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過ぎた日に祝福を
花を見た。君を思い出した。
どこかで恋をして愛を知って笑うだろう君を。
僕はそっと小さく痛んだ胸を押さえて、
何もなかったふりをした。
もう、思い出さなければ僕は泣かないのに。
でも、苦しむことが僕が僕に科した罰。
許されることなんてないと知っているから、
いまだ子どものまま、駄々をこねている僕が君に会わないように
歩き回る足を止める。
僕はもうやめるよ、愛することを。
それはむなしさしか生まないと知ってしまったから。
苦しみしかもたらさないものだと感じたから。
僕が抱える僕の困った恋の性格は、
僕以上に僕が恋する人を苦しめるだろうから。
僕が大人になることができるまで、
泣いて苦しんでわめいて、
恋を忘れたら、恋をしよう。
小さな野の花が笑っている。
君のそばにいたいと願う、愚かな子どもの僕を。
2013/07/19…07/14