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私的徒然草  作者: 半信半疑
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038 シャーペン に ついて

 それを初めて手に取ったのは小学校中学年の頃だった。きっかけは忘れたが、上級生がこっそり持っていたシャープペンシルを触らせてくれたのである。「シャーペン」という言葉の響きは、何だか大人の香りがした。材質はプラスチックだったから、いつも使っている鉛筆と比べて、カッコいいと思ったものだ。当時、シャーペンは使用を禁止されていたので、その分、憧れが芽生えたのかもしれない。人間、抑制されるとより求めてしまうものだよ。


 何故、禁止だったのか。理由はよく覚えていない。筆圧がどうとか聞いた気がする。しかし、それは鉛筆にも言えることだし、大人の都合のようにも思えてならなかった。今時のシャーペンは、持つ部分が工夫されていて疲れにくいと聞く。鉛筆縛りは無くなっているのだろうか。


 私がシャーペンを使い始めたのは中学に上がってからだ。「シャーペン解禁」を機に、私の周りでも皆シャーペンを使い始めていた。堂々とシャーペンを使うことができるようになって嬉しかったことを覚えている。


 鉛筆の存在は時の彼方に忘れ去られていた。使っていた人はいなかったんじゃないかな。小学生の頃はあんなにお世話になったのに、年を経ると全く使わなくなるなんて、薄情な奴だなと思わなくもなかったけれど、そうは言っても皆、シャーペンを使いたかったのである。


 一番最初に使っていたのは、振ると芯が出てくるシャーペンだった。ノックボタン(?)の部分を押すよりも簡単に芯を出すことができる。しかし、授業中にシャカシャカ鳴らすのはちょっとうるさかったかもしれない。青色の奴で、持ち手の部分がぷよぷよのシリコンみたいなもの。書き心地も良くて結構使っていた。少し太めの形状は持ちやすさを追求した結果だったのだろうか。


 二番目に使い始めたのは、クルトガのシャープペンだ。これもまた青色。しかし、振りシャー(省略名称)とは違って形状も細い。何より、振らずとも勝手に芯が出てくるのである。まさに手間いらず。シャカシャカと音を鳴らすことでうるさくすることもない、画期的なつくりである。しかも、先端が常に尖り続けることで書きやすさを失わない親切設計。向きを変えることなく尖るので、握りなおすストレスも軽減するなど、良いこと尽くし。友達もクルトガ使用者が多かった。


 この時使っていたシャーペンは、高校に上がってからも使い続けていた。新しいシャーペンを買う気にはならなかった。気が引けたというより、現状で満足していたから。まぁ、お金を使うのはもったいなかったというのもある。周りが色んなシャーペンを使っていたことは、特に気にならなかった。文房具に金をかけるより、本に金をかけるタイプであったことも理由の一つだろう。


 書いていて気づいたんだけれど、私が使用する物、青色ばっかだわ。赤色とか派手な色はちょっと苦手。服も赤とか滅多に着ない。色による癒しを意識せずに求めていたのかもしれない。黄色はギリギリ可だ。けれど、鮮烈すぎると、ちょっと、ねぇ。ぽやんとふやけているのが良いな。


 シャーペンは、手に握って使うので、より自分に近い感じがする。それを言ったら服の方が近い気もするが…。シャーペンは動かそうとすると自分の意思に沿って動くから、「手」や「足」のような感覚、それに近い(シャーペンは私の一部です)。


 最近は、シャーペンから離れてボールペンばかりを使っている。

 長年使っていた奴が壊れてしまってね。彼とも長い付き合いだった。五年くらいかな。


 ボールペンは、シャーペンよりもちょっと滑らかな書き心地。0.7㎜のちょっと太いものも好きだが、0.38㎜の極細タイプも良い。極細はジェットストリームのボールペンだ。さらさら書ける、ストレスフリー。百均で買った太いボールペンも良いんだが、どっちかというと極細の方が好きかもしれない。


 今回書いていると、最近はやっているシャーペンも使いたくなってきた。たまにはシャーペンも使ってみようかな。あぁでも、やっぱり、そんなに金はかけたくないな。リーズナブルな値段で、使いやすい奴にしよう。

 購入して使い心地を試したら、またエッセイにしてみようと思う。

 今回とは違った感想が出てくるかもね。



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