最終的な俺のステータスはAll300万は有ったから3万ぐらいはある筈だ。


All3万のステータスと言えは500レベル後半ぐらいのステータスだからな。


あのゲームはレベルが100上がるごとにレベルアップによるステータス上昇率が2倍になったから後半に掛けて一気にステータスが上がるんだよな。


そして俺は昔の事を思い出しながらモンスターの群れを倒し続けた。

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