我は立つ
立ち上がれ!
どこまでも孤高の人であるために!
立ち上がれ!
何者にも屈しない柳であるために!
だがしかし
仲間を持ちてほほ笑め
だがしかし
膝をつきてくやしがれ
受け入れて拒め
拒みて受け入れよ
ほほ笑みて怒り
怒りてほほ笑め
手に握りしめるものは
自らであれ
誰かのためなどと
言い訳をしないように
己であり続けよ
時に人に屈しようとも
立て!
さすれば見えよう!
うずくまりし時に見えなかったものが
座れ!
さすれば見えよう!
立ち続けし時に見えなかったものが
我は我であってほかの何者にも
なれやしない
他は教師であり
他は鏡であり
他は我ではない
だからこそ
我は我でありえている
進め!
壁や谷など本当はない!
進め!
道など分かれてはいない!
進め!
見ているものこそが正しい!
進め!
裏切りにあって信じよ!
進め!
己が己であるために!
ただ
壁や谷にあうのはそう思うからで
ただ
道が分かれて見えるのは迷っているからで
ただ
見えていないものを信じてもそれが言い訳になるからで
ただ
裏切られなければ信じていたとさえ人は気付かない
ただ
己でなくなってもかまわない
泣くがいい
怒るがいい
おびえるがいい
それらは糧になろう
笑うがいい
あきらめるがいい
自信を持つがいい
それらは力になろう
さあ
我は立つ!
続け!
ただ、個を大切にするってことは、もろ刃の剣にも似ているのです
2011/09/29