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私的徒然草  作者: 半信半疑
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015 物欲 に ついて

 あれが欲しいこれが欲しいと、ついつい物欲が高まってしまうことがある。その時は、すごく欲しくて手元に置いておきたいのだけれど、少し経ってから考えてみると、そんなに欲しくないなと思っている自分に気づく。あんなに欲しがっていたのに、何でだろうと毎度思う。


 物欲というのは、お財布に対して優しくない。お金と等価交換なので、買う端からお金が減っていく。そして気づく。金が無い、と。何という自業自得。買うと減る。自明の理じゃあないか。分かりきったことじゃあないか。何で使ってしまうんだ。


 経済をまわすため? それを理由に散財するのか。自分よりも社会を優先させるという志は評価しよう。しかし、それは優先できるほどの余裕があった場合の話だ。余裕が無ければ非常に滑稽である。


 そもそも物欲とは何か? 

 言葉通りに捉えるならば、「物を欲する欲求」であるだろうけれども。

 実際に辞書で調べよう。



・ぶつよく【物欲】

 金銭や品物に対する所有欲。(表記)「物(慾)」とも書く。

※出典:『新明解国語辞典』第六版


・ぶつ よく [0] 【物欲】

金銭や品物に対する欲望。財物に対する執着。 「 -にとらわれる」

※出典:weblio辞書



 二つの辞書から引用した。最初に見たのはweblio辞書の方だが、私はそこに書かれていた「執着」という言葉に引っかかりを覚えたので、新明解の方も調べた。

 ちなみに、「執着」も新明解で引いてみた。



・しゅうちゃく【執着】

 その事ばかり心に思い、忘れられないこと。しゅうじゃく。「―心」

※出典:『新明解国語辞典』第六版


・しゅう ちゃく しふ- [0] 【執着】

( 名 ) スル

〔古くは「しゅうぢゃく」〕

 ある物事に強く心がひかれること。心がとらわれて,思いきれないこと。

「物事に-するたちだ」「 -心」 → 執心(補説欄)

※出典:weblio辞書 補説欄は無視した。



 weblio辞書の方は「思いきれないこと」って何だかはっきりとしない感じで書かれていて好きじゃない。辞書ならもう少し、読み手に優しい物であってほしい(などと思った。遊びは要らない。意味がきちんと伝わる、優しい表現にしてほしい)。


 それと、『執着』は欲求なのか、疑問に思う。『執着』が「ある物事に強く心がひかれること」ならば、欲求でなくてもいいのではないか? 


「執着」は「欲する気持ち」というよりも「ひかれた・魅了された状態」を指しているように思われる。

 この部分に違和感があるので、weblio辞書の方ではなく、新明解の方を優先使用。

 新明解では、語句の説明に『所有欲』とある。やはり、手元に置いておきたい欲求なのかもしれないな。


 最近では、『物欲センサー』などという、ナウでヤングな言葉も登場してきた(ごめんなさい)。まぁ、オンラインゲームや家庭用ゲーム機等に限定されたものと言う感じがする。いや、もっと広まっているのだろうか。「手に入れる際、運に左右される」、そんな時に使われそう。


 縁日でくじがあったら、思わず引きたくならない? 店先に置いてある景品の姿に魅了され、ついついやってしまったりとか、経験あるのでは? たとえ箱の中に当たりが、一等が無かったとしても、もしかしたら当たるかもしれないという執着が、くじを引かせる。そして、結局外れてゴミみたいな奴を渡されるというね。あれ、地味に悲しくなる…。

(ちょっと、例が合っていないような気もするけれど)。


 そういえば、某ユーチューバ―の人が縁日のくじの闇を暴きましたね。あの時出てきたおっさん、怖かったな、よくやったもんだよ。あれ見ていて思ったのは、「景品の管理、雑だな」ってことです。雇われで店にいたとしても、景品の個数をしっかり管理していないとか、商売としてやっていけないだろうに。ねぇ。


 まぁ、この話は脇に寄せて。

 

 この欲求を封じ込める為には強固な精神力が求められる。それはもう修行僧の如く、堅い堅い精神が必要なのだ。それほど、『物欲』というのはおそろしいものなのである。

 そしてこれは、日常的に出会う問題だ。異世界の出来事ではない。


 皆さんも『物欲』にはご注意を。

(私? 私はもう、あれだよ。あれ。言わせんな。察しろ…)



一番面白かったのは、『ニコニコ大百科(仮)』の説明欄かもしれない。

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