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職業オタクの召喚者  作者: 五三竜
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第11話 秘密の特訓

・・・俺は今王都の外にいる。何故ここにいるかだって?それは俺にも分からない。数十分前に王城の衛兵が来たことは覚えているがな・・・。


「何ブツブツ言ってるんですか?ご主人様。王城でどんな事があってもいいように早く強くなるんですよ。ほら、魔物が来ました」


「いや、いきなり言われてもな・・・。うぉっと、あぶねぇあぶねぇ」


来未はよく見て魔物の攻撃を交わすとそのまま後ろから切った。すると魔物は塵となって消えた。すると突然横から話しかけられた。


「すごいじゃない。もうこれで30匹目よこれならかなり強くなってるんじゃない?」


そう、来未達は特訓に来ていたのだ。突然の王城訪問に何も起こらないとは限らない。そう思って3人でレベル上げをしていたのだが・・・


「やっぱり上がらねぇ!でも、ステータスはかなり上がってるんだよな。・・・あっ、スキル増えた」


やはり何匹倒してもレベルが上がらない。だが、ステータスは何故か上がる。来未はこのループにハマっていた。


「レベル上げよりスキル増やした方が良いと思うんだけど、どう思う?」


「そうですね、これだけやってもご主人様のレベルが上がらないので技を増やした方がいいですね」


「でも、ピンチにならないと増えないぞ。普通にありそうなやつなら増やせるけど」


「だから、実践で覚えましょう。私が魔法を放つので避けるか新しいスキルで弾くかして凌いでください」


そう言ってミューナは詠唱を始めた。


「えっ!?ちょっ!まっ!待って、待って!」


「すいません!待てません!」


そしてミューナは魔法を連発してきた。炎や水、風など色々な属性の魔法をランダムで放ち、瞬く間にあたりは地獄絵図となってしまった。


(だあああ、やばいやばい。何とかして避けないと)


すると、魔法が回避不可能なくらい近くに飛んできていた。


(あ、これは無理だぁ〜。避けられない)


・・・だが、魔法は当たらなかった。まさかと思いステータスプレートを見ると、緊急時自動回避スキルが増えていた。


「スキル増えた・・・」


すると、ニューが近寄ってきた。しかも何か嫌な予感がするくらいにやけている。


「良かったじゃない。これで増えるってわかったんだから、じゃんじゃんいくわよ」


(うそ〜〜〜ん!)


・・・それからは更に地獄だった。緊急回避スキルがないととっくに死んでると思えるぐらいだった。だが、新しいスキルを沢山覚えた。


「このスキルは使えるな」


《トライフォース》


すると、炎、水、雷が体にまとわりつき、それぞれの属性の球体が自分の体を回り出した。


「すごいですね、ご主人様。この3属性は一緒に発動出来ないって常識だったんですよ」


「そうなのか・・・。なぁニュー、お前の心眼スキルってどういうものだ?」


「私の?急にどうしたのよ」


「もしかしたらだが、スキルの内容を知っていれば同じやつが出来るんじゃないかって思ってな」


「そういう事ね。心眼スキルは見たい相手の事をなんでも見れるの。少し時間がかかるけど隠蔽は出来ないわ」


「なるほど」


(それなら時間をノータイムで見れる心眼スキルを作れば・・・)


少し経つと頭になたにかがよぎった。


「きた、多分できたぞ」


《神眼》


目を開けるとミューナとニューのステータスが全て見えた。そしてあることに気づいた。


「あれ?俺の神眼と名前違うじゃん。どうして?俺のやつ神の眼って書くのにニューのやつは心の眼って書くんだな」


2人は、驚いて声も出なくなった。


「うそっ!?それって・・・伝説の・・・」

読んでいただきありがとうございます

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