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私的徒然草  作者: 半信半疑
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095 そら に ついて

 空を自由に飛びたい、というのはあの歌の歌詞にもあった。どれくらいの人がそうなのか分からないが、少なくとも私は、空を自由に飛んでみたい。飛行機に乗ったりスカイダイビングのような落下に任せるのではなく、自身の意思で上に行ったり下に行ったりその場にとどまったり、縦横無尽に飛んでみたい。あれ? 前にもこんな話をした気がする。まぁいい。今回は飛ぶことよりも「そら」のことを書こう。


 空は「そら」と読むが、たまに、ずっと上空の方を「そら」と呼ぶことがある。それは宇宙である。空も広大であったが、宇宙となるとその広さは計り知れない。星々のかがやきが美しく、夜などはついつい上を見てしまう。星座の一つ一つを私は詳しく覚えていないのだが、それでもただ眺めているだけで楽しい。自分勝手につなげていって、面白い星座を作った経験はないだろうか? 多分、一度はあると思うのだ。かく言う私も「ソフトクリーム座」を作ったことがある。勘違いしないでほしいが、「ソフトクリーム座」だぞ?


 星空は、遥かな過去に想いを馳せる時間をくれる。織姫と彦星の話は有名だ。今年もすでに、七夕の日は過ぎてしまったが、彼らはきちんと巡り合うことができたのだろうか。七月に入って雨や雷が多く、七夕当日もそんな空模様だったから心配していたのだ。一年に一度会える日というのは、ロマンチックであるけれども、当人たちからしたら嫌なことなのではないだろうか。会えない日もまた熱く燃え上がらせるというが、それにしたって年に一度はねぇ…。余計辛いと思うけれど。


 さて、星空から離れて、空模様のことでも話すか。


 晴れの日の空は、清々しい気分になる。人は暗い場所に居続けると精神を病むらしいから、日光というのは重要な存在である。だから、自然と清々しさを感じるようにできているのかもしれない。精神安定に関係しているから、正の感情を抱くように仕向けられているのかもね。私が一番好きなのは、木の葉を透かして見る日光だ。木の下でふと上を見上げると、やや緑が混じった光が降り注いでくる。そんな時は、落ち着いた気持ちになれる。


 くもりの日も、あんまり嫌いではない。日光が好きといっても限度がある。暑くなると厄介なものに変わるからだ。紫外線のことも気になるが、帽子を被ったとしても光が温めてくるので、体温も上がる。暑いのは苦手だ。だから、夏もちょっと好きじゃない。梅雨のじめじめはもっと好きじゃない。脳が溶ける感じが嫌なのだ。気持ちの良い溶け方ではなくて、何だかべたつく感じがね…。頭も上手く回らないし、暑いとあまり良いことが無い。振りきっちゃうとハイに慣れる季節ではあるのだけれど。でもそう易々とハイになることもできないし、雲で太陽をふさぐのも、たまには必要だろう。


 雨の日は、気分が落ち込む時と上がる時がある。落ち込む時は頭が痛かったりする。外出する必要がある時は、合羽を着る必要があったりして面倒だから、気分が落ち込む。雨具を使っても完全には防げないので濡れる時は濡れる。仕方のないことだとは分かっていても腹立たしい。逆に気分が上がる時は、外に出なくて良かったり雨音が心地良かったりする。傘をさしていて、その中で雨粒が傘に当たる時は何だか楽しくなる。音が大きければ大きいほど愉快な気持ちになる。これが少量の雨粒だと楽しくない。雨の日は特に、雷が鳴ったりする。その時は本当にワクワクしてしまう。自分に当たる可能性があると分かっていても、ワクワクする。何だろう、スリルを楽しんでいるのかな。


 雷だけでなく、台風が来た時もワクワク感がある。これは、学校が休みになることも関係しているかもしれない。まぁ、結局休みになった分、他の日で埋め合わせがあるのだけれど、通常とは違う休みだとテンションが上がる。


 雪の日も、好きではあるんだけれどね。見慣れない白さは目を楽しませてくれる。私は、降り積もった雪より、降り積もろうとしている雪が好きかな。音もなく降ってくる雪を眺めるのは良い。星と似たようなものを感じる。けれど、雪が降るということは寒いということで、あまり寒すぎるのは苦手である。こたつはその分だけ心地良いものになるが、寒すぎるのはちょっと遠慮したい。だが、夏の暑さでやられている身としては、雪が恋しくはある。


 後半は、「天気」と書いて「そら」と読む感じになったが、「天候」とも言うし、「空」に関することではあるので別にいいだろう(そういうことにしておいてください)。

 今日もどこかで誰かが空を見ているんだろう。そう思うと、この空を通じて、見知らぬ誰かと通じている気分になる。実際にはそんな事は無いのかもしれないが、人類が共有できるものって意外と多くないので、今日の私のように、「空」を通じて何かを語りたくなるのかもしれない。

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