030 書き順 に ついて
平仮名やカタカナ、それに漢字は、小学校から本格的に学ぶわけだけれども、その際に必ずと言っていいほど「正しい書き順で書きましょう」と言われた。
覚えているだろうか、書き順が書かれた漢字ドリルを。
丁寧に一画目から書かれていて、最後は自分で全部書きましょうとなっていた奴だ。漢字ドリルを漢字学習帳に◯ページ書いてこいと宿題に出されたことはないだろうか。あるいは、忘れ物をした罰として書かされたこともあるかもしれない。
そうやって、何度も何度も書いて覚える作業をした経験は、皆あるだろう。字というのはややこしいもので、書き順通りに書かなければいけない。いけないが、勘違いして覚えていた字も、時にはある。私もいくつかあるので紹介しておこう。自分の経験と照らし合わせてみると面白いかもしれん。
まず一つ目は、「書」である。初歩の初歩だ。何故勘違いしていたのかは分からない。そちらの方が書きやすかったんだろうか。本来の書き順では、「日」の上の部分において、全体を貫く縦棒以外を全て書いてから最後に刺し貫くのだが、私の場合は途中で貫いていた。謎だ。ところで、今気づいたのだが、パソコンの画面上で表示される「書」という字は横棒が一本足りないのだな。初めて知った。加えたら、字が潰れて読めなくなってしまうからだろう。
二つ目は、「龍」だ。右側部分に注目してほしい。「乚」の所に三本横棒があるのが分かるだろうか。私は勘違いしていて、二本しか書いていなかった。しかし、こちらも三本書くと「書」みたいに潰れて見えそうだが、そうではないようだ。ちなみに、この「龍」には異体字が存在するらしいので、気になった方は調べてみるといいかもしれない。たまに、名前に使われる人も見かけるので、注意しないといけないな。
漢字の三個目は、「上」である。単純にしてシンプル(言いたかっただけ)。まさに初歩の初歩。「書」よりも簡単なうえ、小学校一年生の段階で習う漢字だ。字の成り立ちについては、一年生に教えるべきではない内容だが…。さて、一画目はどれでしょうか。まぁ選択肢は二つしかないけれど。横棒と縦棒、どちらでしょう。
……、正解は…、
縦棒でした!
正解できただろうか。縦棒からはじまり、横二本を追加するのだね。
まさに、「上」からはじまる書き順。
おまけとして、ついでに、よく混同しやすい「右」と「左」の書き順について書いておく。覚え方は色々あると思うけれど、よく混同する方は、私の覚え方を参考にしてみるといいかもしれない。覚え方は簡単だ。最初の一画が重要。「上」と同じように覚えると良い。「右」は右から左に払うような一画、「左」は左から右へ横棒を書くような一画である。「右」は右から、「左」は左からで記憶に残しておくと一画目を迷わずに済む。
漢字ばかりでは、寂しいのでカタカナからも一つ。
「ヒ」ってあるけれど、どちらが一画目で、どのように書くか、覚えている方はいるだろうか。正しくはあの斜めに刺さっている奴が一画目だ。しかも左から右へ。私は右から書いていた。習字の時間があって、改めて覚えたつもりだったが、先程まで再度勘違いしていた。今度こそきちんと覚えようと思う。
こうして、勘違いして覚えていた字について正しい書き順を確認してきたけれど、そもそも何のために書き順があるのだろう。いや、結構な頻度で先生に言われたから覚えてはいるのだけれどね。つまり、書き順は字を綺麗に美しく書く為の方法だというのだ。書き順通りに書くと、筆順の流れを意識することができ、それが結果的に美しい文字へとつながる。
が、小学生なんかは割と書きやすさを優先させてしまうから、間違って覚えてしまうこともある。何度も書く学習に飽きてしまうことも要因の一つかもしれない。それならば、一度で完全に覚えられるように、知識やコツとともに学ぶべきだな、とか何とか考えた。
パソコンで文字を打ち込むのに慣れてしまって、書き順を忘れている方もいるだろう。
ここいらで一度、学びなおしてみるのもいいかもしれない。新たな発見があるかも、ね。




