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職業オタクの召喚者  作者: 五三竜
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第14話 闇の進化

来未の体が3色に光り出すと3色の球体が来未を軸に回り出した。


「それ・・・は?」


「特訓の時に編み出した技だよ。スキルランに入れなかったけど作ったら1回だけスキル設定しなくても使えるんだよ。ただし、作ってから5分間ね」


(だが、こいつにはこの三属性は効かない。骸骨に冷気はほぼ効かない。あのローブには炎と雷を激減させる能力がある。だから・・・)


「狙うは、ローブだ!」


《フリージング・ブリザード・ゼロ》


骸骨をローブごと凍らせた。すかさず、追撃を食らわせた。


《イフリート・インフェルノ・ゼロ》


「どうだ?」


だが、ダメだった。ローブが少しほつれるくらいだった。


「これでダメかよ。炎と氷の脆性破壊・・・。これで骨ごと壊せると思ったんだけどね」


雷走(らいそう)


「魔法がダメなら、真っ向勝負だな」


来未は剣を構えて骸骨に攻撃をしかけた。・・・そして5分がたった。


「効果がもう切れてしまった・・・」


しばらく相手の攻撃を防いでいるとミューナが泣きながら言ってきた。


「ご主人様!もう逃げましょう!私達では敵いません!ここは1度退いてから・・・」


「・・・大丈夫だよ。手がないことは無いんだ。賭けみたいなものだけど・・・ね」


(俺はこの世界のスキルや魔法の属性がよく分からない。だが、神眼出みたものが俺のやつと違うなら効くかもしれない)


暗黒化(ダークマスター)


「このスキルを進化・・・」


《・・・力の深淵を覗け》


その言葉と同時に来未の纏っていた闇がさらに濃く暗い色に変わった。


「・・・・・・・・・消えろ」


暗黒星雲(ダークネビュラ)!」


そう唱えると骸骨の周りの闇が光出し黒い光となって爆発した。それでもまだ敵は倒れなかった。


「早く死ねよ。・・・・・・・・・殺す!」


「カースソード・レクイエム!」


来未は目にも止まらぬ速さで骸骨に、近づき連続で刀で切り裂いた。


「うぉぉぉぉぉぉ!!!!!」


そしてついに骸骨を倒した。骸骨は塵となってきえ、とにかくでかい魔石を残していった。


「ハァハァ・・・やっと倒したよ。あっ、レベルが3つも上がった」


3人が喜んでいると急に奥のドアが開いた。中を覗いてみると、半分が黒でもう半分が白になっていた。その部屋には白い石像と黒い石像が並んであり真ん中には棺桶の様なものが置いてあった。


「なんだこれは?もしかしてこの中にあるのか?」


「開けてみますか?」


「うそでしょ!?罰当たりすぎるでしょ!」


「そんなこと言ったってこの中にあるみたいだから開けないとダメじゃないですか!」


「でも、もしなかったらどうするのよ!呪われるかもしれないじゃない!」


2人が言い合っているのを横目に迷いなく来未は開けた。


「ちょっと、何してるのよ!」


「うるさい。開けないと話が進まないだろ。もし呪われたら呪ったやつを殺せばいいだろ」


「いや、殺すって言っても死んでるのに・・・」


棺桶の中を見ると、中にミイラがあった。


「うわっ。初めて見たなこれ」


ミイラの包帯を外すと中には人の骨と剣と紙が入っていた。


「よし!神器は手に入れたな。この紙は・・・」


「なんですかこれ?」


「テンプレだね。だいたいこういうのはこの神器を持っていた人の手紙だよ。字が消えているのが普通で読めないんだよな。そして、内容がほとんどこの武器の使い方か、正義のために使ってくれとか悪いことには使わないで欲しいとかなんだよな」


「ご主人様は物知りなんですね」


ミューナが羨望の眼差しで見ている中手紙を読んだ。


「っ!?・・・何だ・・・これ、字は全く消えてないし綺麗に書かれていて読みやすい。しかも、ろくなことが書いてないじゃないか。この部屋にへそくりがあるとか知らねぇよ!」


ミューナとニューが突然の大声に驚いていたが気にせず神器を装備した。すると、2本の剣は来未に共鳴するかのように光だし来未が1番使い易い大きさ、重さになった。


「フッ、武器が俺を認めてくれたってことか。さて、街に戻るぞ」


そう言ってミューナは詠唱を始めた。


読んでいただきありがとうございます。気づいているかもしれませんが、だんだん文字数が増えてきています。これからも少しずつちょうどいい文字数まで増やしていこうと思いますので、楽しく読んでいただけると幸いで。悪いところはご指摘してくださると嬉しいです。

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