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流血帝国の止血隊  作者: ド・ラキュラ
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若血の学び舎(じゃっけつのまなびや)

我らの世界が電子的にこの世界を発展させていったように世界群の中には、さまざまな方法で文明を築き上げて秩序を維持している世界がある

その中には生きている証となる血に価値を見出し、血を持って相手の血を流す文明を築いた世界があった

<第一幕:学び舎の関門>

赤きサクラが咲き誇り、血沸の季節になった

血液感染病・免疫検査、ブレッドストレスパッチテストなどが行われ、面接室に通された

想像していたよりも大きく真紅の壁に囲まれ、天井のいくつものLED照明が部屋中を照らしていてそれらが一層壁の赤みを誇張していた

「血液配列登録番号は?」

正面から右に二番目の面接官がその右の面接官に聞いていた

恐らくは、彼らは私の先輩となる人たちであろう

聞かれた面接官は資料らしきものを見せていた。

「本組織の希望理由は?」

次は中央の面接官が私に聞いてきた

「当国の治安維持に貢献するためです」

恐らくこの中で一番位が高いであろう面接官なので丁寧に答えた

「それは本組織以外の公血機関でもできただろう?」

「ほかの組織は血の扱いを間違っている。私はそんな他の組織の誤った行動を正したい」

しばらく間をおいて面接官は答えた

「君のような子は珍しくはない。しかしね、そういう子は皆我々教官を裏切って、対立する立場に行きよる。」

そう言って、前の机に置いてあった採血バンドを放り投げてきた。

「今年から採用の方針が変わってね。忠誠を誓うならそれをはめてくれ。裏切らぬように採決後にその血に電磁発火細胞破壊液を混ぜて君に返す。いいね?」

「はい」

うなずいたあと面接官は

「君の筆記・実技試験及び、検査の結果から見てなんら問題はない。おそらく三日後には結果が出されるだろうから待機寮で待機手しておいてくれ」

そういうと、一番左の面接官が採血バンドを私の手首に取り付けて採血をし、必要書類を手渡した

面接室を出た私はひとまずため息を吐いて行き場のない疲労感をとりあえずごまかしておいた

書類の案内の通りに待機寮に付くと、私の部屋に向かった。少々複雑な構造だったから迷ったがなんとかついた。早く休息に付こうと扉を持たれるように押し開けると、私より先に部屋に人がいた。部屋を間違えたかと思ってあやまって出ようとしたとき、

「あなたが私の同居人ですか」

と男が言った。

そこで資料を見てみると、部屋は4人で共有と書いてあった。

個室が欲しいものではあったが三日の辛抱だと思い、とりあえず挨拶だけをすることにした。

「よろしくお願いします。えっと...」

資料を見て名前が書いてないかを確認した。しかしなぜかコードが振ってあるだけで名前が書いてなかった。

とりあえず挨拶しようと

「私、花柳帆潟です。」

と挨拶をした

すると、

「もらったやつの中の赤い紙見てみ」

そういわれて、待機制約と書かれた赤い資料を見てみた。するとそこには、様々な制約の中に待機寮では個人名を使わずにコードを名乗ることと書いてあった

「今のことは黙っとくよ。君のコードは?」

そこで資料を見てみると、"B-99KL"と書いてあった

「B-99KLです」

「B-99KLか、了解。俺はB-98KMだよ」

「よろしくお願いしますB-98KMさん」

「よろしくB-99KL」

滑稽に思える会話を交わし、とりあえず自分のデスクに荷物を置いて改めて資料に目を通した。

あと二人が来るらしいが、どうやら四人部屋の根拠はこの組織の基本行動単位が四人らしい。

あとの二人がどんなメンツか気になるがとりあえずは寝ることにした。

自分のベッドに体を滑り込ませた。少し硬いが、寝る分には申し分ない。

ひとまず今日までで疲労しきった脳を休めるべく目を閉じた。

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