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職業オタクの召喚者  作者: 五三竜
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第16話 一時の休息

来未は急いで風呂に戻ると湯船に飛び込んだ。ミューナと、ニューが何か言っているけど気にとめず端でくるまった。


「ちょっとどうしたのよ?」


「ご主人様。急にどうされたのですか?」


「俺の服がない」


ミューナが驚いて慌てだした。


「盗まれたのですか?どうしましょう」


「違う違う。俺、替えの服を買ってない」


『えっ?』


2人の声がハモった。


「そんなことですか。私が買ってきますよ。2人は湯船に浸かって待っててください」


そう言って急いで出かけて行った。2人は呆然として湯船に浸かった。


「やっぱなんでもねぇや。悪いな」


「いや、いいよ」


「そうだ、今2人しかいないから言うけどなニュー、お前のおしっこ全然取れないぞ。しかも、まだニューから少し臭うし・・・」


「急に何よ?仕方ないでしょ。怖かったんだから。そんなに言うなら洗ってよ」


「なんでそうなる。でも、いいよ。ほら股を開いて見せて」


来未が溜息をつきながら言うと、ニューが顔を真っ赤にして涙を流していた。そして、来未は自分の失言に気づいた。だが、もうあとも引けなくなったので、胸を張ってどうにかしようと試みた。するとニューが言ってきた。


「それ・・・なら・・・お願いします。あまり・・・強くしない・・・で・・・くださ・・・い」


ニューは来未にそう言うと前に立って股を開いた。その様子はM字開脚のようだった。来未は平然とした顔で洗い始めた


「実際に洗うとよく分かるよ。すごい漏らしたね」


「んっ!やめ・・・て、もっと優しく・・・」


「えっ?そうか、分かった」


「っ!?・・・ハァハァ、今度は優しすぎ・・・」


「どっちだよ!」


「っ!?ダメっ!あっ、あぁぁぁぁぁ♡」


するとニューはさらに漏らしてしまった。するとミューナが帰ってきた。


「ご主人様、何を・・・してらっしゃるんです・・・か?」


「いや、何でも・・・ない・・・よ」


・・・それから30分がたった。一瞬心を決めた来未だったが、何も起こらなかったのですぐに上がって着替えた。しばらくすると2人も上がってきた。ミューナはニコニコだが、ニューは泣いている。


「ううぇっ、グスっ、おしりが痛いよぉ」


「もう泣くなって、ニューが俺におしっこかけるからだろ」


「でも、あんなに強くおしりペンペンしなくていいじゃん!」


確かに遠目でもニューのおしりが真っ赤だとわかるくらいに赤かった。するとミューナが微笑みながら何かを言ってきた。


「なんだか楽しくていいですね」


「そうだな」


「ところでですがご主人様、これからどうするんですか?」


「そうだな、次の神器のあるところに行こうと思う」


「ねぇ、なんで神器を探すの?」


「言ってなかったっけ?多分いつか勇者と戦うことになるからそれまでに強くならないといけない。だが、先に勇者達に神器を取られると勝てなくなるかもしれない。それだけの力が神器にはある。だから先に見つけて手に入れるんだよ」


「そういえば言ってた気がする・・・。要するに、サモネン王国に対抗するってことでしょ?」


「そういうこと」


「目的もはっきりしたし、次の町・・・いや次の国に行くぞ!次の国は魔法大国マジリカリオンだ!」

読んでいただきありがとうございます

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