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第三話 正直ですね。(文句いえねーー!)

あらすじ追加しました。タグも追加、変更しました。

状況を理解できずボーゼンと立ち尽くす俺達の前に、

一人の美少女が歩み出る。


「勇者様がた、まずはこちらの身勝手な理由で

召喚してしまった事をお詫びします。ごめんなさい!」


美少女(明らかにお姫様)が謝罪とともに頭を下げると


「「「「ごめんなさい!!!!」」」」


周囲にいた、騎士っぽい人達、大臣っぽい人達、

王様っぽい人が頭を下げ謝罪を合唱した。

え、えーーと、展開についていけない俺は

ほかの連中の様子をうかがう。

天野はただ立ち尽くしたままだ。葉山(妹)は

不安そうな顔をしつつ、床に座っている。

葉山は妹の肩に手を置きながら、

周囲を観察している。

川田は、、、、、、、、、、、、、、?

頬を赤くそめつつ、お姫様を凝視している。

ちょっと引くぐらい、鼻息が荒い。


(ハア!?これって一目ぼれってやつかっ!?

いや、無理無理無理無理無理、無理だろ!

この状況でなに考えてんだ!?)


俺は一気に混乱した。


「私の名はリリアーナ・ゼスト・グラスレス

と申します。ここ、グラスレス王国の王女です。

状況を説明させてもらってもよろしいですか?」


お姫様が自己紹介とともに、説明を申し出る。

俺は混乱した頭を落ち着けるため、

深呼吸しながらうなずく。

他の四人もうなずいたみたいだ。


(つーか、川田!!鼻息うるさい!!)


「皆さん、ご自分の右手の甲をご確認ください。

刻印が刻まれているはずです。」


俺は自分の右手を確認する、なにもない。


「えっ、なにもないよ?」


俺がそう言うと、お姫様がすまなそうな顔をして、


「ごめんなさい、あなたは召喚に巻き込まれて

しまったようです。

あなたのようにこちらに呼ばれてしまったかたの

前例もあります。できうる限りの補償をお約束

いたしますので、どうか落ち着いてお話を

きいてもらえませんか?お願いします。」


と俺の前で頭をさげた。


「わかりました。」


と返事をしつつ、、、、、、、、、、、、

俺の目はお姫様の胸元に釘付けだ。

お、おおきい、Fぐらいあるんじゃないか?

腰もほっそりしてる。お尻はスカートが

ふんわりしててわからないがおそらく、

ボンッ!キュッ!ボン!!だ。間違いない。

お姫様が頭をあげる。肩よりすこし長い金髪が

サラサラと踊る。おおきな青い目と目があう。


(やべっ!胸がドキドキする!!

俺も川田の事言えねーーーーーー!!)


再び落ち着くために深呼吸をしていると、

四人の確認がおわったようだ。

お姫様の説明によると、

天野が勇者の刻印、葉山(妹)が聖女の刻印、

葉山が魔導師の刻印、川田が重戦士の刻印らしい。

うん。まあ、ピッタリだな、

イメージどうりというべきか。


「今回皆様を召喚させていただいたのは、

この国を襲う脅威から、国民達を守り

平和を守っていただきたいのです。」


ん?脅威?お姫様が説明を始めると、

一人のおっさんが前にでてきた。


「姫様お待ちください。ここからは

私が説明いたします。」


「ゴウトク大臣。わかりました。お願いします。」


お姫様が説明を譲る。


「勇者様がた、私はゴウトク・デーベン。

グラスレス王国の財務大臣をしております。

以後お見知りおきを。

ではこの国を襲う脅威を説明させていただきます。

まず一つ目は魔族の脅威です、

彼等は人の負の感情を糧としています。

それを得るために彼等の領土に接している

我が国に攻めてくるのです。

二つ目は亜人の脅威です。

これは我が国というより、我々人類が過去に

彼等を虐げていたことにたんを欲します。

彼等は人類より優れた力、知恵、術などを

有しています。ゆえに先人達は彼等を恐れ、

羨み、攻め滅ぼそうとしたのです。

人類は数だけは他の種族を圧倒して

いましたから、数の暴力です。

我々も過去の過ちは理解しています。

非を認め謝罪をしていくつかの種族とは

なんとか和解できました。

しかし、好戦的な獣人の一部の種族、

誇り高きエルフのいくつかの集落は、

人を許せないと和解を拒み人類に敵対しています。

我々が悪いのはわかっていますが、

ただ攻め滅ぼされるのを待つわけにはいかないのです。

三つ目は魔物の脅威です。

奴等は本能で行動します。

毎年おおくの被害が出ています。

我々も兵を派遣したり、冒険者ギルドが

討伐したりと手は打っているのですが、、、。

最後の脅威は隣国のバッハルト帝国です。

人間同士の戦争です。

領土の奪い合いをおこなっています。

人間同士で争っている場合ではないのですが、

やはり国家を維持していくためには、

豊かな土地が必要なんです。

これはどうしようもありません。

ここまでで質問はありませんか?」


おっさんの説明が終わると、葉山(妹)が、


「あのー、最初の三つは私にはわからないですけど、

お隣の国とはなんとか仲良くできないんですかー?」


と質問すると、


「無理ですな、あいつらむかつくから、

こっちから譲歩できません。」


(ぶっちゃけたーーー!!

むかつくとかいっちゃってるよ!!!)


葉山(妹)がだまると、天野が、


「あなた達に正義はあるんですか?」


と聞くと、


「それはわかりません。

正義とは国家の数だけ各国の正義があり、

人の数だけ個人の正義があるんです。

一概に我々の正義が正しいと

傲慢なことは言えないでしょう。」


おっさんの言葉に天野が考え込む。

葉山は特に質問はないようだ。


「リ、リリアーナ姫様!!

自分はあなたのために頑張ります!!!」


川田がお姫様にむかって力強く宣言していた。


(あーー、俺はどうしようかな。)


俺が考えをまとめていると、


ドガーーーーーーーーーーーーン!!!!


天井を突き破ってなんか落ちてきた。




次回、戦闘回。主人公無双!、、、、、、、、主人公無双?


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