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職業オタクの召喚者  作者: 五三竜
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第22話 女の子達の休日part.1

夜が明けて次の日になった。来未が目が覚めると3人がベットの中に侵入していた。


「なにしてんの?」


聞いても何も言わない。すると、国王の側近達が来てミューナを今日1日借りると言ってきた。拒否したが命令だと言われ仕方がなく行かせた。


・・・今日は街を出て外に来ていた。もちろん修行である。それと同時に仕事も兼ねている。


「どうしたのよ?急に街の外に行こうだなんて」


「ここ最近ずっと忙しかっただろ。だから、冒険者としての仕事が何も出来ていない。だから、たまにはゆっくり冒険者の仕事をしながら修行でもでけたらなって思って」


「いいの?ミューナと最後になるかもしれないのよ。明日まで一緒にいてあげればいいじゃない」


「いいのいいの。大丈夫だって」


来未は呑気にそんなことを言って笑っている。しかも、修行と言いながら野原に寝っ転がって目を閉じている。


「あのね!修行するならミューナを助け出せるくらい強くなろうと思わないの!」


「だから、大丈夫だって言ってるだろ。今の俺のステータスこれだよ」


来未はそう言ってステータスプレートを見せてきた。


レベル.16

【体力】150000

【魔力】3600000

【筋力】15000

【敏捷】16300

【防御】15400

【知力】26000

【耐性】63000


「確かに凄いわ。でも・・・それでももうちょっと緊張感を持ってよ!」


「ちょ、ちょっと・・・ニューちゃん」


「あなた本当に一緒にいたいと思ってるの!」


「思ってるさ。だからこうしてるんだよ」


「何もしてないじゃない!」


「それがどうした?今はまだその時じゃないってだけだろ」


それを聞いたニューが激怒した。説得しようと来未が体を起こすと不意に頬に痛みを感じた。気がつけばニューが自分にビンタをしていた。


「嫌い!ミューナのことをなんにも考えられない来未なんて大っ嫌い!」


そう言ってキュラを連れ行ってしまった。辺りに静寂が広がった。そんな中で小さく来未は呟いた。


「・・・俺は、俺の方法でミューナを助ける。・・・たとえ何があっても。でも、まだダメなんだよな・・・」


来未は立ち上がると野原の奥にある森の中に入っていった。


・・・一方その頃ニューとキュラは街の中にいた。


「ね、ねぇいいの?あんなこと言って」


「良いのよ。あれくらい言わないとわかんないのよ」


キュラは不安そうにニューに言っている。だが、ニューは聞く耳を持たない様子だ。


「こ、これからどうするの?ミューナちゃん助けるんでしょ」


「そうね・・・まずは愛に行ってみよ」


そう言ってキュラ達は王城に向かって足を進めた。城に着くと門番が待ち構えていた。


『おい、お前達何しにここへ来た?』


「私達はミューナの仲間で会いに来たの。合わせてもらえる?」


門番は向き合って待ってろといい城の中に入っていった。しばらくして出てくると入っていいと言って2人を中に入れてくれた。中に入るとすぐにメイドが待っていた。


「お待ちしておりました。今ミューナ様は部屋におられます。案内しますのでついてきてください」


ついて行くと、少し豪華なドアの前で止まりノックした。部屋から声が聞こえるとメイドはドアの前から離れ部屋の中に入れてくれた。中に入るとおめかしをしたミューナがベットの上に座っていた。ミューナはこちらを見るなりすぐに抱きついてきた。


「来てくれたのね!私嬉しい!」


「当たり前じゃない。私達は仲間よ」


ミューナが離れると不思議に思ったような顔をして聞いてきた。


「あれ?ご主人様はどこにいるんですか?」


「知らないわよ。どうせまだ昼寝でもしてんじゃない」


「もう、どうしたの?」


「じ、実は・・・かくかくしかじかで・・・ごにょごにょ・・・」


「・・・そんなことがあったの・・・」


「う、うん。そうなんだ。だ、だから意地を張っちゃって」


「ちょっと何話してるのよ?」


『ううん、なんでもないよ』


2人が慌てて誤魔化すと、は持ってしまった。それを聞いて、3人は笑ってしまった。


「ねぇ、今日みんなで街に出ない。スイーツの美味しい店があるの」


「いいわね。行きましょ」


「う、うん。行く」


3人は楽しそうに出ていった。・・・一方その頃、森の中で来未は立っていた。


「まだだ、まだ足りない。あと、少しで・・・」


━━また、ミューナ達は街のスイーツ店に来ていた。


「凄い!ここのスイーツめちゃくちゃ美味しいよ。ニューちゃんもキュラちゃんも食べてみてよ」


「う、うん」


キュラがミューナの気迫に気圧されながら食べてみた。モグモグ・・・パクパク・・・モッシュモッシュ・・・


「う、美味い!何これ!凄い!」


キュラが突然言うと、ミューナとニューが笑いだした。キュラは恥ずかしかったのか顔を赤く染め縮こまってしまった。


『あはは』


「う、うきゅぅ〜。恥ずかしい・・・」


「ふふふ。それじゃあ私もいただくわ」


そう言ってニューは食べた。モグモグ・・・モッキュモッキュ・・・ムグムグ・・・ムッキュムッキュ・・・


「美味しい!」


ニューは思わずそう叫んでしまった。


「で、でしょ!」


キュラもそれに乗って言っている。


「本当に美味しいわ。ご主人様も一緒にいたら良かったのに。ねぇニュー、キュラ」


「・・・フンッ、知らないわよ」


「え、えと・・・その・・・あの・・・」


「ごめんごめん。こんな空気にさせようとしたわけじゃないよ」


「わかってるのよ」


「あ、なんか前に戻ってる」


「何言ってるのよ?」


「ほら、そののよってやつ。最近色々あって忙しかったから出てなかったけど、急にすることがなくなって戻ったね」


「た、確かに。今気づきました」


「もぉ〜、キュラちゃん。私に敬語使わなくていいよ〜」


「そ、そうで・・・そうなの。わ、わかったよ」


「なんだか、逆にミューナがいつものミューナじゃないみたい」


3人は楽しそうに会話を楽しんだ。そして、楽しい時間はあっという間にすぎてしまった。王城に戻った3人はミューナの部屋の前で話していた。


「それじゃあここでお別れね」


「ま、また明日会おう」


「そうなのよ。まぁ、私達も王城に泊めて貰えるみたいだから、すぐに会えるよ」


「えっ!?そうだったの?」


「あ、あの・・・知らなかったの?」


「うん・・・。知らなかった・・・」


「そ、そう言えばですけど・・・来未くん、今日は帰って来れないんだって」


「あっそ、知らないのよ。もしかしたら最後かもしれないのに帰ってこないなんてなんて薄情なの」


「ま、それはそうとして今日は楽しかったよ。皆ありがとう。明日もまた遊びましょ」


「う、うん!」


「そうしよう!」


3人は話終わるとそれぞれ部屋に戻っていった。と言ってもニューとキュラは来未と一緒のミューナの隣の部屋だが・・・。


━━一方その頃、来未はまだ森の中にいた。


「そろそろだ・・・。これで俺は・・・」

読んでいただきありがとうございます。

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