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私的徒然草  作者: 半信半疑
44/117

044 深夜帯 に ついて

愚痴成分過多。

 夜は、静かだから好きだ。生命の動きが止まったようにひっそりとしている夜は、特に好き。でもこれは、私が田舎に住んでいるから思えることかもしれない。都会の夜は想像することしかできないが、人が密集していると、もぞもぞ蠢いているんでしょう? 夜中はゆっくりひっそりしていればいいのに、騒ぐことなく…、ゆっくりと…。


 しかし、たまには騒いでいいと思う。でも本当に、たまには、だからね? 基本は静かにするものだと思うんですよ。夜中にはじけるなってね。昼間動いているんだから、夜中は体を休めるか、他者に迷惑がかからない程度に騒ぎなさいって思うよ。静かにしつつ騒げって矛盾しているような気もするが。


 田舎の、しかも交通量が少ないところだと何故か、バイクの走りが増す。特に、爆音流しながら走るので、その音が聞こえる度、正直言うと殺意が湧く。こちらを寝かせることなく自分たちは「風になるんだっ」とか思ってるんだろう。ホントもういや。夜食の食べ過ぎで太れ、太り過ぎて動けなくなれ、と呪詛を呟かずにはいられない。でないと発狂しそうになる。あまりにも鬱陶しいから、竹刀持って襲いに行こうかと、何度も思った。


 音を出す乗り物は最低限、周囲に気を配る必要があると思う。昼間でもあまりに騒々しい場合は注意すべきだし、それが夜ともなるとさらなる心配りが必要だと思う。エンジンの駆動音を抑えすぎて、車の接近に気づかず、事故が起こってしまうことも確かにあるかもしれない。だから、最低限の気配りはしてほしい。


 もう一つ気を付けてほしいことがある。深夜番組での食レポだ。あれはあんな時間帯に映すべきものじゃない。よくて午後七時から九時までがタイムリミットだろう。ゴールデンタイムの食レポは唾液を分泌させて、食べたい欲求を増加させるからその後の食事を美味しくしてくれる。けれど深夜帯では、食べるべき時間では無いのに欲求を増幅させてしまう。映像であったとしても食欲は刺激されるのだ。そして、欲望に負けた者たちが空腹を満たすために台所へと向かってしまうのだ…。


 この前、よく眠れなかったからテレビを見ていた。その時に餃子の食レポをしていたんだけれど、それがもう美味しそうで、口の中には次々と唾が溢れてくる。宇都宮餃子を特集していたが、ホントに、焼き色からタレ、割って出てくる肉汁たちが魅了してくるので、大変だった。スープ餃子のようなものもあって、寝る前に見るべきものではないなと思った。画面の中のものが口に入った時のことを想像するだけで、もう、ね。辛抱堪りません。


 確かに深夜はお腹が空いてしまう時間帯だ。夜ご飯を七時くらいに済ませてしまうと、日付が変わる頃にはもう、お腹が減ってしまうよね。そんな時、視界に食べ物を入れると空腹が加速する。加速して加速して、気づけば口元には…、なんてね。私の場合は、夕飯以降食べ物を取らないのが家の基本にして原則だったから、夜食は食べなかった。今でもそれは守られている。けれど、一度手を出せばそのままずるずると食べてしまいそうだな。欲望には弱いから。


 深夜帯は、皆寝静まるから、情報量も少なくなる。そんな中で発せられる情報は、嫌でも目立ってしまうことだろう。バイクにしろ、夜食にしろ、それは同じこと。目立ちすぎる情報は、人々を妨害あるいは誘惑してくる。できることなら静かに過ごしたいものだ。


 あぁ、しかし。深夜にしか出会うことのできないものっていうのもあると思うから、たまになら夜更かししても問題ないんじゃないかな。安眠妨害するようなものは勘弁してほしいけれど。家の近所では、ごくまれに犬の鳴き声が聞こえる。微かな鳴き声で、奴も寂しいんだろうか、なんて思ったり思わなかったり。

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