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リセット

作者: ソラ1

日常であり、非日常です。

ワタシの朝は早い。

4時に起きて、スズランに水をやり、犬にご飯をあげて、お湯を沸かす。その間にお風呂にお湯をはって、洗濯物をまわす。お湯が沸いたらコーヒーを5種類の中から選んで1杯目のコーヒーをブラックで飲む。正直違いなんてわからないけど、ブラックが飲めるようになってからは、何種類かの国のコーヒー豆を買うようになった。何事も自己満足である。

 そうしているうちにお風呂にお湯がたまるから、ゆっくり40分の半身浴をする。お風呂からあがると、2杯目のコーヒーを飲みながら、今日の予定をなんとなく考える。なにを着ようか、化粧はどうするか、いくら使えるか、洗濯物は中干しか外干しか。テレビはみないから、洗濯物が回る音だけを聞きながらいろいろと考え、結局そのときになったら決めよう、で終わる。直近の問題は洗濯物だ。あいにく今日は中干しだった。

 ワタシは中干しは嫌いではない。自分が着ていた服たちを並べてみてみると、面白い発見が多い。こんな狭い部屋によくもこんなたくさんの服が入っていたなぁとか、青色が好きなんだな。とか、タグは全部切ってあるな(ワタシはタグが大嫌いである。首がチクチクするのが許せない)とか、同じような服ばかり着てるなぁとかくだらないことだが改めてみると面白い。そして、何より断捨離しようと思えるからである。

 ワタシは断捨離が大好物である。なにかを捨ててすっきりする快感を一度味わうともうやめられない。だからこんなにも余計に早起きなのだ。

5時半から恒例の断捨離タイムが始まる。それは、いつ書いたかもわからないメモ用紙から、ボロボロになったTシャツ、はたまた何となくその場のノリでIDを交換した謎のライン友達まで、ありとあらゆるものを捨てようとする。7時から化粧をして、服を選び、8時に家をでる。これが毎日の習慣、ルーティーンである。

なぜこのようなルーティーンになったかというと、ある日目につくものたちが自分にとって不必要なものと感じたからである。衝動的に捨てみた。そうしたら、それが思いの他、気持ちがよかったのである。ストレス解消、この一言に尽きる。

毎日これだけの時間を使って【捨てること】に没頭していたら捨てるものがない日があるのではないかと初めは思ったが、実はあるのだ。なにかしら捨てるものはある。物体だけではなく、考えた余計な不安を紙に書いてぐちゃぐちゃに破って捨てれば、頭の中の断捨離である。世の中には余計なものが多すぎる。ワタシには毎日捨てなければ、飽和状態ではじけてしまう。だからワタシには、この時間が必要なのである。

毎日飽和状態で帰宅し、次の朝にリセットしてまた外の世界にでていく。


陳腐な言葉でいうと、戦うための準備なのである。


話は変わるが、私は前から靴用の試着室をつくるべきだと考えている。靴を脱ぎ履議している姿は、どんな美人でもイケメンでも、なんだか滑稽にうつるからである。靴のストラップが絡まって、「おとりしましょうか?」といわれるものならそこから逃げたくなる。ほかの人はどうなのだろうか。ワタシが無知なだけでもう存在しているのかもしれない。ぜひとも日本中に普及してほしい。

断捨離をしていくと、ぶつかる壁が【靴】である。女の人は靴好きが多いというが、ワタシもそうである。靴と服の量がまるであっていない。どうしても捨てられないのである。どう考えても、この先履かないであろう靴もワタシにとっては、宝物であるし我が子のようなものである。少し大げさであるが。

【捨てる】という行為をしていると、【捨てられない】ものがあることに気づく。それは、靴はもちろん、ラインのIDもである。なんとなく交換して2年は連絡をとっていないけどワタシのライン友達に居座り続ける人もいる。

はたしてワタシは本当の【断捨離】できているのだろうか。ワタシは本当に【リセット】できているのだろうか。そう思いながら、今日も長年放置していた使わない化粧品を捨てるのである。


読んでくださってありがとうございました。心から感謝申し上げます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 「考えた余計な不安を紙に書いてぐちゃぐちゃにして破って捨てれば、頭の中の断捨離である」って良いアイディアですね!早速真似してみます(^○^)
[一言] 断捨離、私はなかなかできていませんので、 それをできる作者さんが羨ましいです。 物の断捨離ができれば、 「片づけられない、いらない物のスペースのために家賃を払うなんてバカバカしい」と思うこ…
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