表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/280

35

「それでは私が知っているジァイル・フィンリーについてお教えしましょう」


そうして修羅はジァイル・フィンリーについて話し始めた。


「ジャイル・フィンリーとは有名なモンスター研究家の1人でした。

ジャイルは頭が良く、帝国で様々なモンスターの研究をしていたのですが、とある事がきっかけで帝国から異端認定されて帝国から追い出されたのです」


「それで?きっかけは何だ??」


「帝国の近くで古代遺跡が発見されたんです。

そしてその調査には協力を要請された私や帝国の調査員が行いました、そしてそこにジァイルは同行しています」


その古代遺跡で何かあったということか?


「そして調査を終えて帰ろうとした時にキマイラが現れたのです。

キマイラの強さは主殿と過ごしていた時と同じぐらいだったのでその場に居た者では手も足も出なかったのですが」


「それを修羅が仕留めたと」


「はい、その後、キマイラの体は帝国に渡り、その後にジァイルは異端認定をされて追放されたというのが私が知っているジァイル・フィンリーという男です。

その後は名前すら聞かなかったのですが」


「俺が見つけてしまったと」


多分ジャイルは人口キメラを秘密裏に開発して何かをしようと企んでいるのだろう。


まぁ俺の邪魔をするなら容赦なく潰すが。


「これからは少し警戒しないといけなくなりましたね」


「そうだな、よし、これを渡しておく、何かあったら俺に連絡をしてくれ」


俺はそう言って連絡用のアイテムを修羅に渡す。


「ありがとうございます、主殿…ところで話は変わりますが主殿はこの後に何かご予定は有りますか?」


話も終わり、帰ろうとした所で修羅から声が掛かった。


「ん?特に無いがそれがどうした?」


「いえ、私の知り合いが近々魔法の先生を内のギルドに依頼するという話が有りましてな、その依頼に求められる条件が魔法が上手く粗暴では無く、信頼の出来る人というなんとも選びにくい人選でして…なので予定が無ければ主殿に頼めないかなと思いましてな」


成る程、そういうことか。


「オーケー分かった、その依頼が来たら連絡してくれ、ちゃんと受けるからな」


「おお!主殿が受けてくれるなら安心出来ます、それでは依頼が来たら連絡いたしますので」


「おう、じゃあ俺は行くな」


俺は修羅の執務室から出て冒険者ギルドからも出る。


さて、修羅に依頼を受けるって言ったから王都からは離れる訳には行かなくなった訳だが、ここはひとつ俺の能力について再確認をする事にしよう。


「よし、そうと決まれば早速行くか」


俺は異空間生成で異空間を作り、時空魔法で作った空間に転移する。


広さはまぁまぁ、周りに遮蔽物も無いので特に問題は無いし、周りに人が現れる事も無いので全力で力を試す事ができる。


というわけで早速検証を始めていこう。


まずはスキルの確認だな。


まずは武芸百般、それぞれの種類の武器を装備した状態でスラッシュやらシールドバッシュやら刺突などの~術スキルを所持していない発動しないスキルを使う。


結果は無事成功して武芸百般はまだある事が分かった。


次は魔法関連だな。


火、水、土、風、光、闇の属性の魔法は発動させる事が出来るので全属性魔法は存在する。


そして虚無魔法と時空魔法も使った事が有るので確認は必要ない。


さて、次は分身を発動させて分身に影魔法を使わせて影を移動させる。


おし、これで大体のスキルは確認出来たんじゃ無いか?


後は生産系やバフ、デバフ系のスキルだしな。


スキルの確認を終えた俺は最後に身体能力の確認をする事にした。


封印のロザリオを外してステータスの封印を解く。


そして分身に全力で魔法を俺に向かって撃ってもらう。


360度全方向から飛んでくる様々な属性の魔法を俺は弾き、消滅させ、そして回避する。


この検証は1時間程で終了させ、一応能力の再確認は終了した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ