プロローグ
どこだここは?不思議な場所だ。
螺旋階段に大広間、全て真っ白
床は大理石?
なんでこんなに明るいのだろう電球もないのに
そこに一人(よく見りゃ5人いるように見える、気のせいか?)
男の人がうつむいて何かをしゃべっている
「ヤマト!!メ...シー!!...リバー!!.........ド!!ーーー」
なんだろう、懐かしい名前だな
「ごめんなさ...いっ...また...グヒッ...グヒッ...。」
泣いている
トコトコトットトコトットトットコトコトコトコトット
あれ下の階から誰か来たみたいだ
なんだあの女
なんなんだあの女、圧倒される
「グヒッ...グヒッ...グヒッ......!.......!!!!!!!...!!!!」
あの男驚いた顔ブッサイクだな
「ほらほらこんなところにいないでさっさとおいき、じゃないとわたしがあいしてしまうよ。」
女が言い終わるか言い終わらないうちに男が血相変えて立ち上がった。
「どリュイぁぁぁあああああああああああああ!!!!!」
そして女に飛びついた、腰についたナイフを掲げて
殺意は本物であっただろう
しかし
あの男はナイフを振るえずにいた
女の目を見て口を開けている男を見て僕は思った
男は女に魅了されてしまったのだと
「クソが....くそが...」
女はそれを見るとつまらなさそうに去って行った