042 造語 に ついて
文字通り、造られた語(言葉)であるところの造語。私の表面的な認識、つまりイメージでは、「世間的に認められてはいないが、個人で勝手に造って使用している言葉」であった。これは、世に広まってそれなりに認知されている言葉は「造語」というイメージが薄い、という私の勝手な捉え方だ。
「インディーズで頑張っていた」バンドと、「メジャーデビューした」バンドはまた違うものに見えたりするようなものだ。いや、この表現は何か違うな。本屋で買った好みの一冊(マイナーな部類)が、その後記録的なヒットを見せるみたいな感じ? 全然上手く言えてないな…。
結局、造語であることは変わりないのに、別の要素がその考えを邪魔してくるから、変な考え方をしてしまうのだろう。いくら手垢に塗れていようとも、造語は造語である。
まぁ、たとえの話はこれくらいにして。
私の考えは特殊な感じがするので、辞書から引用して、きちんとした説明を載せよう。
◯造語
(新しい事物・概念に対応し)既知の単語・造語成分を組み合わせて新しい複合語を作ること。また、そのもの。例、戦争犯罪人・情報化時代。
◯-成分
その複合語を構成する、上位・下位の部分。例、「相互」における「相」と「互」など。
※出典:『新明解国語辞典 第六版』 ・「造語成分」については必要と判断したので、加えて引用した。
以上が造語の項目にあった説明文である。しかし、やはり世間的に広く認知されているかどうかは関係なかった。良い機会だからしっかり覚えておこう。新たに「造語成分」なる言葉も知ったので、セットで合わせて覚えるとさらにお得であることは間違いない。
話を変えよう。言葉の正確な意味は分かったが、では、世間にあまねく存在する造語には、いったいどんなものがあるのか。いくつか調べてみたので順に見ていこう。
まず一つ目は、「逆ギレ」。「逆」と「キレる」を複合させたものだろう。(全国的な)初出は、芸人であるダウンタウンの松本さんと浜田さんのトークらしい。「キレる」も「怒る」と似た意味であると広まっているからこそ、こういう言葉が出てくるに違いない。「怒る」という言葉に方向性を与えた結果だと思う。
二つ目は、「クソゲー」。ちょっと下品な表現だ。語の前部分が主な原因だろう。つまらなかったり、面白くなかったりするゲームのことを指す言葉だが、近年はクソゲーと評価されることによって日の目を見ることも。マイナス面が逆にプラスに反転することもあると、私たちを鼓舞してくれているようだ。中にはバグが多すぎて本当にクソみたいなものもある。ストーリー上、明らかに矛盾した言葉があったりもする。音声素材が十にも満たないものも…。
そして、そんなクソゲーを率先してプレイする猛者たちもいるらしい。某大型動画投稿サイトに「KOTY」というものについて語っている動画があるので、気になった方はぜひ。
三つ目は、「社畜」。よくよく考えると、これほど酷い言葉も無い。「会社」と「家畜」を合わせた造語らしいが、それにしても「家畜」って…。もはや人とみなしていないところが酷すぎる。混ぜるな危険の一例だと思う。「企業戦士」の方がまだ優しい表現だったんだな。こっちの方は最低限「人」だからね。
世間ではなく自分のことを振り返ってみると、私も詩の中で造語を使っていたことを思い出した。昨日見直した『si』の「愛刻」もそうだし、他には『siki』の「ネットサーファー」も造語になるんじゃないかな。まだまだあった気もするけれど、私は詩の中で割と造語を使う方だ。イメージを固定させない為に使ったり、逆に印象付けるために使ったりしているような気がする。
造語を使う時、私の場合は少しだけ補足をつける(こともある)けれど、他の人はどうなんだろう。ぱっと見で理解できる言葉なら必要ないのだろうが、難解なものならば補足した方が良いよね? でも、無い方が想像の幅が広がる気がする。多少はどこかで説明すべきだとは思うけれどね。
新しく作られた言葉が、翌日には常識の如く使われることもある世の中だ(別テーマで書いた気もするが)。新しい造語を作って、それを主張すれば最初の人物として目立つことができるかもしれない。お暇な時間があったら、挑戦してみてはどうだろう。新しい常識を考えるって、意外と面白いですよ。
参考サイト
・NAVERまとめ-流行語・新語・俗語・造語・名言【言葉の発祥雑学】流行らせた芸能人・有名人まとめ の項
https://matome.naver.jp/odai/2138913443457141601




