表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/117

僕は僕で 君は君で

「なんだって、そう同じことを繰り返すんだ?何度もやるなといったよな?」

罵声ばせいではなく淡々とさとすような口調

「学んでないんじゃないかって、周りに言われても仕方ないぞ?この調子なら」

あきらめのようで ただ事実を告げているだけのようで

「少しは直していこうな」

ひとしと言われるような会話の終わり


[あの人の真似は僕にはできない。何度やっても間違える]

諦めの独白どくはく 悲しみはない

[でも、みんなにはわからない。僕はちょっとだけうまくなってる]

ただの事実確認 自分に言い聞かせる

[気づいてもらえるまで、頑張ってみよう]

ちょっとした目標 ささいな決意


「ねぇ、なんでこんな隅っこにいるの?」

純粋な疑問 自分ではないことへの興味

[誰がどこにいようがお前には関係ない]

ねじ曲がった回答 他人との大きな距離

「どっかけがしたの?」

無知ゆえの寄り添い 

[あっちいけ 近寄るな]

温もりへの拒絶


どうやったってみんな同じ人間にはなれないんだ

なのにそれを忘れてしまう

覚えていたって自分と違う考えなんか浮かばない

なんて不便なんだろう

生きていくのが難しいんじゃないと思う

みんながみんな

自分の考えだけで生きているから

大変なだけなんだよ


僕は僕しかいなくって

君は君でしかなくて

それ以外の何物でもないのに

僕は君を僕だと思って

接しているって

僕はわかっているのだけれど

自分のやりたいことを貫き通せる人がうらやましいと思う

他人に優しくできる人をすばらしいと思う

だから、どちらも妬ましい

でも、人は人 皆 他人

そう割り切れればいいのにと思う       2011/09/10

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ