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私的徒然草  作者: 半信半疑
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055 麦茶 及び ビール に ついて

最初は麦茶のことについて書いていたんですよ。

「麦芽」って単語が浮かんで、気づいたらビールも混ざってました。

 夏の暑い日には、よく麦茶を飲んだ記憶がある。今もそうだけれど。

 水出しパックが売られているから、それを使って麦茶を作り、冷蔵庫で冷やしておく。そうして冷やしたものを、暑さで流れた水分を補うように飲むのだ。冷たい麦茶が、ぼんやりとした体に心地良い。ごくごく飲めるのでついつい飲み過ぎてしまうこともあるけれど、飲んでいる最中は、暑さを忘れることができた。


 そういえば、小学生の頃に友達の家の麦茶を飲んだことがあるが、自分の家のものと違う感じがして驚いたなぁ。違いなんてそんなに無いと思うのだけれど、あの差はどうやってできるんだろう。使っているポットの違い? それとも水出しパックをつけておく時間の違いだろうか? 料理ではないけれど、私にとって、麦茶は家庭の味である(使い方を間違えている気がするが…)。


 今日、6月1日は麦茶の日。麦茶の原料となる大麦の収穫が始まる6月、その始めできりが良いからということで1日が記念日になったそうな。麦畑の穂波が揺れる風景は見事なもの。海に面していない土地でも、金色の海が私たちの心を迎え入れてくれる。誰にも邪魔されずにさらさら揺れる穂波を見ていると、まるで海の細波を見ているような心地になり、穏やかになっていく。この時ばかりは田舎に住んでいて良かったと思う。


 ちなみに、麦に関係した言葉で「麦秋」というものがある。これは、「麦にとっては収穫の秋である」ということから。まだ夏の入り口あたりなのに、秋の字を使っていて不思議な感じがする。夏は、「青」という漢字がよく使われている。「青葉闇」や「青嵐」、「青田」なんかがそうだ。その中での「麦秋」は一際目立っていて、そのせいか、逆に覚えやすくもある。麦特有の言葉っていうところも良い。夏というと伸び盛りってイメージがあるだけに、些か早い一生だなと思わなくもないけれど。


「麦で連想するものは」と聞くと、一部の人は「ビール」と答えるかもしれない。残念ながら、私はビールを好んで飲まないので多くは語れないのだけれど、いくつか思い出せることがある。一つは漫画『もやしもん』のビール祭りだ。確か自分たちでビールを作っていた気もするが、詳細を覚えていない。ビール祭りは、主人公達が通う大学で企画された催しで、いろんなビールが紹介されていた。あれを読んでいた時は、本当に美味しそうで困った。一度飲んでみたいと思うものばかりだった。まだ、私の中にはビールに対してネガティブなイメージがあるけれど、いつか私でも好きになれるビールに出会えるんだろうか。苦いのは、苦手だ…。


 気を取り直して二つ目は、『狼と香辛料』である。ライトノベル作品の一つで、結構知っている人もいるんじゃないかな。物語の始めから麦が登場しているので思い出した。ビールについて特別書かれていたところは無かったが、主人公たちが飲むビールがなぜか美味しそうに思えたことは覚えている。…いや、私のことだから、それも想像なのかもしれない。しかし、一仕事終えた後のビールを飲んでいる彼等が羨ましいと思った気がするのだが…。真相を知りたい場合は実際に読んでほしい。ホロという賢狼が非常に可愛いので、それだけでも読む価値はあると思う。


 途中からビールの話になったが、私はごくごく飲める麦茶の方が好きだ。勿論美味しいからというのも理由の一である。別に貶すわけではないが、ビールの苦みは、ちょっと、受け入れ難いのだ…。子ども舌と言われれば認めるしかない。もしかして、甘党であることも関係しているのだろうか? だとしたら一生ビールの美味さを理解できないのだろうか。


「とりあえずビール」という言葉を羨ましく思ったことは何度かあるし、付き合いで何度か飲んだこともあるけれど、ごくごくと飲んだことは、覚えている限りでは、無い。いっそのこと、こっそり麦茶の合言葉にして広めてしまおうか。「とりあえず麦茶」。酒の席で、ふとそんな言葉が聞こえてきたらちょっと面白い(気がするのは私だけだろうな…)。

 見える、見えるぞ。家でくつろぐ親父の像が見える!


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