094 耳かき に ついて
耳の内部をかくものだから耳かき、ということで間違いはないと思う。分かりやすい名前だ。これほど分かりやすい名前もない。身の回りのものは結構な数存在するから、こうして分かりやすい名前だと覚えやすくていい。たまに、名前を忘れてしまったり、全く知らないこともあるから。まぁ、これは私が忘れっぽいのが原因ではあるが…。いずれにしても、覚えやすい簡単な名前だと、こちらとしても大いに助かる。
耳かきの形状としては、二つに分類されるのだろうか。一つは、内部をかく部分だけが棒の片方に存在するもの。もう一つは、かく部分だけでなく綿毛類が付いているもの。どちらが良いかというのは人それぞれだし、かく部分だけあれば良いという人もいるだろうが、私は綿毛類もついている方が好きだ。いや、好きというか、便利に感じる。やはり、ひっかくだけでは取り除けないものもあると思う。そんな時に綿毛類があれば、その羽毛の如き柔らかさで優しく垢を絡め取ってくれる。
私の家では、昔からこだわりなくどちらのタイプも使っていた。綿毛付きだったり、無かったり。特に定めている独自ルールも無かったので、その都度売られているものを買ってきていたのかもしれない。綿毛類が付いているものが買われた時は、何となく嬉しかった。いや、嬉しさを自覚していたわけではないけれど。とりあえず、綿毛付きがあったら一応耳をかくよね。日に一度はこしょこしょかいて、その度に綿毛で優しく絡め取る。頻繁にやるものだから、すぐに綿毛がへたってしまい、ふんわり感が失われてしまうことが多かったのは良い思い出。
思い出といえば、小さい頃は、自分ではできないので親に耳をかいてもらった記憶が薄らとある。太ももに(どうでもいいが、何で膝枕何だろう。あの部分は太ももだよね?)頭を置きじっとしていると安らぎがあった、と言いたいところだが、最初のうちは少し恐かった。誰かにいじられるというのは、自分の思い通りの状況下ではないし、ミスして耳内部を傷つけられる可能性もある。そういうことが予想されて恐かったのだと思う。その恐怖心もかかれているうちに消えてしまったが。誰しも、経験の無い時の他人耳かきは恐ろしいものだと思う。
成長してから自分でするのが当たり前になったので、他人にしてもらうことは今現在無い。恐らく、多くの人も自分で処理しているだろう。だが、たまには他の人にしてもらいたいという欲求を持つ人がいるかもしれない。そして、そんな人たちのために、この世には「耳かき屋」なるものが存在することを知っているだろうか。私は利用した事は無いが、そういう店があるらしいのだ。地方はどうだか分からないが、ネットを少し歩くと、東京や大阪などにあるみたい。
私は、お金を払ってまで耳をかいてもらう気はしないので、今後も利用しないと思うが、やはり少し気になるところではある。一度くらい行ってみたい気もする。だが、対男性の耳かき店はすぐ見つかるのに、対女性の耳かき店が見つからないのはどういうことだろう。よく探せば見つかるのかもしれないが、先程調べた限りでは見つからなかった。イケメソでないと需要が無いからだろうか。店というからには利益が取れないと営業するわけにもいかないだろうし、需要が無ければ儲からないからする必要性も感じられないのかもしれないな。でも、メイドで耳かきがアリなら、執事で耳かきもアリだと思うんだけれど…。そういえば、メイド喫茶はよく聞くけれど、執事喫茶は聞かないな。…あるんだろうか。
最後は、耳かき本体の話というより耳かき店の話になってしまった。メイドがどうの、執事がどうのという前に、他人に耳かきをしてもらうのが嫌な人には関係のない話だったな。まぁ、興味がある人は行ってみたらいいと思う。そして、私に感想を教えてくれると嬉しい。やっぱり生の声を聞かないとね。自分で行ってみたらよろしいと言われるかもしれないが、お金がね…。耳かきだけでなく色んなことをしてくれるといっても、それに三千四千払うのは少し気が引ける。それだったら、私は本の購入資金に充てたい。皆さんは行きたいと思うだろうか。




