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#9 異世界来ちゃいました ・・・残り**日・・・

一応、異世界篇スタートです!


お楽しみ下さい┏●

自分の部屋より居心地の良い車内で、お菓子とジュースを存分に楽しんでいると、いつの間にか眠ってしまった。

感覚的には、2時間はグダグダと飲み食いしていたと思う。


「そろそろ到着するから食べるのは、またの機会にしとけよ?」


父さんに言われた言葉は覚えている。

でも、そこで意識が眠りに落ちたと思う・・・


*********************


「とうとう行くのか・・・」


「申し訳ない。私は、この子を守らねば。」


「そうか。一族の者には説明したのか?」


「あぁ。結婚には反対されたがな・・・息子だと分かったら快く送り出してくれた。」


「息子か・・・一族の期待を背負わせて、罪悪感は無いか?」


「そこら辺の事も、納得して結婚を決めたんだ。今更何も言うまい。」


誰だよ・・・

この声は・・・父さんと・・・

息子って俺の事か・・・?


「地球に住む者よ・・・いつの日か息子をコチラに連れて来なければならん。その時まで達者で。」


「はい。さぁ行きましょ?()()は緊張するから早く実家に帰りたいわ。」


「肝が据わっておるの。良き妻を貰ったの()()()()()()。」


「サーは止めてくれ。私との仲だろう。」


サー・ウェル?

誰の事なんだ・・・

俺は・・・俺は・・・


*********************


眩しい・・・

熱い・・・


「目を開けたぞ!まだ間に合う!回復術士を呼べ!!」


誰だよウルサイなぁ・・・

あれ・・・体が重たい・・・


()()()()()、その者から離れて下され!」


「イヤッ!ワタシの回復術で充分なの!」


(重たいんだが・・・退いてくれないか・・・)


「え?メンタル・リーディング?」


「さぁ王女!」


どいつもこいつも耳元で大声出して・・・

俺の事も少しは気にしろよな。


「彼の者を癒せ。ハイ・メディック!」


優しくて暖かい光だ・・・

さっきみたいな熱くて、痛々しい感じとは違う・・・


*********************


「うぅん・・・・・・あぁ〜。良く寝たなぁ・・・変な夢を見てたような?」


スッキリした目覚めだ。

大学行く準備しないと・・・


「目が覚めたのね!おはよう!」


・・・ダレヤネン?

ここって俺の部屋のハズ・・・

見た事無い家具しか無い・・・


「ワタシはトウケイ王国、国王の長女ラヴァよ!」


あぁ・・・うん。

多分まだ夢だ。

こうゆう時は、もう1度寝すると目が覚めるって聞いた事がある。


「はいはい。おはよう。そして、おやすみラヴァ。」


ベッドに体を預けると同時に、お腹に激痛が走った。

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