第七話 美人エルフとの出会い
あれっ?説明回のはずが、、、
チョロイン4登場、、、、
4なので仲間になるのは当分先、
顔見せ程度のはずが、、、
キーボードが止まらない、、、
1はもうきまっているけど、
感想などでご要望があれば
2、3と繰り上がるかも、、、
俺はおっさんに連れられ廊下を進む。
どうやら、目的の部屋に着いたみたいだ。
「火炎殿、しばらくこの部屋でお待ち下さい。
説明するも実物があったほうが解り易いでしょう。
通貨と地図、辞書をお持ちしますので。」
おっさんの言葉に俺は、
「解りました。お願いします。」
と伝え、部屋に入った。
その部屋は立派な造りで高価そうな絵画が飾られ、
座り心地のよさそうなソファーと美しいガラスの
テーブルが落ち着く空間を演出していた。
俺がソファーに腰掛けると、
コンッコン
ドアがノックされた。
(えらく早いな、そんなに近くなら初めから
そっちで説明すればよかったのに。)
そう思いながら俺は、
「はい、どうぞ。」
とドアの向こうのおっさんに伝える。
「失礼します。アカツキ様。」
(あれっ?おっさんじゃない。)
返ってきた返事は女性の声だった。
そしてドアが開きはいってきたのは、
美しい緑の髪を腰まで伸ばし、その耳は人より
長く、綺麗な緑の瞳、美しく整った顔、
透き通るような美しい肌をもった女性だった。
(リアル、エルフ、キターーーー!!!)
俺のテンションは一気にMAXになった。
美しいエルフの女性はティーポットとカップ
お茶菓子が乗ったトレイをテーブルに置き、
「デーベン様は準備にもうしばらく時間が
かかられるみたいです。お待ちの間に、
召し上がってください。」
そう言うと彼女は立ち去ろうとする。俺は、
「ちょっと待ってください。時間がかかるなら、
一人で待つのも退屈なのでよろしければ少し、
話相手になってもらえませんか?」
(デーベン?誰だ、そんな奴知らねーよ!
それよりエルフ!エルフのお姉さーん!!)
俺はおっさんの事を忘れて、目の前のエルフの
お姉さんを何とか引き留めようと声をかける。
「はい、私でよければ喜んでお相手します。」
俺に微笑みかけながら、俺の横に座る。
(くそっ!グラスレス王国め、汚いマネをっ!
色仕掛け?色仕掛けなのか?クーーーッ!!
君が残れと言うのなら俺はーーー残る!!!!)
客観的に見ると今の俺は川田よりヤバイはずだ。
俺の隣に座る彼女から森の香りがする。
(胸がドキドキする!川田もこんな気持ちだった
んだろうな。クーーーッもうっもう!!)
俺がドギマギしていると、エルフのお姉さんは、
「アカツキ様。まず自己紹介させていただきます。
私の名はシルフィーネスと申します。
シルフィとお呼び下さい。」
(解りました!シルフィさん!)
「解りました!シルフィさん!俺の事も火炎で
結構です!敬語もいりません!」
俺はシルフィさんに声を上げて告げる。
「うん、解ったわ、じゃあカエン君って呼ぶわね。
私は呼び捨てで呼んでほしいなぁ。
あと堅苦しい言葉づかいも禁止ねっ。」
シルフィが楽しそうに喋る。
(シルフィーーー!!かわえぇーーー!!!)
「うん、わかったよ、シルフィ。」
俺はシルフィに笑顔で返事をした。
俺の視線がシルフィの顔と胸を往復する。
(かわえぇなぁー、オッパイも大きいなぁー、
お姫様より大きい、Gかっ!グゥレーート!!
腰も抱きしめたら折れそうな細さだし、
お尻は小ぶりで脚はスラッとしてる。
ボボンッキュキュップリッ!!だな!!
サイコーー!!俺の嫁になれーーー!!!)
俺がだらしない顔でシルフィを視姦していると、
「もぉ、カエン君?男の子だから仕方ないんで
しょうけど、そんなに露骨に女性の体を見ちゃ
ダメよっ!メッ!」
シルフィが柔らかい笑顔で俺を窘めた。
(ゴメンナサーーーイ!!でも無理っ!!)
「ごめんよ、シルフィ、君があまりにも魅力的
すぎて我慢できなくて、つい。」
俺の口から本音が洩れると、
「もうっ、カエン君?勇者様がそんなに簡単に
女性を口説いちゃダメッ!わかった!?」
シルフィが頬を桜色に染めながら俺に言うが、
「えっ?いや、シルフィ?俺は勇者じゃないん
だけど?えーと、勘違いしてる?」
俺が戸惑うと、シルフィは、
「刻印なんて関係ないわ。カエン君は、
大剣のゴンザレスを倒したんでしょ?
カエン君がどんな考え方をしているかは、
私にはわからないけど、私、うぅうん、私達、
この世界に住む人達にとって、皆を苦しめる
魔族を倒したカエン君は勇者様なんだよ。」
シルフィの言葉は、天野のバカのせいで荒んだ
俺の心に優しく染み込んだ、、、、、。
(わかった、わかったよ、シルフィーーー!!!
俺は君の勇者になるっ!!!!)
「わかった、シルフィ、俺が君の勇者になる。」
俺の口から心の声が洩れた、、、、、、、。
(あれっ?これって告白じゃねっ?)
俺の突然の告白に、シルフィは、
「だから、カエン君?そんな風に会った
ばかりの女性をからかっちゃダメッ!!
もう、お仕置きが必要かしらっ?」
シルフィは頬を桜色から真っ赤に変えて
俺から目をそらした。
冗談だと思われたみたいだ、、、、、。
確かにこのタイミングで告白はないだろ、、、。
頭が少し冷えた俺は、話題を変えようと、
「ごめん、シルフィ。少し浮かれすぎた。
俺のいた世界にはエルフがいなくて、
君を見たときに舞い上がってしまったんだ。」
俺の謝罪にシルフィは、
「えっ?エルフがいないの?それならどうして、
私がエルフだってわかったの?」
当然の疑問を口にした。それに対し俺は、
「エルフは俺の世界には実在しないけど、
空想の中に存在するんだ。そのイメージに
君がピッタリ一致したんだよ。
美しい森の妖精ってイメージにさ。」
俺のキザッタらしい台詞にシルフィは、
「うん。今のセリフは嘘じゃないみたいね。
ありがとう、とっても嬉しいわ。」
冬を春に変えるような笑顔で礼を言った。
(べつに今までの台詞も嘘じゃないよ!!
シルフィー!!結婚してくれーーー!!)
俺は自分の脳内と何とか折り合いをつけ、
「ああ、だから俺も君との出会いに、
とても感謝してるよ。」
「ありがとう、カエン君。森に帰る前に一目
勇者様をみたくてメイドの子に頼んで、
お茶を持ってくる役を変わってもらったけど、
とっても素敵な出会いになったわ。」
(はっ?)
「えーーと、シルフィ、森に帰るって
どういう事?」
俺の間の抜けた質問に、シルフィは、
「私はもともと、この国の住人じゃないの。
この国から南に一週間ほどの場所にある、
森の国フォレストリニアの住人なの。
今回、この国で行われた刻印召喚の
サポートを行うために派遣されたのよ。
刻印召喚には地脈に溜まるおおきな魔力、
累積魔導力を使うから、失敗したら大変なの。」
丁寧に説明してくれた。だが俺が理解する前に、
コンッコン。
ドアをノックする音が響く。シルフィは、
「とても楽しいひと時をありがとう。
また、いつかどこかで会えるといいね。
カエン君、さようなら。」
チュッ
俺の頬にキスを残してドアに向かい、
ドアを開け、台車にいくつかの袋と
分厚い辞書、巻かれた地図のような紙を乗せた、
おっさんと、
「おお、シルフィ殿、すみません。
しかしどうして、この部屋に?」
「いえ、ゴンザレスを倒した殿方に一目お会い
しておきたくて、メイドさんに無理を言って
お茶を持ってくるお役目を変わってもらい、
カエン様がお待ちのあいだ退屈をしないよう
話し相手を務めさせて頂きました。」
「それは、ありがとう御座います。」
「はい、それでは私は失礼します。
国に帰らねばならないので。」
「はい、お気を付けてお帰りください。」
二言三言、言葉を交わし去って行った、、、。
「火炎殿、大変お待たせしました。すみません。」
入れ替わるようにおっさんが部屋に入ってきた。
(シルフィーーー!!カーームバーーーックッ!!
俺も森に行くーーーーー!!!!!)
おやっ!?火炎の様子がっ!?
プップップップ
トゥートゥートゥーー!
トゥトゥトゥトゥートゥトゥーー!!
火炎はヒーローから
チョーローに進化したっ!!!
こんなはずじゃ無かった、、、、、
進化キャンセル出来んかった、、、