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四字四字熟語

10話完結にしようと思ってたんですけどねー

彼らは止まらなそうです


  「発見発見はっけーん」

 「…五月蠅い」 

 「いずあっ…銃で殴らなくてもいいっすよね」

 「五月蠅いのよ須賀」

 「吉瀬さんまで」

 「お前ら緊張感ねーな―」

 「だってまだ門の前じゃない?」

 「門前から普通身を潜めるだろおがよ」

 「…無視」

 「萌に恨まれてるんじゃないの?」

 「先輩が萌チャンをたぶらかすから…」

 「俺がいつ誰に何をしたか言えよ」

 「いずっ…あ、萌チャンのが痛かった」

 「そうか、よかったな」

 「…無視」

 「行くわよあんた達」

 「お前がリーダーかよ西軍」

 「この際カンケ―ないわよ」

 あるだろおい

 今は東軍本部前

 「ランチャーに手榴弾に小銃に改造銃に煙幕」

 「どこから奪ってきた…」

 「やだなあ、武器庫の位置くらい把握済みっすよ」

 「鍵はあたしがねん」

 「泥棒とピッキング犯が…」

 「あら? いらなかったらあんたは丸腰で行けば?」

 死ねと?

 「…ナイフ一七本」

 「はいはいー萌チャン」

 「待て。多すぎだろ」

 「…」

 無視するなよ


  「敵はー三階西側の会議室にいる模様ー」

 「ご苦労」

 「偵察は得意っすから」

 「今さらだけどさー、これで全部勘違いだったら受けるよね」

 「…」

 「…」

 「…」

 「あ…ごめ。うん、大丈夫まちがいないわ」

 空気読めよなあああああ

 「勘違いだったら二〇〇人に襲われないっすよ」

 「たしかし」

 「確かにな」

 「そこは乗りなさいよー」

 「…たしかし」

 「よおおおし、いい子ね萌!」

 だからこのノリ

 某ライトノベルの二人に似てないか

 「いっくわよおおおお」

 「おおおおおっす」

 「…ぇーい」

 「瀬戸っ」

 「ん、いえーー」

 「こんのドライフラワーめ!」

 「もうよくねそれ」

 「じゃ、瀬戸先輩のあだ名ドライフラワー決定」

 え

 「行くわよドライフラワー」

 「行きましょうドライフラワー」

 「…ワー」

 すみません

 ごめんなさい

 まじやめろ


  誰もいない門

 「手榴弾投げなくて良かっただろ」

 「だって誰もいないもん」

 「あーおもしれえおもしれえ」

 「ギャグじゃないわよっ」

 「吉瀬さん…」

 「痛い眼で見んな」

 「オレが痛いっす」

 殴んなよかわいそうに

 誰もいない廊下

 「ナイフを無駄遣いすんな萌」

 「…支持するな」

 「してねえよ」

 指示はしたがな

 「あの角曲がったら絶対敵出るあの角よ…せいっ…あれ?」

 「だからいないって言ったじゃないっすか―」

 「もっと武器のストックを計算しろお前ら」

 「刺さったら抜けない壁が悪い!」

 「言ってろよ」

 「ドライフラワーが怖いよお」

 「仕方ないわよ、温もりと言うものを持っていないんだから」

 黙れ

 「…ワー」

 さっきからなんなんだよ

 「…ラワー」

 !!!

 「何萌いじめてんのよ」

 「こいつがわるい」

 「萌チャン泣きそうじゃないっすか」

 じゃあさ

 じゃあさ

 もっとはっきりと言えよいっそ


  「つか誰もいねーし」

 「つか音もしねーし」

 「つかつまんねーし」

 「つか正直熱冷めてきたし」

 「吉瀬さんそこは語尾『ねーし』で統一」

 「あ、悪いね。つか敵誰だーし」

 「黙れお前ら」

 「だってつまんないんだも―ん」

 「孤軍奮闘するか?」

 「四面楚歌しましょ」

 「孤立無援がいっす」

 「…背水の陣がいい」

 頼むよ

 よい子のみんなが誤解して覚えちゃうだろ

 「じゃあ…間とって」

 パッと閃光弾

 敵さんいらっしゃーい

 「粉塵爆発で」

 つか四字熟語じゃねーし

 あ

 くそ自己嫌悪

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