091 気泡緩衝材 に ついて
「気泡緩衝材」といっても、何のことか分からないかもしれない。漢字ばかりだと何だか必殺技みたいだから、その印象に引きずられてしまうのかもしれない。では、「プチプチ」といえば分かるだろうか。そう、商品が傷つかないようにするための、あれだ。あるいは、暇つぶしに指で潰すあれだ。誰しも一度は潰したことがあるだろう。あの感覚は何だか心地良いから。
その「プチプチ」だが、「気泡緩衝材」の他にもいろんな名称がある。「エアーフォームシート」とか「発砲ポリエチレンシート」とか、「エアーキャップ」とか「エアーパッキン」、「ミナパック」、「エアセルマット」、「キャプロン」などなど。こんなに色んな名前があるのに、世間で広まっているのは「プチプチ」ばかり。それが一番分かりやすいからだろうか。「プチプチ」は、潰す時の音から発想を得ている名前だろうが、用途に即した名前という意味では、「気泡緩衝材」が一番的を射ていると思う。物本来の使い方はこちらの方が正しいだろうし、もっと広まっても良いと思う。
とは言っても、「プチプチ」が覇権を握っている一強時代で、「気泡緩衝材」の名を世に知らしめることは言うほど簡単ではない。既に浸透しすぎた「プチプチ」にとって代わることは、容易ではないのだ。空前絶後のブームになるくらい広まらないと、「気泡緩衝材」という名で意味が通じる人は増えないと思う。でも、そのブームも既に通りすぎた後。気泡を潰すおもちゃなどは過去の物。もう一度ブームを起こすことも難しい。今のところは、地道に使い続けることが大切なのかもしれない。そうして、人々の関心をひくのだ。
名前の話は一先ず置いておき、その利用法について話そう。最初に書いたように、この「気泡緩衝材」には二つの用途がある。一つは、商品を傷つかないようにするために巻いたりすること。もう一つは、暇つぶしに指で潰すこと。つまり、緩衝用と解消用、この二つの利用法がある。商品梱包の為に使うことは、特別なことではない。問題は、暇つぶしのストレス解消である。
問題、と言っても悪い意味ではない。遊び心を満たすにはどうすれば良いのかということだ。一つ一つの気泡を丁寧につぶしていくことは、かなりの時間を必要とするから結構な暇つぶしになる。豪快に三個四個まとめて潰すのも爽快感があって気持ち良い。また、ぞうきんを絞る様に捻って潰すのもアリだ。その時は、プチプチというよりもブチブチって感じだが。お好みの方法で潰すのがよかろう。
いろんな気泡緩衝材があるが、中には、封筒にくっついたタイプのものもある。あれは、送る側にとっては新たに買い足す手間が省けるので、歓迎できることである。だが、潰したい側にとっては少し面倒。封筒と分離させなければいけないからだ。くっついたまま手で捻るのもアリだが、それだと気泡が潰れる音だけでなく、封筒がくしゃっとなる音まで生まれてしまう。そんな細かいことまで気にしないという人もいるだろう。私もそのうちの一人だが、こだわる人からしてみれば、私たちの方が邪道なのかもしれない。
第三の利用法も思いつかないし、名前の問題を一気に解決する方法も浮かばない。ポンコツな私の頭では、できることが限られているらしい。ただ、思い付きで考え出したことであるから、時間が足りていないだけかもしれない。もっと時間をかけてみたら、面白い考えが浮かんでくるだろうか。ちょっと疑問に思うが、まぁとりあえず、これからも考えてみようと思う。空いた時間に少しずつ…。先立っての目標は、実物を誰かの前へ出した時に「気泡緩衝材」という名がすぐに出てくるほどになることだな。名前が広まれば、面白い活用方法も生まれるかもしれない。今後に期待。
参考サイト
・正式名称アーカイブス >アーカイブ「商品名?正式名?」>プチプチの正式名称
http://archives.jpn.org/name/133.html
・段ボール屋 >ダンボール用語辞典 >エアーパッキン・プチプチとは ダンボール用語辞典
http://www.danbo-ru.com/dandic/eapakkin.html




