キミの存在
つい、濃い味を選んでしまうのは
もともと好みの味であることと
もうひとつは
今も置き去りの目覚まし時計のせい
この時期でも半袖でいる
「・・いまどきの小学生じゃないでしょ」
決まって、その一言
重ね着は苦手なんだ
特に肩のあたりが突っ張った感じがして
なんか気が重たく感じてしまうから・・
そう言って拒んでみては
風邪をひいた1週間前のことは
素直に認めないといけない
出かけるときは
マフラーをかけてくれる
いまの服装とアンバランスさは認めるけど
そんなキミの出来事を
けっこう気に入ってた
通りの向こう側の
お気に入りのお店に入り
午前中まったり過ごすのが
何とも言えないくらい好きだった
誰にも邪魔されない
束縛されない
好きな雑誌を見ては
知識も増えてく
部屋に残された目覚まし時計
朝、目覚めの悪いキミのためのモノ
何度声をかけても
なかなか起きないでいた
僕のココロのほうは
目覚まし時計をセットしなくても
キミの存在がないことに
目覚めてしまっているけど・・