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異世界までジャンプ!  作者: ノベル
3/3

初めての戦闘

「手伝ってくれ!下さい!」少年と少女は見事にハモる。

現在2対2から俺が乱入し、2対3になりゴブリンと膠着状態になっている。ゴブリンは片方が棍棒、もう片方が剣を装備している。

対してこちらは少年が剣と盾。少女がメイス。

俺は草刈り鎌。

「鎌はちょっと使いづらいな…二人共少しの間ゴブリンを頼んでいいか?武器を作りたい」

「いいけどあまり持たないぜ。出来るだけ早く頼む。」俺は首を縦に振り少し下がった所で麻袋に石を詰め込み始めた。

俺が離れた事でゴブリンが二人に突撃。

若干押されながらも耐えている。急がねば。


「よし!出来た。」俺は石を半分くらい詰めた麻袋を肩に担ぎ上げゴブリンの後方に回り込む。

ゴブリンも回り込まれた事に気付いてこちらを気にするが、前にいる二人が攻撃を繰り出すのでこちらへの注意は散漫。

とりあえず剣で切られたくないので棍棒を持ったゴブリンの頭目掛けて

「ウラァッ!!」と麻袋を叩きつけると、ゴブリンの頭はかち割れ、地面に倒れた後動かなくなった。想像はしていたが脳みそが飛び出ていて気持ち悪い。

残るは後1匹だったので、3人でタコ殴り。

最後は少年に胸を刺され死亡。

無事戦闘は終了した。

戦闘終了後、頭の中で

「レベルアップしました。各種機能がアンロックされます。」「ウワッ!」

俺が驚いた声を出すと、少年が「敵かっ!?」

と警戒し始めたので、「すまん。何でもない…」というと怪訝な顔でこちらを見た後、少年は警戒を解いた。

「それにしてもさっきは助かった。俺の名前はケビンそれでこっちが…」

「ミーアです。さっきはあの…ありがとうございます…」モジモジしながらミーアは答える。

シャアかな??

「俺の名前はハヤトだ。」

「変わった名前だな。」「だね。」

「そっそうなのか?まあ遠くから来たからここらじゃ珍しいのかもな」と誤魔化すが、明らかに遠出の荷物も何も持ってない俺をジト目で見てくる。

「魔物に襲われて、取るものも取らずに逃げて来たんだ。」そういうと2人は申し訳無さそうな顔になり、兄さんも大変だったんだな。と慰められた。

この子達何かすぐ騙されそうだな…。と思いつつ、この子達に色々聞いとこうと思い

「遠くから来たから、ここら辺の事全然分からないんだ。良かったら色々教えてくれないか?」と言うと

「助けてもらったし、いいけど一旦街に帰ろうぜ。ここから一時間程歩いたら着くからさ」と言われ街に向かう事になった。


「異世界の街か…どんな所なんだろう」


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