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苦しみはすべて己の内から溢《あふ》れ出るもの
恐怖に押しつぶされながら
一人 孤独の戦いを始める
未熟ゆえに真っ白
未熟ゆえに真っ黒
何もないのだ
何を心に留めて
立ち向かうのだろう
何もわからない
一挙一動
すべて尋ねてみればいいのだろうか
歪んだ感情と
ねじ曲がった意識とが
現実に相対することを
困難にさせる
誰もが通った道なのだと
己に言い聞かせようとしても
聞くことさえ拒絶するのは
自らの名前のせい
ただそれも言い訳に過ぎない
わかっているのだ
本当はどうしたらいいのか
それをしないのは
恐怖
それにつきる
一挙一動に
おびえて生きる
そんな毎日が
過ぎていく
いつまで
続くのか
現実と夢との
争い
私は何をしているのだろう
読んでいただきありがとうございます。
2011/09/20