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フェニとフェル、修羅をここに呼ぶのが決定した後、俺は装備やらアイテムやらを整え、3人を迎えに行くために公国から移動する事にした。


「じゃあヤヨイ、行ってくる」


俺は異空間に有る屋敷を出る前にヤヨイに声を掛ける


「はい、マスターもお気をつけて…私はは公国が戦争を始めないかを見ていますので」


「任せたぞ、何かあったら連絡をしてくれ…ってああ、そう言えば」


俺はこの世界にはヤヨイと連絡を取る手段がない事を思い出した。


昨日は連絡手段が無くてヤヨイを探すのに苦労したしな。


「ヤヨイ、予定変更だ、ちょっと待っててくれ」


俺はヤヨイにそう伝える。


「予定変更…ですか?」


「ああ、フェニ達に会いに行くのはとあるアイテムを作ってからにする」


俺はヤヨイにそう言って生産室を使用して生産室に行く。


生産室に転移する前にヤヨイから声が掛かった気がするがまぁ戻ってから話をしっかりとすれば大丈夫だろう。


「よし、じゃあ急いで作りますか」


俺はアイテムストレージから適当に素材を取り出す。


出した素材は鉄、ガラス、ミスリルやオリハルコンだ。


俺が今から作ろうとしているのは携帯電話の様な物だ。


携帯電話を作るとしたら本来ならステンレスやジュラルミン等色々な素材が必要だし、基盤を作ったりする技術が必要だが、この世界…というかユグドラシルオンラインのシステムを適応している俺には必要ない。


ユグドラシルオンラインじゃあ正確に作った方が性能が良くなるけど、形を整えてそれっぽく作るだけでも有る程度のDEXのステータスと基本的な素材が有れば有る程度の機能を持った物を作れるからな。


今回の場合だと、基盤を作ったり、素材を現実で使われている物を使ったり等、本来の携帯の作り方を真似すればより良い性能の携帯を作ることが出来る。


けど別にそんな再現をしなくても一定以上のDEXステータスと基本的な素材さえ使えば、携帯に似た物を作るだけで携帯を、作ることが出来るというわけだ。


実際に作る事が出来るかはアイテムの作製難易度やら使用するアイテムのレアリティ、作成者のDEXステータス、生産スキルのレベル等によって変化してくるんだが…まぁ俺のステータスならば相当なことが無ければ失敗する事は無いだらう。


「久しぶりに生産をするな、上手くいくと良いんだが…」


俺はまだこの世界に来てからアイテムを作製した事がない。


俺の予想ではユグドラシルオンラインの生産システムが適応されていると思っているのだが、実際に試してみないと分からないからな。


「まぁ出来なかったら仕方ない、やるしか無いか」


俺はそう呟き、携帯電話の作製を開始する事にした。


先ずは装備の変更からだ、DEXステータスに補正がかかる装備を装備する事で出来るだけアイテムの性能を良くする。


俺は生産用の装備…生産者シリーズをと戦神、技神の籠手を装備する。


これを装備した事で俺の格好は黒いシャツとズボンを着て、上から白衣を羽織った上に、右手にルビー、左手にエメラルドの様な色をした籠手をした物になっている。


この生産者シリーズというのは俺が以前に作った物で、全て装備する事でDEXステータスに20%も補正がかかるというものだ。


これに技神の籠手によるDEX100%補正も足してこの格好ならばDEXステータスが120%も補正がかかるという装備だ。


まぁ白衣に籠手という格好は少し合わない気がするが、これが一番性能が良いから気にする必要は無いだろう。


これで前準備は終了だ、早速アイテムの製作に移るとしよう。


今回の場合、特定の人物と連絡を取ることが目的なのでそこまで正確に作る必要は無い。


中心にオリハルコンで核を作りそれにテレパシーの魔法を付与する。


そしてテレパシーを付与した核をミスリルで包み込み、それを携帯の形に整形した鉄とミスリルの合金の中にに埋め込んで画面の下に番号を振ったら完成だ。


コレを俺、ヤヨイ、フェニ、フェル、修羅の5つ作った。

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