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31話:須賀川肇さんの慈善事業を泰平が継続1

 シティバンクが日本から撤退の速報をすぐに泰平はシティバンクを紹介した、人達に話して、一緒にSS銀行に口座を移そうと話した。そして泰平は海外のシティバンクでの豪ドル口座はそのままにしておきメールで口座の指示ができる事を確認した。


 試しに指示した時間に電話を自宅にかけるように指示すると約束通り電話がかかって来たので、継続取引をお願いした。徳川泰平は子供達の教育も終えて須賀川肇さんから1億円いただけるという話を聞いたので、奥さんの志保さんと話し合った。


 すると志保さんが、たまに来る恵まれない子供達のために何か役に立つ事をしようと言った。そこで、ちょっと名案が浮かんだので、ある人と協力して、その話を実現させるようにしようと言い、決まったら、教えると言った。


 2005年10月の須賀川肇さんとの食事会の席で、この話をすると須賀川肇さんが、その申し出は、とてもありがたいと言い、実は、私は、もう既に80歳を過ぎて、持病も持っており、今後の慈善事業を息子の須賀川治に任せているが、もう一つ親身になって考えてくれない


 私が死んだら、たぶん、この慈善事業もなくなるのではないかと心配していると打ち明けた。その事業を徳川泰平さんに引き継いでもらえれば、こんな、うれしいことはないと、涙ぐむではないか、それを見て泰平も、もらい泣きし須賀川肇さんの手をがっちりと握り任せて下さいと言った。


 すると、これで、思い残すことはないとボロボロと涙を流した。早速、この話を息子の須賀川治も食事会に同席させて、しっかりと話しますと言ったので、徳川泰平は、女房の志保さんも同席させると言い、彼女は、細かいところまで気が利く、やさしい心の持ち主で、きっと役に立つといった。


 そして翌月の食事会の時に須賀川治さんの紹介と、徳川志保さんを紹介し合った。すると、須賀川治さんが、あー良かったと言い、これで自由に、自分のしたい事が出来ると言い、今迄の慈善事業の内訳を書いた書類を渡してくれた。


 その後、須賀川家の利益の1割を寄付し続けていると言い残金が5千万円になっていた。さらに、須賀川治さんが利益の10%の寄付は、最低、父の須賀川肇の存命のうちは継続しますが、その後は、また交渉しましょうと言った。


 徳川泰平が、この資料を2部作り1部を須賀川治さんに渡して管理していただきたいと言うと治さんが、いえ結構です。徳川泰平さんが代表になって管理運営して下さいと言い治さんは純利益の10%を父の存命の間、継続しますと言った。


 それを聞いていた徳川志保さんが、治さんに、あなたは、この慈善事業に興味がないと言う事ですねと聞くと、私は結婚もしてないし子供もいないので本音の所で恵まれない子供は可哀想だとは思いますが、無理して自分の資産から寄付する意味が、もう一つわからないと言った。

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